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2023年度作品『再会』の楽しみ方

こんにちは!3015(さんまるいちごー)代表のちげです。いよいよ9月に入り、ひとつの目標だった富山のよさこいまつりが間近に迫ってきました。
今回は活動再開して最初の作品となる『再会』の全貌?をご紹介します。ぜひ最後までご一読ください(^^)


2023年度作品『再会』について

3015(さんまるいちごー)を再始動してから、あちこちから「懐かしい」「昔見たことがあるかも!」という声をいただきました。思った以上に覚えてくださってる方がいるようで嬉しく感じたことが記憶に新しいです。

チーム活動の”再開”から始まり、メンバーとの”再会”、そして見てくださった方との”再会”…いろんな”再会”に感謝して、今年の演舞を皆様にお届けします!

チームの根本となる「富山の魅力を全推し」「踊り子同士、時にはお客さんと目を合わせながら踊れる」「一緒に踊りたくなるような」といったキーワードを軸に置き、大まかに4つのパートで構成された演舞になっています。

富山県の民謡を踊る

チーム発足時から”演舞には富山県らしさが伝わる民謡を取り入れよう”というスタンスでした。富山県の三大民謡は「越中おわら節」「麦や節」「こきりこ節」です。今年度は踊ってみたかった麦や節を取り入れることに。

和に偏りすぎない、今っぽさも

長年よさこいを踊ってきましたが、THE・和な演舞がほとんどでした。和な演舞は大っ好きなんですが、せっかくなら少し新しい感じにも挑戦してみたいという気持ちがあり、”今っぽさ”も意識しながら作品づくりを進めてきました(とはいえ、和っぽいのが好きなので抜けきれず)。

楽曲

X(旧Twitter)でのご縁で、楽曲は平松さんに担当していただきました。岡山から富山の練習に顔を出してくださったり、私の頭の中のごちゃごちゃを上手く整理してもらったり、と多方面からのアドバイスもいただきながら曲の制作をしていただきました。

初回の顔合わせで3015ポーズにノッてくれた平松さん

歌詞

(第一部)
駆けるあいの風 笑顔を乗せて
心が踊る時間が始まる
鮮やかに 色付く四重奏(カルテット)
春の音に耳を澄ます

夜空高く高く三日月
輪郭なぞる水面
打ち寄せる ホタルの星空

瞼の裏には黄金の 稲穂が揺れ
祭囃子が聞こえる

(第四部)
君にまた会えた喜びが
この胸いっぱいに溢れてる
巡る時の中 ここで出会えたこと
今はただ楽しもう

歌えや歌えや 踊れや踊れや
笑えや笑えや 3015(さんまるいちごー)

みんな一緒に 笑顔のど真ん中
君も来られま 笑中(えっちゅう)富山へ
みんな一緒に 笑顔のど真ん中
君も来られま きときと笑中(えっちゅう)富山

2023年度演舞曲『再会』

歌い手:中川 奈美さん

歌は一曲を通して、中川奈美さんに歌っていただきました!メロディ部と民謡の歌い分けも”さすが!”なのですが…。
仮歌入れの当初は、メロディ部が今より格段に可愛いらしい歌い方でした。が、私たちの演舞を見て、演舞の雰囲気(年齢層?笑)に合わせて歌声もマッチするよう変えてくださいました。”さすが!”と感じざるを得ないプロの技…!耳馴染みの良い曲に仕上がりました。ありがとうございます!

楽しみ方・見どころ

第一部/富山の魅力的な情景

歌詞にご注目ください。最初は「朝日町の春の四重奏」、次に「ホタルイカが星空のように海に光る様」、そして「秋の稲作、祭りの季節へ」…富山の魅力的な情景を思い浮かべていただければ幸いです。
踊りも歌詞に合わせた振付になっています。伝わるかな?

