ななみんってどんな人? 前編
隠れマグマと言われる大学生
メディアを学び、記者を目指す大学3年生。
小中高生の居場所づくりと体験・実践ベースの学びをつくりたいと思って、活動もいろいろと。
そして、コーヒーと音楽が好きで、最近パンやスイーツづくりに目覚めてる。
おとなしい静かな女の子。大抵の人が最初に抱く印象だ。
けれど、出会って5分から10分くらいで少しずつ気づき始める。めっちゃ熱くてめっちゃアクティブやんって。
それから次にこう思うそう。
「どこからそんなエネルギーは出てくるの?」
「どうしてそんなに熱い想いを持って活動しているの?」
少し長くなるかもしれないけれど、ここから少しずつ
幼少期から振り返ってみよう。
自分の身は自分で守らないといけないと悟った幼稚園時代
どんな幼稚園生活を過ごしていたらこんなことを5歳で思うのよってツッコミたくなるかもしれない。
当時の私にとって、幼稚園の先生は頼れる大人ではなかった。むしろ、先生に頼る方が良くない方向にいく。
あれは、お遊戯会の練習の時だった。かわいい傘、おしゃれな扇子、ボールなどを持って踊る感じの、幼稚園生らしいかわいい会のはずが。
女の子たちの中で、傘を持ちたい子でピリピリし始め、なんやかんやあって決まったはいいものの・・・
練習後、トラブルが起きた。
傘を持てず、扇子になった子が、私の目を目がけてセンスを振り回してきたのだ。その扇子をもろに食らってしまった私の瞼からは血が出ていた。
5歳の私は、すぐに先生の元へ行き、痛いと伝えた。
どう血を止めて、処置すればいいかわからなかったから。
そんな私を横目に先生は言い放った。
「ハンカチ濡らして押さえとけば大丈夫よ。そんなことで泣かないの」
それを聞いた時に私の中の何かがふっと落ちた感じがして。
「大人に頼っても何も解決しない。自分の身は自分で守ろう」
私の中で幼稚園は第一次暗黒期だった。
そんな私が小学生になると・・・
学校というものに反抗心高めだった小学生
周りの環境、大人、学校そのもの、授業のやり方、そのすべてに反抗心を抱いて、立ち向かうようになっていた。
簡単に言えば、尖りまくってたのだ。
先生の言うことにとにかく歯向かい、クラスメイトがどれを選ぼうと、自分の進みたい方向に進み、授業では先生の進めるスピードを無視して、自分のペースでガンガンに進み…
結果、通信簿に「集団行動に難あり」と書かれていて。
それを見た私も母も、「上等!」って言ってたけど笑
何を言われようが我が道を行こうと足掻き、自分の思う、考える道を正解にしたくてもがいていた。
“みんなで一緒に足並み揃えて” “この学年ならできて当たり前”
それが心の底から嫌だった。
クラスメイトやグループ内の意向に有無を言わさず、合わせなきゃいけないのが嫌だった。
グループに属さず、誰にもおもねらず、妥協しちゃいけないと思うところでは真正面からぶつかる。
反発して、どうにもならないことに唇噛み締めて、
学校教育に対して歯向かい続けてたなぁ。
今思えばかわいいものだけど、その当時は必死で。
安心できる居場所が欲しかった中学生時代
抗い続けた6年間。それに終止符が打たれたのは中学1、2年生の頃。
きっとこれが第二次暗黒期であり、私の原点となる2年間なんだと思う。
管弦楽部に入った私は、バイオリンを志望。
未経験の状態でついていくにはそれ相応の覚悟と努力が必要だった。
それは全く苦じゃなくて、朝、昼、通学してる時、お風呂の中、いつでも頭の中も手もバイオリンだった。
それは、ひとえに好きだったから。そして、オケに自分の音が乗って、ハーモニーの中にたゆたえる、そんな夢を見て。
けれど、その夢は叶わずに終わる。
入部して半年経った頃から、人間関係に悩むようになり、それは日に日に悪化していった。
2年の秋頃には、オケの音が不協和音になって、音を聞くことすらも辛い日々が続く。
ある日ついにプツンと糸が切れてしまった。
何も感じなくなって、力が入らなくなって、それでもなんとか学校に行って、、、でもやっぱり辛くて休んで。
日々生きることが精一杯だった半年間。
家でさえも同じような状況。祖母との確執で、私と母が限界を迎えていた。
家でも学校でも気を張り続けているせいで、いつどんな時でも怖くて怖くて仕方なくて、休まる時がない。
泣きたかった。聞いて欲しかった。
何も考えず、怯えず、ほっとする、一息つける場所が欲しかった。
いろんなところにそんな場所を求めたけれど、身近にはなかった。
もしあの時誰かに相談できていたら。
もしあの時誰かが手を差し伸べてくれたら。
もしあの時誰かがそっと抱きしめてくれたら。
私はここまで危ないラインまで行かずに済んだんじゃないか。
あと一歩でいつでも越えられた、決して越えてはいけないライン。何度も踏み出しかけた。
そうなる前に、1人じゃないよ、泣いてもいいんだよって抱きしめることができたら。
早い段階でちゃんと話せるように、感情を押し殺さずに済むように、ほっとできる居場所をつくりたい。
私の原点はきっとここなんだと思う。
そして、中三の夏、どん底まで行った私に、人生を変える出会いが訪れる。
後半に続く。
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