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ラフに生きてみないか?

 POOLOに参加した9か月間が終わりを迎えようとしている。ずっとなりたかった職業を辞めるか辞めないかの瀬戸際の中始まったPOOLO。精神状態はかなりギリギリで、初回の講義が終わった後、そこに集まったみんなのキラキラした笑顔に1人涙を流した。無理だと思った。そして、自分が知らない世界が目の前に広がっていて、何にも知らない自分がいかに狭い極小の空間で生きてきたのかを思い知らされた。

 POOLOに所属していることに自信がなかった。最初から最後まで。

 けれど、POOLOに参加したことで少しだけ自分の未来について考えてみた。そこで思いついたテーマが

「ラフに生きてみないか?」

 ここでいう「ラフ」には2つの意味をかけた。

rough
4a限定用法の形容詞 (比較なし) 大ざっぱな,あらましの,大体の,概略の.

https://ejje.weblio.jp/content/rough

(※本来の英語が持つ意味合いとしては「"ラフ"プレー」などといった言葉にあらわされるような「乱暴な」というものが強いです。今回は「"ラフ"な格好」とか「"ラフ"スケッチ」みたいなどちらかというと和製英語的な意味合いで使っています。)

laugh
1a(声を立てて)笑う 《★【類語】 smile は声を立てないで顔の表情だけで笑う; grin は smile よりは口を大きくあけ,歯を見せて声を立てずに顔だけが笑う; chuckle は口をあけずに低い声で満足げに静かに笑う意で,しばしば独り笑いなどをする時にいう; giggle は子供や若い女などがくすくす笑う》.

https://ejje.weblio.jp/content/laugh

 この2つの「ラフ」から「ラフに生きてみないか?」を実現するためにまずはPOOLOでの活動を振り返り、そこから見えてきたこれからの考え方や生き方を記そうと思う。


1.「私はPOOLO生失格です。」

 みんながどんどんPOOLOにコミットしている中、どこか私にはこの波に置いていかれる感覚があった。だからと言って自分から何かアクションを起こしたかというとそういうわけではない。流されているままだったからなのかもしれない、私には他の人に比べて「ない」ものが多いことに気が付いた。

・POOLO3期を振り返って気が付いた私の「ない」もの

  1. 自分のことが分から「ない」
    結局、子どものころからなりたかった職業からは一度離れることにした。”一度”としたのはまだどこかで戻りたいという邪な気持ちがあるから。それしか目指していなかったから、それまであった軸は一気になくなった。途方に暮れた。自分は何をしたいのだろう。自己分析もあまり得意でなくて、自分って何者なんだろうと考える日々。「何者にでもなれる」という言葉ももらったけれどそこに意味を見出すことができないことに私は不安になってしまった。

  2. 自分をさらけ出すことができ「ない」
    POOLOでは1on1という活動が盛んだった。けれど私は両手に収まるほどしかできなかった。狭く深くの人間関係を求めがちな私は、新しい輪の中に入ることにとにかく時間がかかる。話をしても自分のことばかりベラベラ喋ってしまい「こいつ話なげぇな」とか「話よく分かんないな」と相手が思っているんじゃないかと考えてしまうのが常日頃。相手の顔色を窺って、マイナスな方へとばかり考えていた。人と話すことを面倒に感じてしまい、人と関わることを拒んでいた。

  3. 他者に対してgiveできるものがなにも「ない」
    「旅は贈与」という考えは私にとって新しい視点だった。旅、と括ると大きくなってしまうけれど特にPOOLOは贈与=giveの精神であふれている。まず、イベントを企画するだけでgive。そして、イベントに参加するのもgive。私はその中で何ができる?その場にいる自分が楽しんでいるだけじゃないか。何もgiveできるものがない。人をまとめる力はあるか?困っている人に手を差し伸べることはできるか?みんながワッと驚くようなことはできるか?ワクワクさせるようなことはできるか?POOLOの人たちは根本的に利他の精神が備わっている。私は利他の精神もそこまでないし、何もできない。つまり、giveできるものがない人間がそこにいる意味はない。だから楽しそうなみんなを蚊帳の外から見るだけになってしまった。

  4. 心理的安全性が「ない」
    POOLO内でもはや魔法の言葉のように使われたフレーズ。ある時を境に私はこれを感じることができなくなってしまった。理由は明白。自分が関わることを拒んでしまったから。お互いがお互いのことを知らなかったから。課題完遂のためだけにMTGしていたから。MTGの時間が近づくと頭が痛くなり、お腹が痛くなり息苦しくなった。嫌な時間だった。何を話しても楽しくなくて内容が頭に入らなくて意見を出すことができなかった。共創が怖くなってしまった。他のチームの活動報告が羨ましかった。すっかり信用を無くしてしまったコミュニティ、入っていた他の課外活動チャンネルも全部退出した。

 自分のことが分からない、周りに引け目を感じて自分は何ができるのかと鬱々、悶々としながら参加していた日々。心理的安全性を感じなくなり、POOLOの人たちが怖くなった。できたことなんて何もなくて、できなかったことの方が多かった。私はPOOLO生失格だ。

・このままだとやばく「ない」?

