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UNDERTALE SYMPHONIC CONCERT 2024

4/21(日)公演、昼夜通しで行ってきました…!!

昼公演のCプログラム、夜公演のDプログラム、それぞれ違ったコンセプトで最高に楽しかった…。

Cプログラムはクライマックスでガチボロ泣きし、Dプログラムは血の沸き立つバトル曲のオンパレード、聴きたかった曲を全て聴けた…。


以下、コンサートの感想になります。
ゲームのネタバレも含むので、プレイ済みの人向けです。


こういったコンサートの楽しみといえば、色んな人の参戦服を見るのも楽しい。
サンズのパーカーを着ている人がちらほらいて、見ているこっちまでテンションが上がった…!
サンズのパーカーでなくとも白のインナーに青のアウター率が高くて、概念コーデGJな人がたくさん。
心なしか青服&赤服の2人組が多くてニヤニヤした…。
黄色い花やハートのワンポイントでさりげない感じもニコッとしちゃう。

Cプログラム演奏内容感想。

・公演前の待ち時間、スクリーンにキャラクターが一瞬出てくる演出が面白かった。
フラウィ、サンズ、飛んでいくメタトンなど、出てくるたびに会場がザワついて楽しい。

・トリエル戦の曲「心の痛み」。
色んな曲がある中でも、特にメッセージ性が前面に表れた曲、という印象を持っています。
強く感情に訴えかけてくる力強さと慈愛、オーケストラで音の厚みが増してそれが全身に響いて、このコンサートで最初に猛烈に感激した曲です。

・サンズの登場曲「サンズ」。
生で聴いて一層、こんなに渋くてカッコいい曲なのかとハッとした。
サックスなどの低音が深みを出していて、超クールな曲だと改めて思いました。

・犬曲だらけのほっこりフェイズには、思わずニコニコしちゃいました。そして生で聴くと、曲自体の良さにもより気付く!
立ち上がる鎧ポメラニアンで絶対笑います。

・「今日もどこかで雨が降る」
プログラム全体として情緒的ながらストーリー性があり、聴き終えた時の満足感が素晴らしかった。
映像は確か、サンズと静かな会話をするシーンが沢山流れていたかな?
ただ静かなだけではなく、キャラクター達の内に込めた熱い想いをビシビシと感じられて良かった。

・手ミ-むらと、びっくりする程近い距離を渡らせてくれる鳥を密かに聴きたかったので、この2曲がきてすんごいテンション上がりました!
手ミ-むらでは、演奏者さん達の指パッチンとコーラス、それに水笛を使うという演奏法で高い再現率。こんな風に再現してくれるなんてマヂカンゲキでした…。

・びっくりする程近い距離を渡らせてくれる鳥、こんなに壮大でふざけた(⁉︎)曲をオーケストラで聴けたら最高だろ…と思っていたら、まさかまさかでやってくれた。
選曲GJ過ぎる、ありがとう…!しかもアンダインの曲に挟んでくるし往復するから余計に笑った。

・休憩を挟んで後半へ。残るプログラムが「ひとつのエンディング」「Hopes and Dreams」だったので、クライマックスがくるぞ…!と期待していたら、その期待を超え、NルートとPルートを辿りながら、エンディングまでぶっ通しで演奏してくれました。

個人的にまずは聴きたかったのがUndertale、アズゴア戦、アズリエル戦、多分こないかもしれないけど再会、スタッフロールも超聴きたい…と思っていたら、全部やってくれたどころかアズゴア戦前〜Nルート〜Pルート〜スタッフロール、Last Goodbyeまでを映像と共に、戦闘曲だけじゃなくて本当に全ての流れをノンストップでやり切るという、これ以上のないフィナーレを迎えて、本当にありがとうございますとしか言いようがなかった…。

まず「Undertale」。そもそもメロディが好きで、そして何といっても、ストーリー上での演出の良さと、その演出と曲とのシナジーの秀逸さ。
アコースティックギターだけで始まるこの曲は、曲が進んでいくにつれて少しずつ楽器が増えていって、どんどん音が大きくなって、旅の終わりが近づいてくる感覚になる。それを空間ごと体感できて幸せだった。

アズゴア戦の曲はそれまでの流れ込みで何倍にも盛り上がるので、スクリーンに映像を映しながらフルでやってくれて最高だった。
アズゴア戦は「みのがす」を壊されるのがまた熱い。
コマンドにまで干渉してくる型破りな手法に、プレイ中驚いたのを覚えている。

その後のフラウィ戦。フラウィ戦は、戦闘中の演出があるからこその魅力をたっぷりと含んだ曲なので、スクリーンでプレイ画面を映すやり方が一番映えていたランキング1位です、個人的に。
曲というより効果音の塊、という印象で、コンサートでの演奏も、細切れに移り変わる戦闘画面に忠実に合わせてきて感動した。
過去のニンゲン6人が力を貸してくれる場面は、何度見てもグッとくる…。

そしてついにアズリエル戦!個人的に、一番生オーケストラで聴きたかった曲が「夢と希望」「Save the World」だったので、Cプログラム中一番テンションが上がった…!
ゲーム中の流れも最高だし、その流れと最大限にマッチする曲で、もう、凄いんだこの曲は…。
「絶対に負けられない」を通り越して「絶対負けない」感覚にさせてくれる曲で、聴くだけで胸がいっぱいになる。

隣の席の連れに泣くところを見られたくないため、泣かないように我慢するのが大変だった。
プレイした時はアンダインを解放した時のアンダインの笑顔で涙腺崩壊したんだけど、コンサート中はグッと堪え、なんとかうるうるで止められたが、アズリエル戦後のアズリエルとの会話でとうとう泣いてしまった。抱きしめたところで無理だった。

