ぼかます、こういう企画だと嬉しいよねという話

自分は「ボーカロイド曲で選ぶアイドルイメソン生」(通称:ぼかます)という企画をやっていて、先月18回目の放送を無事終えました。

こちら前回のアーカイブ、コミュ限です→ https://www.nicovideo.jp/watch/sm40562588

アイマスのアイドルと、ボーカロイド曲の組み合わせを模索し、みんなでアイドルの新しい解釈や初めて知る曲を楽しもう!っていう企画です。
ありがたいことに皆さんの応援のおかげで四年間もこの企画が続いているわけなのですが、去年あたりから、新しいムーブメントが始まっています。
それは、「ぼかます○○オンリー」と称して、自分以外に主催をやってくださっている流れです。
四年前に立ち上げたときは、単に身内企画のひとつとして始まったものが、ここまで大きくなりました。嬉しい限りです。
ただ、ここまで大きくなると身内企画と言ってられず、3104自身にもこの企画の在り方を守っていく責任がだんだんと生まれてきたのです。そのひとつとして、ぼかますガイドラインを設定しました。

これを公開したときは正直、反感を買うかなとも思ったのですがなんとか運用できていて嬉しい限りです。
ただ、このガイドラインからもう少しぶっちゃけた話をしてもいいのかな、という気持ちにもなり、今回筆を執った次第です。
というわけで、3104が「少なくとも自分の管轄のイメソン企画では」こうしてくれると有難いな、なんていうことを書いていきます。これは別に私の一意見であり、イメソン企画そのものの方向性を定めているものではないということを十分ご理解いただけると嬉しいです。


必要ないもの

巧みなセトリ

これはよく勘違いされるのですが、イメソン企画のセトリ(曲順)というのは主催が趣味の範囲でやるプラスアルファの部分であり、必ずしも必要ないと考えています。
別に投稿順に流したっていいし、ランダムでもいい。大事なことはそれぞれのイメソンが正しく紹介されることなので、セトリが組めないから委縮するというのは少し違うかなと思います。

アイドルの情報を"記憶してること"

アイマスのアイドルというのは300人以上いるわけで、ちょっとした小学校くらいの人数になってます。
それらの情報を全部覚えていろというのは到底無理な話で、そこを要求するのは違うかなと思います。
今ならネットで調べれば有志がまとめてくれていますし、それらを用いながら、コメントに必要な知識がその都度引き出せればよいのです。もちろん覚えていればスムーズに進行できるとは思いますが、要求されることではありません。

必要なもの

"主催"であること

イメソン企画を告知したその瞬間から、企画が終わるまであなたは主催です。
その間、投稿を考えている人との対応を行ったり、情報を漏れのないよう纏めたり、いろんな準備をすることになります。
その中でも特に意識してほしいのが、「SNSの使い方」です。
企画の情報をある程度わかりやすいところに置いておくとか、〆切や放送日を明示して、告知したり、とかはやってくれるとありがたいです。
ただそれ以上に意識して欲しいこととして、「投稿者を不安にさせない」というのはあるかなあと思います。
たとえば「企画を引き受けてみたものの、作業量が多くて自分には無理かもしれない……」みたいなことを、たとえネタだとしてもSNSで連投されてたらどう思うでしょうか。
特にぼかますの投稿者は、自分の投稿にかなり思い入れを持っている方が多いです。ちょっとでも「この人に自分の投稿を託すのはなあ……」って思われた時点で、主催の立ち位置としては少し辛いものがあります。
もちろん告知してから放送の1か月間、全く清廉潔白でいろ、ネガティブを禁止しろ、とは言いません。ただ、企画に関する発信をするときに、「これは主催たりうる言葉だろうか?」というのは少し考えてみてもいいかと思います。

