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2月8日

今日から卒展開始。荻須美術館で12日までの5日間。
設営だけして帰るつもりでしたが、少しその場に残り反応を見ることにした。
少しずつお客さんが入ってくる。どんな感想が出てくるのか、ワクワクと緊張が入り乱れる。
入口すぐ、目立つところ。
気がつけば3時間その場にいた。そして僕の展示に立ち止まった人はほんの数人だった。
無名の大学、たかが学生、たかが自分。写真集も読んでもらうことすらされない。これが現実か、と我に返った。当たり前だよなと、昼時だから家に帰ろうとしたとき、3人組の女性が入ってきた。
「これあんたんちじゃんー!やばくない!?www」
「えー!うそ!まじじゃん!www」
どうやら、3人のうちの1人が、僕と同じ県営住宅に住んでいるようだ。
その3人組は、しばらく他の展示を見たあと、展示室を出ていった。
その数分後、さっきの女性が戻ってきた。写真集を手にして読み始める。
その姿を見て、したかったことはこれなんだと思い出す。これを狙っていた。どんな他者よりも、住人に伝える。真正面に強く、ではなく、心地の良い空間で時々くどいメッセージを伝える。真剣に考えられる空間を立ち上げる。
やってよかった。感想を聞く勇気はなかった。だけど、勇気は貰えた。こういったことを、軸は変えずに姿は変えて色々していこうと思えた。

午後は名古屋でパスポート申請。の前に、住民票など必要書類を貰いに市役所へ。市役所の中ではどこかの団体が野菜を販売していた。全品100円、だいぶ安い。大根、水菜、じゃがいも、白菜を購入。話を聞くと就労支援A型の団体だという。主に毎週水曜日に来るようで、役所の職員も買ってる人多くて、窓から差し込む陽射しも気持ちよくて、野菜もみんな大きくて、この場所凄くあったかい。また来ようときめる。自然と、また来ますって言ってる自分がいた。
その後ようやく名駅へ。1000円でパスポートに貼る写真の撮影が出来るので、それを利用したけど、写真の自分、髪型がやばい。前髪だけ気をつけてくださいと言ってくれたのはありがたいけどさ、、と。心の中で愚痴をこぼす。
申請後、髪型が気になり過ぎて駅地下の1000円カットで散髪した。
パスポートは来週以降の受け取り。すると来月はいよいよ初めての海外旅行が待っている。行き先はまだ決めていないが、行くことは決めている。さてどこいこうかな。


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