燭台切光忠のはばき

燭台切光忠のはばき部分を単眼教を通して撮影しました。
燭台切光忠のはばき部分は関東大震災で罹災した際に焼きついたものですが、その焼きつき方が美しい。漆塗りに蒔絵を施したような芸術的な模様になっています。

こちらは児手柏のはばき部分です。燭台切光忠とはまた違った文様になっています。どちらかといえばシンプルな印象です。

焼けた刀身は痛々しいのですが、それをまったく感じさせない。それどころかかえって漆黒の刀身に蒔絵のような金と伊達な雰囲気の燭台切光忠はただの刀ではないと思わざるを得ません。

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