 せっかくPOOLOに入ったのにこのままではよくない。これまで無力感しかなかったけれど無力だと思うなら、少しずつでいいから動いてみよう。まずは自分がいいと思ったことを発信しようと思った。発信力が弱いから、ノーリアクションだったらどうしようと思ったけれどスタンプやコメントで反応してくれるのが嬉しかった。また、他の人の投稿にスタンプを押してみたり、気になったものにはコメントを書こうと考えた。結局自分がそれまでに関われた人のものに反応をすることしかできなかったけれど(話したことのある人より話さなかった人の方が多い)。

 そして、卒業発表の内容を何にしようか考えた。最初はもっとネガティブ全開モードでいこうとしたけれどそれじゃあまりにも救いがなさすぎる。そんな中思いついたのがこのテーマ。締め切りギリギリになってアイデアが湧き出てきちゃうのは私のよくない癖。授業つくりをしているときもそうだった。

2.これからの生き方と考え方

 「ラフ」に生きてみるため、これからは以下の2つを大切にしていきたい。

・他人軸から自分軸へ🚢

 1人でいることが好きなのに、人を求めてしまう。だから辛くなっちゃって苦しくなっちゃうのかも。私は私でいたい。自分の人生なんだから自分で舵取ろうよ。孤立ではない、依存でもない、自分軸の確立。

  1. 他人は他人、自分は自分
    気にしいはやめよう、自分のやらなきゃいけないことをする

  2. うまくいかない理由を周りに求めない
    期待しすぎるのも疲れちゃうだけ、でも時には期待してもいいですか?

  3. 自分の機嫌を取れるのは自分だけ
    すぐにカッとならない、当たり散らさない、好きなものに囲まれる生活大切

・自分の心が惹かれる方へ🌏

 結局のところ、ワクワクするものって自分がこれまでに経験してきたことや好きなものから生まれるのだと思う。そして私にはまだまだ知らない世界がある。自分から世界を広げよう。

  1. 好きなこと
    #英語
    #1人〇〇
    #舞台鑑賞
    #音楽
    #本
    #お笑い
    #ディズニー
    #ラジオ

  2. 得意なこと/できること
    #もくもく
    #コツコツ
    #人の顔と名前を覚える(条件付き)
    #英語で話すこと
    #ピアノ
    #フルート

  3. やってみたいこと
    #1人暮らし 
    #多拠点生活 
    #地方に住む 
    #海外にまた行く
    #スラッシュワーカー 
    #ミニマリスト
    #英検1級合格 
    #漢検準1級合格

 これが今の私を表すハッシュタグ。それでももっといろいろな世界を知ってまだまだ狭い価値観を広げていきたい。

3.自分のことは大嫌い。それでもさ、

 私は、自分のことが嫌い。いつからかは分からないけど、自分に対しての肯定感の低さや自己嫌悪の気持ちは人一倍強い。申し訳ないけど「自分を好きになる」なんてハードルが高すぎる。どうやって自分を好きになれと?自分を愛して生きていくことが叫ばれる中、ふとしたことでここからいなくなりたい気持ちを感じてしまう日々はちょっとだけ生きづらい。たぶんどのコミュニティにいたとしても周りと比べて自分の存在意義や価値について悩んでいる。今年はその場がPOOLOだった。様々な考えを持つ人がいるのは分かっていて、でも時々その行動や考えを許せないと思う気持ちがある。他人は他人でいいのに、他人のことを気にする暇があるなら自分に目を向けろってね。周りに流されるよりも自分を確立したい。

 まさか、最後の最後に今までの自分だったらあまり考えつかないことを書くことになるとは思わなかった。一生懸命やることが全てだと思っていたから。もちろん時には自分を厳しく律しなくてはいけないこともある。大人になってから怠け癖がついてしまった分、やるときとやらないときの区別をつけなくちゃいけない。本当に自分のやりたいことを見つけるのはまだまだ時間がかかりそう。それでもいいのかもしれない。

これからは「ラフに生きてみないか?」


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