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ビートに閉じ込める今この瞬間のミン・ミンユンギの感性。「140503 at dawn」|Agust D(2016年)

忘れもしない、2021年3月12日(金曜日)。
その日。
突然「BTS」の沼に落ちた新規ARMYです。

そして、クリエーターとして信用できるところ…創作者/表現者としてのミン・ユンギ|MinYoongiを推すタイプのユンギペンです。
どこか不完全で、つねに焦りを抱えていて、誰よりも、次はもっとうまくやってやろうと目を凝らして世の中を見ている。
“天才”のように言われるが、すべてが不安、準備、先回り。
周りの期待を慎重に汲み、つねに少しだけ期待を超えて相手を安心させる。
それが私のミン・ユンギです。

黄色い紙のリーガルパッド。
いつも持ち歩いて言葉を書き留めているそうです。
その書き留めたメモを見返しながら作詞をするのがミン・ユンギの創作スタイルとのことです。

ラップするセラピー。

「Agust D」に納められた「140503 at dawn」。
2014年5月3日の日記的なメモをベースにしたのでしょうか。

明け方、孤独感が募り、安心できる場所はここ(合宿所)にしかないと思い詰めてしまっていた…。

ただ、音楽がやりたかっただけなのに。

2014年…上京して3年、デビューして1年。
思い通りにいかない、音楽以外のことが障害になっている…そんなことが目につき苦しくなっていたのでしょうか。

Mixtape(非公式)にあえて収録したこの状況。

ビートに乗せての独白。
これもミン・ユンギのラップの特徴の一つですね。

その後「メンタルヘルス」についてオープンに語ることが自己の開放につながることなど、メディアで話題になるようになりました。
強い人だけが成功するわけではない。
弱いままでも夢を叶えていいんじゃないか。
弱い部分をありのまま創作につなげ、成功(失敗)のプロセスを共有することで、同じような悩みを持つ同世代の救いになる。

そんな一面も、世界中で支持されるBTS(防弾少年団)の魅力だと言えますよね。
その後の「LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF」のコンセプトにつながった作品の一つではないかと振り返ることができます。

「140503 at dawn」

「合宿所」ではうまくやれるが、外に出られない、対人恐怖症だ、というのは、音楽をやっている時や目標を共有する同じ研修生とはコミュニケーションはとれるが、それ以外=ソウルの街には適応できなかった(適応に時間がかかった)、ということなのでしょうか。

「合宿所」が彼の繭(シェルター)だった、とは。

「大海に浮かぶ島」というモチーフは、なんどかミン・ユンギの作品に登場しますね。

...と勝手なことを書きました。
「140503 at dawn」のここが好き、ここをこう読んだ、など聞かせていただけると嬉しいです。
ぜひコメントを、お願いします💙

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