『朝日町の春の四重奏』

第二部/越中麦や節

ワンフレーズ丸ごと麦や節を踊ります。聞き慣れた民謡ではあるものの、踊ってみるとなんと難しいことか。本場さながらの舞いのようにはいきませんが、男振りのキレのある笠踊り、女振りのしなやかな手踊り…富山の民謡「麦や節」をひと時、ご堪能ください。

笠踊りはレクチャーしてもらいました

第三部/壮観な我らが立山連峰

壮観な立山連峰をイメージした曲調とMCの語りをお聞きください。可愛い中川さんの歌声に対して、西ちゃんの渋いMCが引き立ちます。富山の自然の恵みに改めて感謝。

『雨晴海岸から望む立山連峰』写真提供:とやま観光推進機構

第四部/再会の喜び、富山で楽しく踊りましょ

3015(さんまるいちごー)として演舞できる喜び全開なパートです。立山に見立てた振付をみんなで踊ったり、顔を見合わせて踊ったり。
ラスト部分は、歌詞も富山弁・方言・当て字てんこもり。笑 副代表のあすかちゃんを筆頭に歌詞を起こしてくれて、私はとても気に入っております。振付もみんなと一体感を感じられるよう、かつ難しくならないように意識しました。メンバー以外の方にも一緒に踊ってほしいとも思っています!

一緒に踊りませんか♡

衣装

基本は麦や節の形をもとに、男振りは襷に袴、女振りは着物風に。今っぽさのある楽曲に仕上げてもらったので、THE和風にならないようにも意識しました。

男振り衣装の見頃はボタン仕立てにして、ちょっとだけ遊んでみました。立山カラーに仕上げたつもりが、アクセント(赤色)がいい感じにドラ●もんを彷彿させる…と感じるのは私だけ?笑
ちなみにドラえ●んの作者、藤子・F・不二雄氏は富山県出身なんですよ。これも富山のPRということで!
笠を外した時にみえるトミジローくんにもご注目!

衣装手直し中

女振り衣装は、柄もカラーもチューリップ推しです。チューリップ、富山県の県花なんですよ♡表地の手書き文字には、麦や節の歌詞が書かれています。くるっと回ると花開くように見えるよう、見頃にスリットを入れたりしてます。パンツは男衣装とリンクさせるため、水色を。

お披露目は富山のよさこいまつりにて!

キッズやMCの法被にも、立山・チューリップをあしらっています。こちらの法被は、しばらく同デザインで使っていく予定なので、覚えてもらえたらいいな♡早く届かないかなー!

最後に

富山のよさこい界の活気が戻ってきた去年、憧れだった夜高舞緋組さんで踊り子を経験させていただきました。4年ぶりに踊って感じたのは、やっぱりよさこいは楽しい!ということ。合わせて、また作品をつくる立場でよさこいに関わりたいという欲も再燃。

そこで、踊り子として演舞できなかった3015(さんまるいちごー)の活動再開が頭をよぎりました。だけど、メンバー集まるかどうか、運営できるのか、仕事・家事・子育てと両立できるのかと長いこと悩みました。

そこで背中を押してくれたのが、副代表のあすかちゃんと多方面で補佐をしてくれているともちゃん。「ちげがやるなら、ついていく!」と。二人には最初から今に至るまで、私の意見を尊重しながら、ずっと全面的にサポートしてくれています。

頼もしい二人の背中

そんな中で、前チームのメンバーが踊り子復帰してくれたり、よさこい未経験だったメンバーが増えたり、少しづつチームとして活動が形となってきました。運営・練習体制は全く整っていないにも関わらず、不満もいわずついてきてくれて、手や目が届かないときにはメンバー同士が協力しあって、事務雑務にも快く協力してくれて…素直で優しいメンバーに恵まれて幸せモンです。

一人ひとりが宝物(全員写っとらんけど)

今のメンバーで築き上げた今年の作品。イベントやお祭りはまだまだ経験不足。緊張が先立って、表情も踊りもぎこちなくなってしまうかもしれませんが、私たちの精一杯の演舞をお届けします。
温かい手拍子・足拍子をよろしくお願いいたします。

3015(さんまるいちごー)2023年度 代表 ちげ

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