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閑散たる 駐車場 夏椿

これは酔い覚ましの水道水をIKEAのでっかいグラスで飲みつつしたためている駄文。
深夜1時47分の哀れな残滓を書き集めた愚にもつかない戯言。
多分最後まで読んだところであなたにとって一銭の足しにもならないけど、眠れぬ夜のお供に、持て余した昼のお供にどうぞ。

…やはり読み手の状況を考えないと筆が乗らないのは文字書きの残党たる所以なのかしら。

今日は色々なことを考えた。
全部をだらだらと気の向くままに書き連ねらかったけど、何が何だか分からないと思うので目次を書いてみる。

・高校の同級生Aに子供が出来た。
・高校の同級生Bが引っ越すかもしれない。
・自分の行く末を考えてみた。
・そんなことを考えながら帰る道すがら聞くK-POPは実は染みる。

別にクリックしたからと言ってその項に飛ぶわけではない。私は酔っているから。
じゃあいってみよう。


・高校の同級生Aに子供が出来た。

同級生5人が集まった飲みの席でご報告を食らった。めちゃくちゃ目出度い。目が飛び出るほど目出度い。
初孫ってこんな感じかな。いや、違うか。私は未婚だ。

同級生の子供は初めてじゃない。他の幼馴染にはもう小学校に上がろうかという子がいるし、別の同級生にはメーカーまで聞いて大きなパックのオムツを贈った。
しかし、予定日まで直に聞くのは初めてのパターン。

まあ正直こんなnoteをわざわざ見もしないと思うので単刀直入に書くが、所謂「デキ婚」。今風に言えば「授かり婚」だ。
(私は友人本人にこのnoteの内容を一字一句漏らさず伝えられる自信があるのでこのように書き記す。少しでも後ろめたさがあるのであれば、陰口になりかねないのでお勧めしない。)

そうか、と思う反面、そうだよな、とも思ってる。
友人の場合彼氏がだいぶ年上なので、男性側からしてみたら結婚出来る良いチャンスなのかも。これは下世話だけれど事実。
友人には後悔も何も無いようだ。元から感情の起伏は少なく妙なところで冷静だった彼女は、私たちがやんや言う前に腹を決めていたのだろう。
今はただ小さな命がお目見えするのを今か今かと待ちわびるばかり。


・高校の同級生Bが引っ越すかもしれない。

とんでもない大事件だ。
馬鹿な(好きではない言葉だが何とも適切に言い表しているため採用)同級生は私を含めて全部で7人。
内2人は数年前に結婚して関東へ。地元に残ったうちの一人が上記の通りおめでたいことに。そしてもう一人がまもなく隣県へ引っ越すかもしれないという。

彼氏の地元の近くに行くのだろう。彼女の方が稼ぎがあるが、それとこれとは違う、ということだろうか。腑に落ちぬ。
本日の食事会(普通に飲み)(おめでたの彼女はノンアルを飲み少しだけ早く帰宅)の最後にそう言い残された我々3人(読みながら頑張って人数計算してくれ)は地元駅に戻り二次会を開いた。

その子が隣県に行くというのは我々にとっては大きな痛手だ。だって寂しいもん。
結婚した二人は仕方ないかなって思った。寂しいけどね。
ごめんね、気分は一生馬鹿な女子高生なんだ。学祭準備しながらガランとした教室でアイス食べてたあの頃のままなんだ。寂しいもんは寂しいだろ。

そんな感情論のすぐ隣でふつふつと芽生える「ここでも女が苦労しなくちゃいけないのか」という思い。
いや、分かってんのよ。女じゃない奴はだいたい男だし、男じゃない奴はだいたい女。「女ばっかり!」を正しまくったら「男ばっかり!」になっちゃうことも。全部分かってる。
分かってるけど、「理解」と「悔しさ」が別なことも知ってる。

