「#アライさん界隈24時間オフ」についての雑感

お久しぶりなのだ。元気ではないけどなんとかやっているのだ。

「#アライさん界隈24時間オフ」とは何か

さて、ついったーちほーアライさん界隈では2019年12月21日〜22日にかけて「#アライさん界隈24時間オフ会」というハッシュタグが発足→利用されていたのだ。

このタグは「一部の仲良しのアライさん同士がオフ会をする際に使われた」ものであり、「アライさん」「界隈」といった特定のコミュニティを代表するものではないのだ。それを踏まえて以下のTogetterまとめを見てほしいのだ(まとめたのはニシャイさんではないのだ)

読むのがめんどくさかったヒトのために流れを簡単に説明すると

(四留無内定鬱病の)ヨンイさんというアライさんによってタグが設定される

→ヨンイさん含めた仲良しアライさんたちにより関東近郊(恐らく)でオフ会が開かれ、24時間継続して行われる

→オフ会の様子や連絡がタグを利用して投稿される

→タグに気がついたアライさんたちから賛否両論さまざまな意見が上がる

→一部のアライさんたちから参加者に向けて激しい批判が投稿され、プチ炎上状態になる

→タグ設定者がツイートを削除し謝罪

ということになっているのだ。

オフ会のタグ利用について

これまでアライさん界隈ではそれなりに「オフ会」そのものは行われているのだ。ニシャイさんはいずれにも参加していないのだが、それぞれ別のアライさんによって2〜5人程度のオフ会がさまざまな場所で行われているのは確認できているのだ。

インターネットで出会ったフレンズがオフ会をすることの定義や危険性については、今更ここで語る必要もないくらいさまざまな場所で議論されてきたと思うのだ。

アライさん界隈はその特性上(ツライさんというネタが流行ったことで辛い環境に置かれたヒトがアライさんとしてアカウントを作ったり移行したりすることが多い)「病気や障害を抱えている」「他者とのコミュニケーションに不安を抱えている」フレンズが多いのだ。また、界隈全体で「同じキャラクターをアバターとして利用することに伴う匿名性」を重要視する傾向が強く、さまざまな場所に住んでいる幅広い年齢のフレンズが存在することから、オフ会でのタグ利用は避けられてきたのだ。

この「匿名性」については「#自撮りなのだ」に代表されるように「アライグマというキャラクターのイメージから逸脱した行為=現実の人間を感じさせる行為」についての批判が常に行われてきたのだ。「#自撮りなのだ」については、特に説明なく「アライさん」を名乗るアカウントの持ち主が自分の顔や体を撮影した画像や映像を長期に渡って公開する行為が危険視されたことで(苦手なフレンズがワードミュート機能を使えるように)タグを利用して投稿することが提唱されていることなのだ。

ただし、アライさん界隈でほぼ唯一使われているオフ会に関するハッシュタグがあるのだ。それが「#会わないオフ会(○○編)」なのだ。

この「会わないオフ会」は匿名性を保ちつつ・時間や場所に捉われず・同じ話題で大勢が会話に参加できるという従来のオフ会とは異なる側面を持っているのだ。

具体的には「○月○日に☆☆に関する話題をみんなで投稿しよう、**の画像を投稿しよう」とユーザーが呼びかけ、タグを利用して投稿し合うという、オフ会よりはお題に近い催しなのだ。例えば、以前「同じ日の同じ時間にお菓子を買って食べるのだ」という呼びかけに対し、賛同したユーザーが「これ買ってきたのだ!」と買ってきたお菓子の画像を投稿して、画面越しの一体感を味わう、といった会わないオフ会があったのだ。

会わないオフ会はその一体感と自主性(自分でツイートしない限り言及されることがない)からハッシュタグの利用にも適したイベントであるとして、多くのフレンズから支持されているのだ。

アライさん界隈ではオフ会といえばおおむね「内輪で開催する数名の小規模オフ会」とこの「会わないオフ会」のことを指すのだ。時々問題となったオフ会(トラブルが発生し界隈内やいわゆるヲチスレ内で注意喚起されることになった会もあるのだ)についてふれられるこもない訳ではないのだが、基本的には会わないオフ会がアライさん界隈でのコミュニケーションにおけるそこそこ重要なイベントとして機能しているのだ。

アライさん界隈は、居住地や年代が幅広いことで普段集まることが難しく、先述のとおり病気や障害を抱えているフレンズ、他者とのコミュニケーションに不安を抱えているフレンズも多いのだ。実際、精神疾患や発達障害(とそれに伴う二次障害を含む)などで、現実社会でのコミュニケーションがなかなかうまくいかなかったことをきっかけにアライさん界隈に来た、というアライさんも見かけるのだ。かくいうニシャイさんもニートで他者とのコミュニケーションに不安を感じていることから、なんとかインターネット上でも誰かとつながりを持ちたいという気持ちでアライさんとなった、という経緯があるので、アライさん界隈、特に「会わないオフ会」のようなゆるいコミュニケーションの場には大変助けられているのだ。

