ナイフと沸騰

私にとって特別な人に会った素敵な日。
そして自分に自信がなくなった日。

あなたが言う事は全て正論で返す言葉が見つからない。
だからこの先一緒にいたって幸せにはなれない。

だけど、
好きって感情だけで一緒にいる事は
高校生の恋愛ごっこなのでしょうか。

好きだから付き合う。
好きだから会いたくなる。
好きだから復縁したい。

この感情を伝えたところで
あなたは全て過去を用いて反論してくる事でしょう。

もう参りました。
もう説得させる言葉が見つかりません。

全ては合わなかったの一言でお終い。

会わなければ良かったって伝えてしまったけれど、
あなたは傷ついたと反論する。

何がダメなの?

伝えちゃいけない一言だったの?

でも、汚い終わり方は私は望みません。
ただ、それだけ。

最後に傷つけてごめんなさい。

もうわたしには貴方を傷つける言葉しか残ってません。
貴方を満足させる態度しか思い浮かびません。

でも、素直に頷くだけの私は私ではないから
思いつく言葉を精一杯伝えました

多分、相当貴方の心をナイフでぐちゃぐちゃにしました。
もしかすると、腑が煮えくり返って
沸騰した鍋を私の顔にかけたいくらい
ほっぺに手を当てたいくらい
私のことを嫌いになったことでしょう。

それでいい。

それでいい。

私のことを嫌いになってくれたのならばそれでいい。

もし鍋の水が空っぽになったのなら

また新しい水を汲みなおせばいい。
どうか自分で新たな水を汲みに行ってくれればいい。

傷つけるナイフしか持ってなくて
こんな未熟な私で

本当にごめんなさい

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