愛するカレーの味を自分で再現してみたら、昼ドラみたいになった話
こんばんは! 彼氏担当けいちゃです。
今日は朝からずっとカレー欲が止まらなかった。なぜなら最近、彼女のみさきちゃがずっと、ふたりのお気に入りのカレー店にひとりで行っているからです。
最初はふたりで一緒に行ったんだよね。繁盛店なんだけど“いい具合のおっちゃん”ばかりが並んでるカレー店で、本当に珍しいと思う。
女子ウケを狙っただけのスパイスとか、映えのカレーとか、そんなまやかしは一切なし。とにかく味、量、コスパ! の顧客満足度で一本勝負。真っ向勝負のカレー。
でも、唯一無二の本場のカレーって感じで、本当に美味しいよね。おっちゃんたちがハマる理由がよく分かる。そのカレー店の名前は「バキン」。
なんでバキンにみさきちゃがひとりで行っているかというと、職場が近いから。けいちゃの職場からバキンは、かなり遠いのです。。昼休みの時間では往復できません。
けいちゃがバキンのカレーを大好きなことを知ってるみさきちゃが、昼休みに、これ見よがしにバキンカレーの写真を送ってきます。
ムキーッ! となったけいちゃは、みさきちゃにポケモンのオコリザルのスタンプを送信。
けいちゃの抑えきれないカレー欲、いや 、バキン欲!!
これを少しでも鎮めようと、けいちゃは職場近くの屋台カレー(移動販売店)でタイカレーを購入しました。
そこのタイカレー屋さんの人は、知らないことでしょう。けいちゃは実は“バキン欲”を満たしたいんだってことを。
でも、僕の側にバキンがいないから…代わりにタイカレーでなんとか欲を満たしている…。
これはすなわち…
愛する女にフラれた男が、自身の性欲を満たすため、いや…もとい!
その愛した女のことを忘れるがために!! さほど好きでもない行きずりの女性を抱くがごとし!!
涙涙の泥沼カレー劇場が繰り広げられていたのです。
想像してみてください!
お前じゃないんだ…お前じゃないんだ…と思いながらタイカレーを口に運ぶ男の姿を。そして、そんな男に誠心誠意尽くす、ちゃんと美味しいタイカレーの悲しき運命を。
タイカレーはうまい。でも、お前じゃないんだ!!
けいちゃは真実の愛に気づきます。バキン、やっぱりお前以外はいないんだ!
けいちゃはもう、バキン以外のカレーを愛せません。
でも、届かぬバキン。 会えぬバキン。
そこでけいちゃは、とうとう自分の手で“バキンっぽいカレー”を作ることにしたのです。
完成した手作りバキン風のカレーを食べて、けいちゃは思いました。
これって
ダッ○ワイフってこと!?
抱けない男が辿り着く、欲望の最果て…。
あぁバキン…
バキンダッ○ワイフ…
でもそんな、ダッ○ワイフを、みさきちゃは「おいしい」と言ってくれました! ケケケ。
今日は昼も夜もカレーだったねww
今日も楽しかったよ。
けいちゃ
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