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プロが教える建設業許可の取り方のコツ2 許可申請はスピード勝負

許可申請まで一気に駆け抜ける!

これまで200件以上、新規の建設業許可を申請してきました。すぐに申請出来た方、何か月もかかった方色々です。それ以外にも相談を受けて、必要なものを説明したけど、その後連絡なく、そのまま音信不通になった方もいます。

色々なパターンを見てきて思うのですが、許可を取ろうとするなら、一気にやってしまうのが一番良いということです。大変かもしれませんが、手間がかかりませんし、許可業者のメリットもより早くから受けられます。

場合によっては、許可の条件が整うまでしばらく待たないといけないなど事情がある方もいますが、相談の時点で許可の条件を満たしているのであれば、一気にやる。空いた時間に少しずつとかやるよりは、休みたいのを我慢して、土日にまとまった時間を取って一気にやる。これがおすすめです。

時間をかけてしまうと起こりやすいこと

建設業許可を一気にやると良いということだけど、空いた時間に少しずつ進めていくと何が問題なの?と思った方には、じっくりやるとこんな落とし穴があるよという話をさせていただきます。

せっかく取った証明書の期限が過ぎてしまう

建設業許可申請を紙申請で行う場合、役員の方の個人の証明書ですとか、会社の登記事項証明書などいろいろな証明書を揃えます。これらの証明書ですが、だいたいどこの窓口でも、有効期限が取得から3ヶ月以内になっているはずです。場合によっては、残高証明書が必要になる場合もありますが、残高証明書の場合は、さらに短くなります。新潟県だと、なんと口座残高の証明日から2週間。短すぎです…

これらの証明書を準備が始めた最初に取った場合、すぐに準備ができればよいのですが、時間をかけていると有効期限が過ぎてしまい、再度取り直さなければならず、さらに時間がかかってしまう…ありがちです。

準備中に新しい決算書が出来上がってしまった

建設業許可を申請する際は、最新の決算の情報をもとに書類を作ります。工事の情報も書類に記入しますが、最新の決算情報と同じ期間の工事をまとめます。準備に時間がかかってしまい、新しい決算書が出来上がってくると、書類を作り直さなければいけない部分が出てきます。

どこまでやったか忘れる

仕事が少し落ち着いたときが来るたびに準備していると起こりがちですが、前にどこまでやったか忘れてしまうことがあります。申請者側だけでなく、相談される側である役所側も忘れてしまうことがあります。窓口で相談して、あとはちゃんと書類を作成して持ってきてもらえれば、申請を受け付けますよというところまで、話が進んでいても、役所の人も日々いろいろな相談を受けていますから、時間が経てば忘れてしまうこともあります。

また、一から説明しなければいけないとなると手間がかかりますし、最悪、気が変わってしまうみたいなことが起こって、許可が取れないということも起こりえます。

以上のように準備に時間をかけると、さらに時間がかかってしまい、いつまでたっても申請できない悪循環に突入してしまう恐れがあります。申請するときは一気にやる!自社だけでは大変ということであれば、行政書士への相談や依頼もご検討ください。


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