涙ホロリどころかダラダラ涙が流れて「もう泣くの我慢しなくていいや…」と思いさえした。
ちなみに終演後に連れから開口一番「アズリエルのところで普通に泣いたわ」と言われ、泣いているところを必死に隠す努力なんてしなくてよかった事を後から知った。

「最後の力」を演奏で再現した事に感動した。
「夢と希望」の逆再生だから、原曲は良い意味でガサガサ感というかザワザワ感みたいなものがあるが、その感覚を残しつつきっちり再現したのが凄いなと。

そして「再会」。やり直した先で誰も殺さなかったからこそ、そこに生きる全てのモンスターたちが、地上に、未来に胸を躍らせているのが本当に素敵で、みんなと仲良くなれて良かったなぁと、また泣く…。
プレイ中はベショベショに泣きながら全ての場所を訪れた…。

トリエルの家の鏡を調べると、来たばかりの時は

「*これは じぶん… 〈プレイヤー名〉だ。」

と出る。だが最後の時に再び調べると

「*いろいろあったけど じぶんは やっぱり じぶんだ。」

と出る。
この一文に全てが込められていて、この一文が大好きで堪らない。

そして、箱の中のナイフを取らない流れ。
コンサートの映像作りがとても粋だ。

エンディング曲に突入した時の興奮といったら…。この流れでこれが聴きたかった。

・アンコールは犬曲メドレー!
ほっこりながらも厚みのあるノリノリなテイストで、エンディング後の熱量そのままに楽しめた。
てっきりMEGALOVANIAがくると思っていたから驚きもしたが、Cルートは徹底的にPルートをなぞる曲目な感じ。
うざいイヌがどんどん伸びていく映像に遊び心があって温かかった。


Dプログラム感想

・公演前の待ち時間、スクリーンに一瞬だけキャラ (Gルートプレイヤー) が映り、会場がザワつく。
この時点で、DプログラムはガッツリGルートだと確信した…w

・演奏者さん達、胸や楽器に赤いハートを付けて来たのは夜公演で変えてきた?ゲーム自体を好きでいてくれている感じが素敵!

・Cプログラムと違い、トリエルを一撃で倒す。しょっぱなからGルートだ…と怖くなると同時に、という事はあの曲たちも聴けるかも…!と期待も膨らむ。

・勇者アンダインの曲がかっこよ過ぎた。
この曲は個人的に、静かな中での鈴が特に好きな部分なので、その鈴の音が、生で美しく響いている事に物凄く感動した。

・Dプログラムは早めの休憩時間。休憩時間中、どんどん近付いてくるキャラがスクリーンに映し出され、会場にどよめきが。こういう会場の一体感も楽しいところ。
Gルートプログラムならではのホラーな演出が、Cプログラムとは打って変わっている。

・休憩明け1発目はナプスタブルーク変奏曲。
これがも〜〜〜う期待以上の素晴らしさでムチャクチャ感激した…。
ゴースト・ファイトはもちろん、みすぼらしい家やブルブルチューンといった、ナプスタブルークが作曲した曲が豪華に編曲され、あの曲がやりたかったのはこういう事か…!と、最終形態を聴けた特別感。
コンサートでしか聴けないのがあまりにも惜しい…!!!DVD化してくれ…。

怒りのマネキン戦など、いとこ曲も続けて演奏されてボルテージが上がる…!
想像以上の構成と盛り上がりで、至福のひとときだった…。

・バトル曲メドレーはテンションブチ上げの連続。
スパイダーダンスは絶対聴きたかったので嬉しかった!
通常戦闘曲は聴き慣れてしまうと忘れがちだが、あまりの良さに痺れた…。
オーケストラで臨場感増し増し。

・生で魅力が増幅したのがコアの曲…!こんなにクールでかっこいいのかと…。

・華麗なる死闘を聴けてメッチャ嬉しかった…聴けると思っていなかったから嬉しさ倍増。

・そしてそしてMEGALOVANIA…!!これを聴かずして帰れないと思って来たので感無量…。
何割かはこの曲を全身で浴びるために来たので…。超絶カッコいい以外の言葉が出てきません。

それにしても、何度見ても難し過ぎるバトルだ…。
サンズに勝った人は履歴書に書いていいぐらいだろ(?)
根気強くて学習能力があって記憶力があって手先が器用で物事を投げ出さない人物です!って名乗ってもいいよな?(?)

・プログラムの終わり方まできっちりGルートでさすがだった。
1日の公演を通して見ると、Cプログラムとセットで聴く前提な構成だったな。

・アンコール曲はMEGALOVANIA!!!そう!!!わかってるじゃん!!!な気持ちになりました!(⁉︎)
1回目よりもハードな演奏で激熱…!!アンコールが終わった瞬間拍手の嵐で、最高のフィナーレだった…。

・カーテンコール、胸に付けていたハートを客席に投げたり、スーツをめくったらフラウィが出てくる出演者さん達が面白かったw
一番笑ったのは、帽子を取ったらフラウィが出てきたギターの演奏者さん、声出して笑いました。

昼夜公演通して、N・P・Gルート全て辿れて、素晴らしい演奏で、ゲームの良さも再認識できて、間違いなく一生の思い出です…。
ゲームを1周しかしていなかったけど、2周目をやりたくなったのでいつかやりたいです。2周目でもベショベショに泣くんだろうな…。

物販で楽譜も買ったので、アンテ曲練習をして楽しもうと思います。
私もセーブ能力を使って、膨大な時間を手に入れたい…!

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