越後湯沢温泉旅行② あのお店に出会う

↑のつづきです。

川端康成の小説「雪国」を読んでいたためか、なんとなく越後湯沢温泉駅は田舎のこぢんまりとした駅ではないかという印象を持っていました。

ところが降りてみると、実に立派で大きな駅。
構内には「がんぎどおり」と銘打ったスペースがあり、お土産屋さんや出店などがズラリと並んで賑わっていました。


ワクワクしながら、ついに駅を出ます。

白い雪山の斜面の手前に大小多数の旅館やホテル、そして飲食店が軒を連ね、足湯スポットから湯気が上がっていました。

「いい雰囲気だなぁ」と、景観を楽しんでいたけちゃ。その視界に、衝撃の店名が飛び込んできました。

『うまい ラーメンショップ うまい』


関東の人にはなじみのあるラーメンチェーン店かもしれません。

しかし、九州から上京してきたけちゃとみちゃは、このラーメンショップの存在を知りませんでした。

初めて見たのは上京したての頃、千葉に出かけたときです。この店名のセンスに、けちゃとみちゃはツボにハマってしまったことがあったのです。

どうツボにハマったのかを説明するのは難しいのですが…

大事なことなので2回言って、挟んでみました!

という感じが可愛くて、いろいろな言葉を作り出して遊んだほどです。

「せまい お部屋 せまい」
「こわい おばけ こわい」
「ぬるい 白湯 ぬるい」

そんな感じで、一時期の盛り上がりを提供してくれた人気ラーメンチェーン店
『うまい ラーメンショップ うまい』
に、こんな雪国で出会えるとは感激です!

しかも駅を出てすぐの、越後湯沢の一等地と思われる場所に、まるでご当地店の佇まいで看板を掲げています。

チェーン店とは思えない、その堂々たる店構え。実に立派なものでした。

けちゃはみちゃと笑いながら
「おなか空いたから、ごはん食べようか」
と、いう話になりました。

足を向けたのは残念ながら「ラーメンショップ」ではありません。

せっかくの旅行ですから、やっぱり新潟名物をということで「へぎそば」を食べることにしました。

でも、いつかは行ってみたいラーメンショップ。

いつどこの地域のラーメンショップに足を踏み入れることになるのか、その楽しみもひとつ増えました。

さて、次回は新潟の名物とお酒を堪能して、いよいよ旅館へと向かいます。

つづく

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