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明日確実に汚れるとしても今日洗車する意味はありますか?

はい、あります。
一度汚れをリセットするということに意義があります。

汚れたままにしているということは、時間経過とともにその汚れはどんどん固着していくからです。

一度汚れを落とした上で再度汚れるのであれば、固着した汚れとなるまでの時間が稼げます。
そして、次回洗車時に再度付着した汚れは落としやすいことになります。
目減りした油脂的コーティングの保護膜も補充してあげられます。

見た目は「汚れている」ということで同じでも、その汚れの下で起きている最初は目には見えない些細なことに違いがあるということです。
放置すればするほど確実に美観を損ねていきます。

歯の隙間の汚れ

歯の隙間に汚れが残っていても他人からは見えないから放置してもいっか。
という訳ではないのと同じです。
歯や歯茎に悪影響を与えるのは間違いないことです。

人間で考えるとおかしな話しと理解できますが、クルマのこととなると盲目になる。救いを求めがちなのが「高耐久性」です。

美観維持を目的とした上での「ワックスやコーティングの耐久性について」の考え方は、上記リンク先に記してあります。

洗車するに勝る特効薬はない。
美観維持は、保護膜の役目ではなく、人間の役目。

このシンプルな考え方は、どんなに高価なコーティングをしてあっても本質は同じです。というよりも高耐久性のコーティングであればあるほどこの本質に沿ったことをしないと美観を損ねます。
矛盾しているかのように思うかもしれませんが、これが現実です。

この考えは実践の中で膨大な仮説検証を繰り返して行き着いた、太陽が東から登るのと同じくらい当たり前のことだと断言します。

006:フラット点線グレー2

「どうせまた汚れるんだし、まぁいいか。」と先送りにしていると、
汚れは固着し落としにくくなり、
コーティングの保護膜を容易に突き破り、
塗装に染みという物理的損傷(劣化)のダメージを与えてきます。

汗

人間で言えば「明日もまた汗をかくだろうから、今日はお風呂入んなくてもいっか」と言っているのと同じ、、、とはいかないまでも似ています。

006:フラット点線グレー2

やろうと思っていた日に洗車が出来ず、しばらく間が空いてしまった。。。
その分、次の洗車の時にはいつも以上に時間を掛けて磨いてやろう。

過去のツケを取り戻すために未来の自分に負担を強いるのは、上手くいきそうな気がするだけであまり上手くは行きません。
それは錯覚です。
今出来ていないのであれば未来においても出来ていない可能性大です。

面倒くさいのが嫌であれば、簡単に落とせるうちに「汚れを落とし切る」のが一番楽です。

面倒くさがりの僕がそう断言します。

ご覧いただきありがとうございました。サポートしてくれた方のメッセージ読ませてもらっています。洗車のプロである僕が「何を見ていて」「それをどう判断し」「行動に移すのか」、YOUTUBE動画では解説し切れない頭の中のことをアウトプットすることで皆さんの参考になればウレシイです。