600時間 修了

今年の3月( 自分の誕生日の日 )から
はじまった、
美容学校 エステ科 の履修を
7/17 土 18:45 で 修了した。

定められた時間を学習したことが
証明できないと、
エステティシャンライセンスの
試験が受けられないこの国🇺🇸
州によって、エステティシャンが行える
施術に違いがあるため
履修時間も州によって違う。

1日 10時間 を 
火木土 の 週に 3回。
5ヶ月半 の 道のり。


長かった。


週5 で 通って、
3ヶ月で終わってたら 楽だったか?


それはそれで辛い。


毎日 あの若者たちのエネルギーと
10時間過ごしていたら
干からびてた。
痩せることは
できてたかもしれないが 笑
疲弊していただろう。


実際にどんなことを学んだのか、
これから先、
記憶がぶっ飛ぶことを前提に
ここに記録しておく。

 
Day 3 までは
それこそクラスルームで座学だけ
やっていたけど、
10時間 毎回そんなことできないし、
エステの仕事は
筋肉記憶が大事だから、
Day 4 の 午後からは
さっそく 手技の練習がはじまった。

とはいえ、
本当に簡単なところからから。
フェイシャルのプロトコルを
パーツに分けて練習して、
繋げていく。

最初にやったのは、
フットスクラブ。

フェイシャルのプロトコルに
フットスクラブがあるのだ。
これは、
ワタシが行った学校だけなのか、
他のところもそうなのか、
わからないが、
頭と足は、
触られるとリラックスする
世界共通のポイントらしい。
くすぐったがりの人は
嫌だと思うけど…
教科書にはそう書いてあって、
テストにも出て、
もちろん ワタシは答えを間違えた 笑
( 間違えたから、いまは記憶に残っているけど。)


フットスクラブ
クレンジング
エクスフォリエイト
ドライブラシ
マスク
フェイシャルマッサージ
ボディフォーカス


これが 「 フェイシャル 」のパーツ。


ボディフォーカスは、
顔にマスクをのせてる7〜10分間、
顔に触れないから、
その間に簡単なマッサージ的な
ものをする。


アメリカではエステティシャンが
マッサージできるのは


顔、首、肩、デコルテ、頭皮のみ。

他の部分はマッサージライセンスが要る。


なんだけど、
ボディフォーカスでは 
腕、足裏、首肩、頭皮 の 中から
フォーカスしたい部分を選んでもらう。


とゆう少々の混乱 笑

しかし前述の通り、
エステティシャンはマッサージは
できないから、
これはあくまでもボディフォーカスであって
マッサージではない 笑

エステティシャンは
筋肉をほぐしたりすることはできないので、
なんちゃってマッサージ
みたいな感じだけど、
それはそれで気持ちいいから、
ワタシのボディフォーカスは
本当に評判が良かった笑


もともとマッサージをしてもらうのが
好きだし、
人にするのも好きだと

“ 思っていた “ 

けど、
毎日マッサージばかりしていたら
手がおかしくなって
シュガーリングできなくなると
気づいたのである。



話がそれだけど

まあそんな感じで、
フェイシャルの流れを部分的に少しずつ練習して、
つなぎ合わせる。


で、
フェイシャルは、
その人の肌質とか悩みとによって
マスクを使い分けるし、
マスクの前のエクスフォリエイターも
何種類かを使い分ける。

それぞれ塗り方だったり、
マニュピュレーションが違うから
全部で 6 種類くらいあるフェイシャルを
ボチボチ組み立ていく。


最初の頃は
プロダクトがたくさんありすぎて
意味わからなくてやんなっちゃう、って
感じだったけど、
慣れてきたらそれなりに覚えられるもんで、


職業訓練してる!


ってゆうのがモロだったから
妙に感慨深かった笑


まぁでもね、
実習になって実際のクライアントに
施術をするんだけど、
なぜかワタシが担当する人たちが
ここぞとばかりに

エイジング
ドライ
センシティブ

の連続で、


全種類のフェイシャルを決められた回数
こなさなきゃ卒業できないのに

アクネの人がまああああああああ
来ないこと来ないこと。


やっとアクネの人来た!
と思ったら、
ピーリングしたい!とのご希望で
ワタシは泣きたかったよ、ほんとに。


あとは、その使うマスクに何が入ってて
どんな作用があるとかないとかってゆうのを
クライアントに説明しなきゃいけないんだけど、


ヒアルロン酸ナトリウム


が発音できなさすぎて、
本当にやばかった。


何が入っててどうとかこうとかってゆうのは
日本でもそうだけど
気になる人と
あんたを信じて任せるから!な人が真っ二つで、
おもしろかったけどね。

ワタシは気になる人だから
覚えるのも得意だけど、
なんせ英語、
そして
プロダクト多すぎて
暗記が無理だったら、
カンペを作ったら
だいぶ調子がよかった。


もちろん フェイシャルだけじゃなくて
ワックスもやるし、
カラダのスクラブと
毛布に海苔巻きみたいに巻かれてデトックスする
(本当にできてるか謎だけど)
ボディートリートメントと、
眉毛とまつ毛のティンティングも
エステティシャンの定番スキル。

あとは、ハイドラフェイシャル。
350万円ほどする機械を使うトリートメント。
毛穴の吸引と肌の若返りを促進する。
マイクロダーマブレイジョンの進化系、
みたいなマシン。
なんかよくわかんないけど、すごい機械らしくて、
皮膚科医も使うらしいし、
メディカルスパ( 美容皮膚科とスパが合体したやつ )とかでも
人気があるマシンなんだとか。
ちなみにワタシが働くことになったサロンでもこの機械がある。
けど、ワタシはシュガーリング担当なのである。

そして、最強のストレス 笑 だった
メイクアップアプリケーションも…
必須科目。
色々ムリすぎて苦痛でしかなかった…
なんせ最後に自分でメイクしたのはいつだか
本当にわからないのに
人にアプライするなんて頭おかしいでしょ笑
反面、アメリカの女子たちはメイク大好き&お上手で、
みんなに助けられたなあ。


5ヶ月間のうち、最後の2ヶ月間は
毎日、実習。

学校は、スパ併設だから、
実際のお客様が予約してきて、
学生が施術する。
プロのお店よりは安いけど、
激安ではないのに
まあまあ予約が入るのは
ありがたいけど少し不思議だった。
ワタシはお金払うからプロにやってもらいたい派だから 笑

脱毛屋としてだけど、
10年 現場の経験があるワタシとしては
この、改めて学校に通うっていうのは
新鮮だったけど、
講師の人が、
ルールとかマニュアル大好き人間だったから、
クラスメイトの若者たちは
リアルワールドで苦労することもあるだろうなと
少し案じているけど、
心配しても仕方ない、
なぜなら
ワタシにできることはないから 笑