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新車の時からマイティ3を使っても良いですか?

はい、大丈夫です。
むしろ新車の時からお手入れしていった方が良いです。

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新車であっても、ディーラーさんのところでは気を付けていたとしても、ヤードと呼ばれる新車の広大な一時保管場所では結構な期間、野ざらしだったりします。

そして、納車前にディーラーさんで洗車してくれているとはいえ、水滴のミネラル分やシャンプーの成分が残留していると思います。

ぱっと見がキレイというのは何の当てにもなりません。

何かが付着しているかもしれないということを踏まえて、早めに除去した方が良いです。
そうしないと取り返しの付かない染みに確実に一歩近づきます。

特に、硬化型コーティング(ガラスコーティング)は染みになり易いので、何のコーティングもしていない状態に比べて、美観維持の本質により忠実にならなければ即染みになります。

朝、顔を洗う時に「汚れが見えている」と認識して顔を洗うというよりも、汚れていなさそうでも顔全体を洗うのが普通だと思います。
顔を洗わず出掛けませんよね。
顔を洗わずお化粧はしませんよね。
それと同じです。
ぱっと見がキレイに見えても、ミネラル分やシャンプー成分が残っているであろうという前提の元、除去するひと手間を掛けるんです。

僕はその際に便利だからこそマイティ3を採用しています。

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洗車はコンディションの通りにしか仕上がりません。
何か症状が出てからそれをどうにかしようとするのが一番大変です。
症状が出る=劣化=物理的損傷だからです。
そのスタートのほとんどは「ささいな汚れ」からはじまります。
簡単に落とせる汚れである内にさっさと落とすのが一番簡単です。

コンディションが良いというのは、
誰がやってもキレイにしか仕上がらないことを言います。

コンディションが良いと、マイティ3の施工性もすごく良いです。
満遍なく塗りやすく、擦る回数も少なくて済みます。
消費量も少なくて済みます。
拭き取りやすいです。

ですが、一度悪化したコンディションが回復することはありません。
なぜならクルマは新陳代謝がないからです。

だから「汚れを落とし切る」ということが、美観維持の上で絶対に手を抜いてはいけない本質なんです。

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「新車の時からマイティ3を使っても良いですか?」

もそうですが、

「新車時にマイティ3を施工した方が良いんですか?」

というご質問も同じです。

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「赤ちゃんの時は歯磨きしなくて良いんでしょうか?」

そんなはずはないですね。

虫歯(染み)になりたくなかったら、予防という考えを持ち、絶対に虫歯にならないであろうタイミングと回数で歯磨きを行う必要があります。

虫歯にならないギリギリのタイミングと回数を探るという方はいるんでしょうか?研究者なら分かりますが、虫歯になるリスクを承知でそれを探る方はまずいないと思います。

洗車だけ特別な法則が働くのではありません。
クルマも人間も同じ物理法則の影響下にあるのですから、同じです。

でも洗車すれば良いというものではありません。

これも歯磨きと同じですね。

歯磨きで言えば、歯ブラシが歯や歯茎をキズ付けるかもしれないと恐れるあまり、磨き残しがあっては虫歯になります。
またガムシロップで虫歯予防できるわけがありません。

「そんなバカな話しあるか」そう思いますか?

人間で例えるとバカな話に聞こえますが、洗車ではかなりの確率でみんなやってしまっています。それが、、、

「洗車キズには細心の注意を払っているのに、染みで困っている」

僕に言わせれば、お金をかけて歯をホワイトニングしているのに実は虫歯だらけ、という状態です。
すごい頓珍漢だなと思います。

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染みをここまで徹底的に回避しようとしているのも、染みは塗装をえぐってくるからです。
研磨ですらどうにもならなくなる場合があるからです。

洗車キズはよほど悪意を持って行わない限り、キズの深さは1/1000mm程度の浅いキズです。

◉浅い洗車キズはマイティ3で隠せます。
◉洗車キズは軽研磨で消せます。

あまり過度に恐れる必要はないと僕は思います。
度が過ぎれば、洗車が好きだったにもかかわらず面倒くさくなって辞めたくなったり、ノイローゼのようになってしまいかねません。(経験談)

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そのクルマに長く乗るつもりでいるのであれば、何かが起きる前にちょいちょいと継続的に手を掛けてあげるというのが一番の特効薬です。

それが新車の時から行えるというのが新車で購入するメリットです。
これは今も昔も変わりません。
どんな高価なワックスや硬化型コーティングでも同じです。
むしろそういったものを使うのであれば、美観維持の本質を徹底的に追求しないと意味がないと言うか諸刃の剣となりかねません。

そもそもコンディションを悪化させたら、それを元通りにしてくれるケミカル剤は存在しません。
あるとすれば、塗装を削って研磨することくらいです。
ですがそれは限りある塗装の厚み(命)を削っているということをお忘れなく。

いかに研磨せず維持するか。
僕が提唱する美観維持の本質はそこに繋がっています。

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美観維持の本質を掴めば、手段が違ってもやろうとしていることは同じになります。
僕は自分の置かれている制限の中で、仕上がりは妥協せずいかに手を抜くかという狙いの上で便利だから、バケツ一杯の水洗い洗車とマイティ3でそれを行っています。

せっかくの新車、正しく洗車して大事にしてあげてください。

ご覧いただきありがとうございました。サポートしてくれた方のメッセージ読ませてもらっています。洗車のプロである僕が「何を見ていて」「それをどう判断し」「行動に移すのか」、YOUTUBE動画では解説し切れない頭の中のことをアウトプットすることで皆さんの参考になればウレシイです。