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スリランカから旅行で日本に来ている、ナノシュとサディスにあった。
2人とも好青年で、スリランカで理容師と、鉄加工の仕事をしているらしい。
俺英語下手すぎる!もっと色々とコミュニケーションとれたらなー。とそもそも昨日まで、落ち込みすぎてたけど、今日はすこぶる調子が良い。俺こうやって生きていきたいんだなって、改めて強く実感した日だった。人と話したい。話す場を作りたい。それは自分の主張をするとかではなく、話す場を作り出したい、に言い方としては近いかなと思う。出会う人、目が合った人となぜか話してしまう、そんな感覚で生きていたい。風のように流れていたい。その人のことを考えて、とか配慮してとか、そんなこと考えるのではなく、自分が気持ちよく生きる。生きているその線上には人との関わりがあり、関われば、きっと深く話せる時も来るのだろう。今日、信号待ちをしていたら、目の前に立つおばあちゃんの帽子がかっこよくて、思わふ「カッケー」と口に出した。するとそのおばあちゃんがこちらを振り向き、「どこかで会ったよね?」と声をかけてきた。真っ黒なサングラスと、ピンクのマスクで顔が完全に覆われている。「いや、一度も会ってませんよ」と僕は返した。そして2人で笑い合った。信号が青になり「また会いましょう!」と告げ僕は自転車を走らせた。
風のように、風を起こしたい。僕の心はその体験を求めている。僕にとって生きるとはそういうことで、それが仕事だった。人々が仕事を舐めるな、というように、仕事に真剣に向き合うように、遅刻しないように前もって準備するように、必死に取り組むように、僕も、この仕事に対して、取り組めばいい。対価は?心の豊かさだ。栄養を与え続けろ。生き方が定まった。そして彼らを写真に収める。だが、すぐにSNSとかに載せようとしなくていい。Twitterならいいかもね。言葉に折り重なるように映像を用いる。小説の挿絵のようなイメージだ。だからインスタグラムとかではない気もする。まあいいや。すぐ決めつけない方がいいと、今日言われたばかりだった。気分がいいと、すぐ決めつける癖がある。そやなことより、そう、そんなことより、だ。自分を心地よく。風のように。もう迷わないだろう。僕は行く、どこまでも。愛する人を探して、大好きな人と出会うために。今日は3人も出会った。また会えるかも。この過程で、多分また出会えるんだ。

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