8/10

たまにみる顔と朝の陽射しと、朝ごはん。テレビがだらーっと流れてて、とても落ち着く。
鬱くらいがちょーどいい。話すとやかましいから、鬱くらいがちょーどいい。話さなくていいのが幸せと分かるまでに時間がかかった。
父親がいる時は音を立てないように暮らし、父親が外へ出ると、暗い家族の空気に対し、反動からか快活に振る舞っていた。母や姉が笑うのが嬉しかった。ただ殴られてもいたが、だからこそ、笑わせたかった。ご機嫌取り、みたいな部分もあった。静かなことが落ち着き安心するなんて知らなかった。安心しているからこそ静かなんだ。


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