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9室を考える。


9室とは。自分にとっては太陽も月も水星も木星も、
何ならキロンもいて、小惑星が基本的に集っている室である。

まずはじめに、一般的に言われている9室とは

「哲学」「宗教」「出版」「長距離の旅行」「海外」「専門知識」「高等教育」

しっくりこないんじゃが…

己の太陽月木星水星キロンがいる室なのに、こうやって並べられると本当に
しっくりこない。こんなにしっくりこないということは情報が足りなくて、
かつ経験が少ないということだと思うので、
いったん9室のナチュラルハウスである射手座を調べてみた。

定説

ケンタウルス族の中でも例外的な存在の賢くて強くてヤバい上、
医術にも長けていて、いろんな知識を持った不死身のケイローンさん。
なんやかんや他者の争いの最中、飛んできた矢がうっかり刺さってしまう。
さらに、矢の先端には致死の猛毒が塗られていた。
しかし、不死身だったため死ぬことができず苦しむケイローンさん。
不死身の命を捨てることで安らぎ・癒しを得た。
そのケイローンさんの様子を見た大神であるゼウスくんはその死を悼み、
いて座にしてくれたそうな。  (要約:私)

これ読んで、射手座ってキロンじゃね?ってなったんだけども。
それだとこの「9室を考える」ことにならなくなってしまうので、
この射手座神話から読み解いてみることにした。

射手座の「ぼんやり」感

再度確認しておく。9室とは、

「哲学」「宗教」「出版」「長距離の旅行」「海外」「専門知識」「高等教育」

哲学で、宗教で、出版で、長距離の旅行で、海外で…って、なんだかこう、まとまりがなくて、ぼんやりしている。無理やり大きな意味でくくると、「遠」く、対象が限られていない感じがする。ただ、これにいて座の神話を当てはめると、何となく見えてきた。

哲学。Wikipediaの概説・語源によると、

英語で「フィロソフィー」 語源は古典ギリシア語の
「フィロソフィア」に由来する。直訳すれば「知を愛する」

(古典ギリシア語の「フィロソフィア」
(古希: φιλοσοφία、philosophia、ピロソピアー、フィロソフィア)
という語は、「愛」を意味する名詞「フィロス」(φίλος)
の動詞形「フィレイン」(φιλεῖν)と、
「知」を意味する「ソフィア」(σοφία)が結び合わさったものであり、
その合成語である「フィロソフィア」は「知を愛する」「智を愛する」
という意味が込められている)

賢くて、いろいろな知識を持ったケイローンさん感が出てきた。
続けて、宗教。これはWikipediaではきりがなかったので、哲学のwikiにあったこちらを引用させていただいた。

哲学と宗教は共に神の存在に関連している分野である。そのため厳密な区分は難しい。宗教と神学と哲学の境界は必ずしもはっきりしない。ただ、合理的な追求を試みる態度によって異なっている、とする人もいる。


神の存在。


なにかを知ることを追求しすぎてしまった結果感がすごい。
厳密な区分は難しい、と言われていて境界がはっきりしない…ここでもぼんやり感を知るとは思わなかった。

閑話休題。まず、ケイローンさんの「例外的な存在」に宗教みを感じた。
自分とは別の、さまざまな知識をもって賢く、楽、医学、予言、狩猟、武術、馬術を教わったり教えたり、病人を助けていたり、もうなんか…「女神」って感じしない?する。

じゃあ次、出版ってどこから来たの?
これは多分、ケイローンさんの知識を「教える」ところからきている気がする。自分のいろいろな知識を他者に教えるために、書き記し、広めていく。

そうなると長距離の旅行は、今いるところで得てしまった知識のほかに、新しい知識を得るため足をのばすことからきているんだと思うし、イコール海外もそういうことだと思う。知見を広げるというか。

専門知識はそのままの意味だろう。ケイローンさんのように広い知識ではなくとも、何か人とは違う分野の知識を持っている人もいるはず。
高等教育、これも3室の初等教育から一転して、大学や専門学校などの知識的なものだから、これもわかる。


でも改めて「射手座(9室)って何?」って言われると
わからなくない?


と思ったのでざっくり、1~12のナチュラルハウスをまとめた。

1:自分 自我     7:対人、パートナー
2:財産 所有     8:(7室を経て)得たもの、自己変化
3:会話、技能     9:宗教、哲学、旅行
4:家、ルーツ     10:社会的な立場、権威
5:自己表現、愛情   11:友人、希望
6:日々の健康・仕事  12:隠されたもの、神秘

12室もだいぶわからないけど9室。9室これ、本当に、分からなくない?

見る可能性はほぼゼロだけどホロスコープ初心者が見るかもしれない万が一を考えて一応説明しておくと、ホロスコープっていうのは
1~12室全てを一つの流れとして見るものです

自我(牡羊:活動)を得て 所有へ目覚め(牡牛:不動)
言葉を得て(双子:柔軟)、育てられ(蟹:活動)
自己を表現し(獅子:不動)、社会へ出る準備を始める(乙女:柔軟)。
他者と心地よい関係を築き、(天秤:活動)、
深く関わりを持つことで更に新たな自分を見つける(蠍:不動)。
自分を見つめなおし、理想を持つ(射手:柔軟)。
社会へ出て(山羊:活動)、志を同じくする者と希望を分かち合い(水瓶:不動)
自己の本当の、本来の魂へ戻る(魚:柔軟)。

ルーラー(支配星)から考える

木星。
社会的天体で、広げる・成長・財産、財運のあるところ、恵まれた分野


結論 9室、広すぎてわかんねえ~。

ケイローンさんがすごくてやばかったということと、本題とは別のキロンの「傷と癒し」に関しての知見を得られたのはよかったんだけど、肝心の9室がうすらぼんやりすぎる…

※カスプにもよるというのは確実にあると思うけど、ナチュラルハウスで考えたらどうなるのかなという意味での9室を考えました。

ギリシャ神話から考える室の傾向、楽しかったからまたやりたい。

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