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THE 日記(11/6 - 11/9)

11月6日(月)
 低気圧。朝、窓から外を見やると路面がびしょびしょに濡れていた。湿度が高く、GERRYのマウンテンパーカは必要ないくらいだった。

 先週、区内の指導教諭に助言を請うた結果、「勝手なこと抜かしてんじゃない世間知らずが」という旨を言われてからというもの、一気にやる気は失せ、もう別にどうでもいいや、という心境になっていた。若手教員が「今日は授業見てくださってありがとうございました」と話に来ても、「まぁいいんじゃないですか」とお気楽に返答していた自分に驚いた。老害ババアが花柄とライムグリーンという絶妙にくそださいコーディネートをかましてきても、しるか、馬鹿がよ、と思う程度で、そう、生活動作すべてに「勝手にしろ」精神が混ざり込んでいる感じがした。
 もう別に、無理しなくていいのだろうか。無理して理解してもらう必要はないのだろうか。どうせ、大人が大人を変えるのは無理に決まっているんだろうか。

 「○日に保育参観があるので休みます」
 「あぁそうですか」
 「カタカナーシやって遊んでる、自分が楽しくなっちゃってるババア」
 「あぁそうですか、知るか、未来で困れ」

 もうそんな感じだった。

 帰宅して、夜ご飯を食べて、洗濯して、たたんで、ゲームして、読書して寝た。気圧が低く、久しぶりにバファリンを一錠飲んだ。

11月7日(火)
 午前中の指導を、半自動で流して行ったような感じだった。「学習発表会について聞いてみてください」と連絡帳に書いてある。上っ面で何も分かっていない小学校教諭が、書くことがなくて苦し紛れに書いている感じだった。アホくさいと思った。
 お話しながら、イラつくよね、ムカつくよね、と話した。子どもに話すのではなく、自分に言い聞かせているようだった。

 午後は研修。まとまらなくて大変だし、まとめない張本人と話しながら帰宅した。嫌だなぁと思ったが、まぁ試しに話しながら途中まで帰ってみるか、と考えた。

 くだんの件。チェックリストの資料配布は、ありえないらしい。あぁそうなんだ。そうだったんだ。ダメなことを、当たり前のことを、知らなかったのか。なーんだ。そうなのか。

 なんでダメなんだ?勉強してない馬鹿に教えるための資料なのに?なんでダメなんだ?その先輩は教えてくれなかった。聞かなかった。聞きもしなかった。

11月8日(木)
 朝、顔を洗いながら、「結局、俺は伝えたい。伝えたいという思いに姿を変えさせて、俺自身のエゴと自尊心を塊にしてぶちかましたいだけか。伝えたい。」とかを思った。

 午前中は、発表用のパワーポイントを作成した。

 区内の保健室の先生方の集まりに、通級の説明をした。フロアが無反応でかなり萎縮した。やはり、イメトレを繰り返しても現地では緊張する。した。口がカピカピになりながら話した。私が勤めている学校の先生に助けてもらいながら危機を設置し、片付けまでしてもらい、逃げ去るように部屋を出た。なんとも惨めな思いがした。やはり何も質問を受け付けられないというのは、反応が分からないというのは苦痛だな。
 各地区の研究のテーマを拝見したが、性教育とか保健指導の効果とか書かれている中、「特別支援教育」という文言がどこにも無く、寂しい気分になった。そんなもんか、となった。

11月9日(金)
 午前中は指導なし、ひたすら事務作業を進めた。
 午後は1枠指導があった。その前に校内で児童が一人行方不明になった。1時間くらい校内にいる教員で探しまわって、児童用のトイレにいたらしい。

 次の講演の出張依頼文が届いた。今度は校内ではなく、校外へ赴く。早速、養護の先生と連絡を取り合った。色々なオーダーをもらった。またぼちぼち準備しよう。

 職員数名で、学習発表会の準備をした。「えー!〇〇さん、忘年会出ないんですか」と後輩に言われた。行かないんですよ、とだけ答える。そんなもんだろ。

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