医療従事者を対象にした調査からわかった新型コロナワクチンのリスク
結論
2,300回に1回程度の割合で深刻な副作用が起こる
ということが先行接種した医療従事者を対象にしたコホート調査からわかりました
新型コロナワクチンのリスク
「予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会」の資料の中に「新型コロナワクチンの投与開始初期の重点的調査(コホート調査)健康観察日誌集計の中間報告」というものがあります
調査対象者19,806人中、1回目の接種を受けたのは19,806人全員、2回目の接種を受けたのは少し減って19,635人となっています
被接種者の構成は以下の通り(画像は順天堂大学版)
医療従事者なので高齢者が少なく、女性の比率が高いです
1回目と2回目を合計して39,441回の接種で31件のSAEが起こっています
「SAE」とは簡単に言えば「ワクチン接種と時間的に関連した、あらゆる深刻な健常の問題(ワクチン接種との因果関係は問わない)」で、死亡のおそれや入院の必要があるものをいいます
深刻でないものは「AE」と呼ばれます
この調査ではSAEはワクチンとの因果関係が疑われるかどうかも含めて報告されています
31件のSAEの内で因果関係が疑われるとして報告されたものは以下の通り
17件が報告されていて、そのうちの3件はアナフィラキシーとなっています
接種39,441回で因果関係が疑われるSAEが17件発生しているため、接種2,320回につき1件の割合で因果関係が疑われるSAEが起こるということになります(アナフィラキシーを除外すると2,817回につき1件)
新型コロナの重症リスク
比較のために新型コロナの重症リスクを計算します
日本では2020/06/25~2021/06/25の1年間で763,495人が新型コロナに感染しています
日本の総人口を1億2600万人として165人に1人の割合です
重症化率は60歳以上で8.5%とされているので、この年齢層では1年間で1,941人に1人が新型コロナで重症化しています
60歳未満だと重症化率は0.3%なので55,000人に1人が重症化しています
まとめ
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