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野球用語:「肩が開く」「早く開く」

またまた、ご質問にお答えします。

よく、野球の世界では、「体が早くひらくといけない」。これ正しいようだけども、宮川理論では、体の開きが早いのではなく、肩の開きがはやいのでもない。

正しくは、投手なら「投げる腕が遅れている」
     打者なら「バットのグリップが遅れている」

と、教えている。つまり、開いて見えたのは、あくまで腕やバットが遅れているからであって、決して開くことが悪いわけではない。

なぜなら、投手にしても、打者にしても、最終的には開かないと投げられないし、スイングすることもできないからである。

極端に言えば、これまでの野球界が信じている。「腰・下半身が重要」という考えだ。もちろん、間違ってはいないけども、腰、下半身の強化が重要だと考えるから、冬場に長距離を走らせたり、腰からリードしろ。みたいな指導がされていると思うのだ。

これは、やはり、野球界というよりも、日本のスポーツ界の闇だといっても過言ではないように思う。

私も、今の宮川理論にたどり着くまでは、そう考えていた。(笑)

しかし、結局、腰や下半身至上主義では、多くの選手を救えないことがわかったのだ。私たち野球人は、サッカー選手ではないので、足技は必要ない。また、相撲のようにぶつかるわけではないので、踏ん張る必要もない。

誤解を恐れずに言わせていただければ、一度、上半身に目を向けてもらいたい。極論から言えば、下半身と上半身骨盤で半分に切断したら、上半身の方が重たいわけで。また、常に手を使うのが、私たち人類の進化であるわけで。動物の世界でも人間より早く走ることができる犬やチーターもそうだけども、腹筋はないに等しい。

このように、考えていくとより、見えないものが見えてくるように思う。

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