私の中のムーンライト
私の中のムーンライト。
私なりのムーンライト。
私のムーンライト伝説ー
楽曲について
2021年5月5日に発売されたジャニーズWEST16枚目のシングル『サムシング・ニュー』の通常盤に収録されているメンバー重岡大毅が作詞作曲を手掛けた『ムーンライト』。
ムーンライト
作詞:重岡大毅
作曲:重岡大毅
編曲:ha-j
発売後約1ヶ月が経ち、やっとその歌詞を自分なりに咀嚼できた。
あまりにも夢が広がっていて、聴くだけで素敵な情景が浮かぶ楽曲。
子供心を思い浮かべながら作られたであろう曲。
それを大人の心で分解して分析するのはどうなんやろうと思ったけどメロディのワクワク感が充分に身体中に染み込み切った気がするから、脳みそにもこの楽曲の素晴らしさを染み渡らせたくなって歌詞を自分なりに咀嚼することにした。
前半の少年と後半の青年
手を突っ込めばポケットの中 宇宙行きチケット
縁石に乗り込み青空へ やじろべぇしよう
そこらへんの道の縁石に乗るだけでも宇宙旅行ができたあの頃
真昼間の月に僕は種を植えに行くんだ
誰も見ちゃいないし 見たこともない
花を咲かそう
誰も知らない花、なんかよくわからないけどワクワクすることがしたい
どこまで行こうか まだ何も決めたくないな
どこまでも行けそうな気がしてさ Not yet
知らない明日へセイグッバイ
今だけは歌ってたいや
ここだけの話をしよう
世界が止まっても 僕は止まりゃしないんだ
このサビで出てくる印象的な言葉「Not yet」と「知らない明日へセイグッバイ」は歌中で出てくるどの言葉も意味合いが違う気がする。
それについては後ほど。
少年たちがいた
あの頃の僕らだ
季節外れのTシャツで
何だって出来るって そう思えたっけ
ここから大人。
(ここぞって時に自分を鼓舞するために勝負Tシャツを何枚か所持する重岡くんが描くこの歌詞はグッとくる。)
真昼間の月に種を植えてみたくなったのは
いつか君を襲う夜の底 一輪の光を
何だかよくわからないけど植えたかった誰も知らない花。
大人になって具体的な意味合いがついた。
どこまで行こうか まだ何も決めたくないな
どこまでも行けそうな気がしてさ Not yet
知らない明日へセイグッバイ
今だけは歌ってたいや
ここだけの話をしよう
世界が終わっても 君を終わらせないんだ
Not yet
僕だけのための言葉が君のための言葉になった。
守るものができて、少年の頃と同じ言葉でもまた一段と強くなったような感じる。
(「この曲を歌ってるWESTが見たかった」から作ったと重岡くんがどこかで言っていた。自分のことを考えていたJr. の頃に対してデビューしてから今の自分たちは変わっていないようで誰かを想って前を向く強さを手にしていることを表現したかったのかなぁ。がむしゃらに行きた少年時代もがむしゃらさを失っても愛を味方にした大人も、どちらもいいぞってメッセージが込められている気がする。)
同じ言葉でも違う意味
サビの中でも特に特徴的な言葉、
「Not yet」と「知らない明日へセイグッバイ」
「Not yet」
1番(少年)のNot yetは「まだ始まっていない、これからだ」という0からのスタート。
2番(青年)のNot yetは「これまでやってきたけど、もっとやれる」という1からのスタート。
そして最後のNot yetは「まだ終わっていない」というゴールをとっぱらう強い気持ち。
同じNot yetでも意味合いのニュアンスが違うのかなと。
「知らない明日へセイグッバイ」
1番(少年)のセイグッバイは明日のことを考えない、今だけを考えてる。
2番(青年)のセイグッバイは明日から目を背けるための言葉?
いつから明日のことを考えて憂鬱になるようになったのだろう。
明日のことを考えて夜の底を見るようになったのだろう。
(『ANS』の中で大好きな歌詞、「吹っ切れてないのにまた今日が始まるのか」を思い出した。明日が今日に変わる夜の底。誰もが感じたことのある夜の底。それを共感できて自分だけじゃないと勇気づけてくれる『ANS』と一輪の光をそっと注いでくれる『ムーンライト』。)
私にとってのムーンライト
これが私の中で生まれたムーンライト伝説。
うまくまとまってないけど、私の中ではより大切な楽曲になりました。
いつの間にか忘れていた無敵で無邪気なあの頃を思い起こし、また明日への勇気に変える。
重岡くんはしっかり大人で、でも生きてきた期間を全て無駄にしない素敵な大人です。
知らんけど。
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