だからこそ今回の「24時間オフ会」については、これまでの界隈におけるオフ会、ひいては複数人の同じコミュニティに所属する人員の関係づくりという意味で少し疑問に感じることが多かったのだ。

今回のタグの問題点

ヨンイさんによるタグ設定の発端となったツイートは既に削除されているようなので、ここからはニシャイさんの憶測が多分に含まれるのだ。

今回「#アライさん界隈24時間オフ会」というタグは、基本的には22日以降言及したフレンズを除いて数名のアライさんによって利用されているのだ。先ほどのTogetterでも「参加者と思われるユーザーのツイート」としてまとめられているのだ。

これまでアライさん界隈では、会わないオフ会やアライさん同士のコラボCASなどを除いて、「アライさん界隈」の名を冠するオフ会の様子がタグを利用して投稿されたことはないのだ。あくまでこれはニシャイさんの観測範囲によるものだからもしかしたら普通に使われている可能性はあるのだ。

「アライさん界隈」と称するならば、特定のアライさんたちによる限定的なオフ会(オンラインでない=現実の人間としてのコミュニケーション)で利用するのはどちらかと言えば反感を買うと思われるのだ。「#自撮りなのだ」の例もあるように、予告なしに知らないオフ会の様子が流れてくる状況に対する困惑、憤りも当然発生すると思うのだ。

一方でアライさん同士のコミュニケーションの場だから「アライさん界隈」というワードを利用するのもまたおかしなことではないと言えるのだ。会わないオフ会のようなオンラインでの催しで、「アライさん界隈」という表現が使われることも多いのだ。ヨンイさんはアライさん以外はいなかった、としているので、アライさんしかいないオフ会だから「アライさん界隈」にしたという考えにも納得できるのだ。

タグについて言及したアライさんの中には「陰キャの集いのはずのアライさん界隈で陽キャたちがワイワイオフ会してその様子を垂れ流してる」と認識しているアライさんもいるようなのだ。ニシャイさんは疎外感を感じた訳ではないのだが、この認識が完全に間違っているとは思わないのだ。

ヨンイさんの謝罪ツイートでは「参加できないアライさんたちに疎外感を生むものだとは認識していなかった」とあるのだ。これは先述のアライさん界隈の特性という意味で「現実社会での疎外感を強く感じている」フレンズが多いという部分が強く出ているのだ。そのようなフレンズが多い場で「オフ会の様子をタグを使って伝える」のは反発を買っても仕方ないと思うのだ。

ニシャイさんの個人的な意見

ニシャイさんとて5月からアライさんをやってるので、いろいろアライさん同士のコミュニケーションにおいてトラブルが発生するのを見てきたのだ。オフ会で会ってトラブルになった、リアルで個人的な付き合いをしてトラブルになった、誹謗中傷をされた、といった事態をさまざま観測してきたのだ。

その中で度々「パークの危機」などと、他のアライさんの言動について不適切だと指摘する動きもあったのだ。

ニシャイさん個人としては「他のアライさんに直接的な害が及ばない限りは、通常のTwitterの規約に基づいて行動していればよい」という考えなのだ。この直接的な害とは、暴言や(オフ会での)暴行、その他犯罪行為なのだ。でもそれってアライさん界隈に限らず全てのインターネット、もっといえば全てのコミュニティにおいて当然遵守されるべきなのだ。そこにあえて付け足すとすれば、「原作のアライさんのイメージを極端に損ねるような言動をしない」ということなのだ。そしてこれはほとんどのアライさんがある程度自覚し実行している投稿のガイドラインだと思うのだ。

ただ、「原作のイメージを損なわない」部分はあくまで個人のさじ加減なのだ。普段の生活についても出来る限り原作の用語を使ってアライさんらしく振る舞っているアライさんもいるのだ。ニシャイさんもごはんや食事のことを「○○味のジャパリまん」って言ってた時期があるし、今も出来る限り肉や魚を食べたとは投稿しないようにしているのだ。これはニシャイさんの中ではけもフレのキャラたちは肉とか食べないと思っているからなのだ。

今回の件はアライさん界隈のコミュニケーションの特殊さが悪い形で出てしまった、という印象なのだ。アライさん界隈は確かにどちらかと言えば陰のインターネットだとおもうのだが、住んでいるところや仕事、年齢や性別を問わず同じキャラクターを使うもの同士で楽しく過ごせる場所に変わりはないのだ。全員に気を遣った投稿をすることは不可能だけど、事前にタグ利用を告知する・タグの内容を把握した時点でミュートやブロックなどで対応するといったことをタグ利用者及び一部激しい批判をしたアライさんたちがしなかったことが問題だと思うのだ。

ニシャイさんはあくまでこのタグには何も関わりがないのだ。ただ、自分が所属する場としてトラブルが起きていると、みんなが不安に感じてツライなあと思ったからこうやって意見を書き留めることとしたのだ。もしこの騒動に関係するフレンズの中で、この投稿が不快に感じる、というのであれば、その場合は個別に謝罪をさせていただくのだ。

さて、いよいよ12月も終わりに近づいてきたのだ。みんなハッピーに生きようね、なのだ。

おわり



おやつ代と年金の支払い(深刻)に使うのだ。