そりゃ全国大会で優勝できるのは1校だけだって「理解」してても、負けたら「悔しい」でしょうよ。そういうこと。
今は多数派少数派だとか、オトコだとかオンナだとか、そんなこと抜きにして悔しい。
「あんなに地元で頑張っててウチらみんなが大好きなアイツが男の意向だけで転勤とかすんのかよ!」って叫びたい。ぶっちゃけ二次会で叫んでた。
なんだか、世の中上手くいかねぇな、と思う。
この帳尻って誰が合わせてんの?って思う。

ほんとこういう話について考え込むと気持ちが17歳になる。良いのかもしれないけど、良くはないことも分かってる。
分かってばっかで何も進まないのが悪いところだってことも分かってる。
ほらね。

本人たちがめちゃくちゃ話し合って喧嘩して譲歩して決めたことなら文句はないけど、あんな未練ありそうな口調で告げられたらこっちだって勝手に心残りするでしょうよ。
と、本人には言えずにもだもだ喋る深夜の居酒屋。大学生みたいなことしてるのに中身が成長しすぎてて笑えないよね。


・自分の行く末を考えてみた。

おいおい自分はどうなの?問題。
私は当分結婚はしないんだろうな。なんて考えてた。

今日の二次会の盛り上がりポイントは他にもあって、概ね「年下は良いよ」って話。これもこれで下世話~。
年上に夢を見る年齢は過ぎてしまったということで、一つ。(ポン)

過去の自分の恋愛(?)遍歴を見るに、同い年か年上しかいなかった。年下と恋愛する機会ってなかったな、と思った。
正直(恋愛を)するなら今なんだろうけど、いかんせんリアルが充実しまくってしまっている。

おもろいことやものを共有できる友人はいる。新しいことを学べる同志もいる。なんだかんだ愚痴れる相手もいるし、遊びにいくにも旅行にいくにも困っていない。
そして総じてそういう人たちは(韻を踏んだ訳じゃナイヨ)私の気分一つによって私をそっと放っておいてくれる。

「ややや、恋愛ってそうじゃないぜ、それだけじゃないぜ」って頭の中の何かが呼び掛けてくるんだけど、素敵なアイやコイを呼び覚ます熱量って私の中に入れる場所あんのかな?と思うのだ。現状、なさげ。

楽しいんだろうけどなー、恋愛!確か楽しかったよ。
でも私、多分引くほど長生きするから、まだまだ遊べるぜ?自分のことを「前世の何らかの罰として、諸々小さな苦しみを抱えつつ長生きしなきゃならない宇宙人」だと思ってるから。
もしかしたら70歳くらいになってから25歳くらいの子とよろしくやってるかもしれん。
それはそれでいっか。とも思う。


・そんなことを考えながら帰る道すがら聞くK-POPは実は染みる。

ここが書きたくて筆を執ったのにもう一時間も経ってしまった。普通に寝たい。

こんな気持ちをぐるぐるもだもだと抱えながら聴いた曲は、NCT127の「Love Me Now」と「Love Song」。
図らずも「恋に後悔」し「恋を楽しむ」曲だった。

私ここ二日くらいで一気にドヨンくんの声に落ちたんだけど。
その話は今度するとして。

この2曲はアルバム「Neo Zone The Final Round」の12曲目と13曲目。
雨が降ってるあの頃に戻って僕をまた好きになって、と切なく歌う「Love Me Now」。
雨の日に大好きな人と相合傘したら嬉しくて浮かれちゃう「Love Song」。

解釈の順番によってはどえらい悲恋になっちまうけど、色々と浅い私にとってはどっちも大好きなだけの曲。

熱い感情を持て余せる若い時分も、手の中が空っぽに感じてしまう今の自分も、どちらもきっと大切な一つのピースなのだな、なんて。


はい、感傷に浸るの終わり。
こんな駄文の終わりにくっつけただけなんて悲しすぎるから、彼らのタグはつけないでおきます。

着替えて寝るべし。朝が来たら、また生きていくよ。
よろしくね。

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