そんなはずじゃなかった その2; 日常生活編

お気に入りの物件が決まり、入居してしばらくたってから気が付くこともあると思います。実際に生活してみて、部屋選びの段階では気にも留めていなかったのに、いざ生活してみるとひじょーに気になる…。こんなことなら引っ越さなければ良かった…、とならないためにもキチンとチェックしておきたいものです。

それは…

・騒音

・治安

・交通の快適さ

です。こうしてみてみると、よくあるチェック項目ですね。ひとつずついきたいと思います。


意外と気になる生活音

建物の構造には木造・鉄骨造(S造)・RC造(鉄筋コンクリート)・SRC造とあって、一般的には左(木造)から防音性能が高くなると言われています。

話し声などもそうですが、それよりも上下の階の人の足音や何かを落とす音、子供の飛び跳ねる音のが気になるようです。子供の声などはほんとによく通りますから気になる人は特に気になるのではないでしょうか。そして水周り(トイレなど)の音もあまり意識したくないだけに余計に気になります。

また、幹線道路に面している場所は夜中や早朝のトラックの音などもけっこう響きます。

また、睡眠時に床から響いてくる音というのも気になります。床のぐっすり安眠するためにはどのくらいの遮音性能が必要なのかというと、基準があり「軽量床衝撃音」と呼ばれています。これは「LL-○○」と言う数字で示されていて、数字が低いほど遮音性が高くなります。ぐっすり眠りたいのであればLL-40以下を目安に考えたほうがいいです。

そして隣の住居の間取りというのも考慮にいれておくべきものです。例えば寝室にする予定の部屋の壁一枚隔てた向こう側がキッチンだったりお風呂だったりすると、どうしたって音が気になりますよね?水周りの位置は確認しておいたほうが良いでしょう。

元気が良すぎるのも困りもの??

やはり住み始めて分かるものの代表が、お隣さんなどの近隣の住人の事ではないでしょうか。生活のサイクルの時間帯がずれているとそれだけでも騒音などの問題が発生しますし、よく集まるような方ですと、話し声などが延々と続くこともあるかと思います。生活をしてゆく上で余計なトラブルは避けたいものですね。これを防ぐためにも何回か時間帯を分けて下見や見学をした方がよさそうです。せっかく引っ越したのにまた、すぐにでてゆかないとならなくなるというのは、時間とお金がもったいないと思います。

では、最後に

交通の快適さ

これは気にしておいた方がよいと思います。最寄り駅から徒歩10分とあっても、街灯のない裏道のような道をひたすら10分かけるのか、それとも大通りなどの道を10分かかるのか、通勤などに利用するのでしたらほぼ毎日、その道を通ることになるわけで、安心感などがまるで違ってきます。

そして生活のサイクルに不便のない範囲でスーパー等、よく利用する店舗があるかどうかもチェックすることが大切ではないでしょうか。わざわざ遠回りしないといけないようだと、はじめの数回はよくてもだんだんとおっくうになってくるものです。

つい先日、一つ気になる物件があったので下見に行ったのですが、そこの道がとにかく狭く、対向車が来た場合、どうすればいいのか…と思うくらい車一台がやっと通れるような細い道だったのです。通勤で毎日のように車を使いますので、そのたびに「対向車よ・・来ないで欲しい…」 なんて思いながら、そこに住みたいかと言われると流石にそれはカンベンして欲しいなぁ…という結論が出て、他の条件はなかなか良さそうだったのですが、結局、その物件は見送ることにしました。

ちょっとした事でも積み重なってくると、けっこうなストレスになるので、物件選びの段階で出来るだけ無くしておきたいものですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?