聞き上手であること

個人的に、イメソン生のコメンテーターの資質として必要なのは話し上手ではなく、聞き上手なことだと思います。
これはむしろ、アイドルの知識を蓄えすぎてる人に多いのですが、自分の持ってる知識を喋ろう喋ろうとしすぎちゃって、他のコメンテーターの話を遮ってしまう……なんてことがあると良くありません。
そして、コメンテーター同士の聞き上手も大事なのですが、「投稿に対しても聞き上手」になってほしいと考えています。
投稿からイメージを膨らませて、コメンテーター側から新しい解釈を乗せる……というのは、ひとつの醍醐味ではあります。ただ、あまり投稿の概念からかけ離れすぎてしまうと、「そういうつもりの投稿じゃなかったのにな」が投稿者の頭の中に残ってしまうことになります。
これは最近自分がやらないように意識してることなのですが、「特定のプロデューサーと特定のアイドルが結びつく」ってあるじゃないですか(3104なら中野有香、みたいな)。それに関してたとえば、3104が自分で中野有香の投稿をして自世界線の中野有香と繋げるのはOK。他の方が中野有香の投稿をして、中野有香Pとしての考えを話すのはOK。でも、他の方の中野有香の投稿に対して、3104世界線の中野有香の話をしちゃうのは、それは明らかに投稿者の意図に反してるのでNGになるんですよね。
別にTwitter上とかコメントとかなら全然良いんですけど、放送に出てる主催側は絶対にやらないほうが良い。あくまで投稿の主役は投稿者なのであって、第三者を目立たせるようなことは避けていただけると、(少なくとも自分管轄のイメソン生では)ありがたいなと思います。
(こういうことがあるので、3104は中立でいるために敢えてコメントを拾わないということがあります)

できればちょっとだけ意識してほしいもの

無言の時間を作らないこと

聞き上手であれ、と言った後にこれの話をするのは矛盾してる気がするんだけど、割と最近「自分のターンに無言だと、自分のイメソンが受け入れられてないみたいで怖い」みたいな話を聞くんですよね。
そんなことないよって一蹴もできるんですけど、ぶっちゃけると自分もちょっとだけ共感できる部分はあるんですよね。投稿って自己満足だから、クリティカルヒットなんてしなくて良いのだけれど、ただ放送側がだんまりになっちゃうと不安になるってのはわかります。
これは明らかに会話スキルの話だから、「要求」とはいかないんだけど、できれば常に誰かしらが喋ってる、という放送だと安心できるような気がします。
もちろんこれって主催だけが責任を抱えるものではなくて、コメンテーターみんなで協力して達成するものだと思ってるから、あんまり気負いすぎなくてもよいとは思います。ただ、ひとつの努力目標として持っていて欲しいなあというのはあります。
(あくまで投稿を紹介しているときの話なので、休憩中は無音で良いと思います。自分もそうしてるし)


というわけで、色々話していきました。
おそらく、特にぼかます勢のみんなは優しいから、オンリーやりたいってなったら「いったれいったれ!」みたいな雰囲気になると思うんですよね。
自分も同調したっていいんですけど、一方で「"ぼかます"は、ちゃんとした企画だ」って思ってもらえるように、イメージを保つ責任が自分にはあるので、今回あえて要求することを書いた次第です。
これを見て「主催するのが怖くなった、やめとこ」と捉えるか、「何を気を付ければいいか明確になった」と捉えるかは人それぞれだと思います。自分は後者の人にこそ、ぼかますを任せたいと考えています。

再三繰り返しますが、これは自分の思うイメソン生の運営観であって、他の主催がいれば他の企画観があるでしょうから、このnoteの内容を他の企画に押し付けるのは絶対にやめてください。
また、上で話したことはかなり要求値の高いことですし、自分自身もまだまだ達成できてないなあと思いながら日々やっている次第です。何が言いたいかというと、ぼかますガイドラインと同じように、「あの時あれができてなかった」って、過去の自分を責めたり他人を責めたりするのはやめてね、ということです。昔を振り返ってネガっても良いこと無いからね。
これからの努力目標としてひとつ、置いていてもらえるとありがたいです。

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