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赤ちゃんの夜泣きでUCLAに知恵を借りた

妻です。

最近寒くて朝息子が起きてもお布団からなかなか出られません。夫に任せて二度寝させてもらうのが最上級の幸せです。ありがとう夫さん。

さて、息子が1歳3ヶ月になりました。今はだいぶ落ち着いてきたけど、親になって最初の試練は眠れないことだった。入院中はきっちり3時間おきに泣いて、オムツを替えてミルクを飲んだらすぐ寝てしまう生き物だった息子くん。でも生後3週目に入った頃から急に夜に3時間ぶっ続けで泣くようになった。もう記憶が曖昧だけど、1ヶ月くらいはこの状態が続いたと思う。

そんな時期のある晩。その日もオムツを替えたりおっぱいをあげても泣き止まず。おっぱいが足りないのならミルクもあげるか。しかしミルクをあげすぎたのか、吐く。あ、またオムツが濡れている、替える。などを永遠に繰り返して3時間が経った頃。夫が「UCLAが開発した赤ちゃんの泣き声から赤ちゃんが何を要求しているかを判別するスマホアプリを試してみたい」と提案してきた。


私は疑わしいと思いつつも、3時間の闘いにすっかり疲れ果てており、ここでアメリカさんにかけることにした。真っ赤な顔で断末魔のように泣き叫ぶ息子に夫のiPhoneを近づける。程なくして息子の要求はhungryの可能性が高いと出る。今おっぱいを飲んで吐いたばかりだが、そういうことなら再度ミルクを作るか。泣き叫ぶ息子を抱っこしながら、夫がミルクを作るのを待つ。

夫が「お待たせ〜まだ熱いかな」とか言って寝室に戻ってきたその瞬間。ブリブリブリーーーという地響きが。

夫と顔を見合わせる。そう、間違いない。これはウンチである。

息子は3時間の絶叫の末、ウンチをしてスッキリしたようで、オムツ替えの最中にすでに就寝。冷たいお尻拭きをゴシゴシしてもビクともせず深い眠りについていた。ミルクは一口も飲まれないまま無用のものとなった。

そう。UCLAはな〜んもあてにならなかった。夫はやれやれとその瞬間にアプリを削除していた。

過ぎてしまえばこんなの笑い話だけど、当時はこの生活がいつまで続くんだろうと途方に暮れていたし、ゴールの見えないとんでもないレースに参加してしまったような気分になっていた。あの頃は毎日夜が来るのが怖かった。

息子が7ヶ月の時に職場復帰をした。久しぶりに会った職場の先輩に「子育て大変でしょう〜」と話しかけられて、「そうですねぇ。毎日元気吸い取られてる感じです」と言ったら、二児の母である先輩は「大丈夫だよ。あと少ししたらお釣りがくるほど子供から元気もらえるようになるから。」と言った。

その時はホントにそんな日が来るのかなぁと思っていたけど、最近少しずつ、いや、かなり楽しくなってきた。

だって、信じられないほど小さいお靴を履かせて外を一緒にお散歩する。レストランに入って国旗のついた可愛いキッズメニューを頼む。読みたい絵本を私のところに持ってきてお膝にちょこんと座ってくれる。公園でブランコに一緒に乗る。寝かしつけのときに逆に私にトントンして寝かしつけてくれる。

たまに幸せがどかーーーんと押し寄せてき過ぎて、行き場を失って、どういう顔をしたらいいかわからなくなる時があるくらいだ。

寝ているところをうるさい泣き声で起こしてくるなんて迷惑すぎるけど、ほんとなんなんだろう子供って。可愛すぎるんだよなぁ。

今日もありがとう。息子くん。

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