これまでの旅の思ひ出 Part1
ただいま沖縄への飛行機の中で、ちょっと気の利いたパイロットさんのアナウンスを聞き過去の旅を思い出し、記録。
〈カンボジア〉
飛行機で隣の男の人が離陸直前までシートベルトをつけたり外したり、CAさんから何度注意されても歩き回ったり挙動不審。ついに離陸した瞬間もシートベルトを外していた。
心のうちではテロリストの一味で、いつでも動けるようにシートベルトを外してテロの経験の浅さから緊張して挙動不審なのではないか?と想像力が突っ走る。
結局別に何もなかった。初めての飛行機で不安、シートベルトが窮屈で嫌い、といったところか。
〈中学生の頃、どこかの空港で。〉
簡易的な入国審査前のゲートで当時はまだ見慣れないパスポートの読み取り機。
家族はバラバラの列にいるしとりあえず前の人のしてる感じでやるか、と拙い英語力と共に機械に向き合う。簡単な英語の指示と分かりやすいイラストのおかげであっさり攻略できた。
ゲートを進もうとすると遠慮がちな肩チョンチョン、遅れて背後頭上から蚊の鳴くような"Help me..."
振り返るとインド系の20-30代の男の人。捨てられた仔犬のようなうるうる目でパスポートを握り締め、無言の訴え。
ああやり方がわからないんだな、と理解して"Ok, c'mon"と背伸びできて嬉しい中学生。
結局インド系のパスポートは特殊だからゲートで通ることができずスタッフを呼んで有人のゲートへ行ってもらった。
あのHelp meと仔犬の目は一生忘れない。かわいかった。
〈どこかへ行く飛行機の中〉
着陸前から我慢していて、着陸してそっこートイレに駆け込んだ。すると外が何やら騒がしくなってきた。
何か問題でも起こったのかな?なんだなんだ?と不安より好奇心が先行する私は急いでトイレを済ませてドアをあける。
目に飛び込んできたのはパイロットの格好をしているけれどどうみても正しい帽子の被り方を知らない、陽気な男の集団が通路を占拠して乗客へお菓子を投げるハッピーハロウィン的状態。ちなみに真夏。
状況が全く理解できないで立ち尽くしていると本物のパイロットのアナウンス。ちょっと細かいところは覚えてないが、
"みんなを楽しませてくれてありがとう!優勝おめでとう!"的なことを言ってた。
どうやら何かのスポーツチームが何かで優勝して祝杯にパイロットに扮してお菓子をばら撒いてた。
あーー海外のこういうところが大好きなんだよなあ!と改めて感じた貴重な経験。
写真はアンコールワットでのマジックアワー📷
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