見出し画像

未来のお食事チケット

コロナウイルスの影響であまり外にでられず飲食店でお食事もできず、寂しい毎日です。大好きなサイゼリヤに行けず、その間に期間限定の「レンズ豆とスペルト小麦のミネストローネ」が終了してしまうのかと思うと辛いです。早くサイゼリヤ行きたい。

私の実家は、小さな飲食店です。私が7歳の時から、色々な苦難を乗り越えて21年間お店を続けています。

この飲食店も、コロナウイルスの影響で4月は本当にほぼ予約がなく、また、来てくださるお客様にお食事を出すことも、できうる全ての対策をしても様々なリスクを負う事を常に考えて、本当に色々迷っています。ここを掘り下げると賛否両論ある事と正解がわからなくて死にそうなのでやめます。どうか叩かないで。

今、コロナの影響で店をたたむことになる飲食店を救うため、「未来のお食事チケット」を発行して収束後にその前払いした分のお食事を食べに行くというプラットフォームサービスができつつあるみたいです。

とてもありがたい事だと思います。それを作る思いに至る人がいるんだ、そこに目を向けてくれる人がいるんだ!と思ってすごく嬉しい気持ちです。

でもどうか、利用する人には頭に置いてほしい。使い方や利用する人の意識によっては、それは無利子の貸付と同義にもなり得るということ。

収束後の未来、沢山のお客様がチケットを使って食事をしに来てくれる。とてもありがたい事です。

でもチケットを使うのみの場合、1円も支払いはありません。
それでも食材は新鮮なものをその時期に仕入れる必要がある。つまり原価がかかります。

チケット購入時に前払いしてもらうお金をお店存続のためにかかるスタッフの人件費や諸費用に充当すると、原価は未来の財源に計上する必要がある。でもその時には利益は出ない。
その事をどうか、頭の片隅に置いてほしいです。

それでも「まずお店を存続させないといけない」そのためにこのシステムは本当にありがたい事だと思います。勿論、お店が存続する事が先決です。


だからどうか、このシステムを使う事があるとしたら、お店も利用者も幸せになるシステムであってほしい。それは利用者の意識にかかっている、と思います。

なので、こうだったらいいなと私があくまで個人的に思う事を書きます。

①チケット利用のお客様が同じ時期に集中する事を避けるシステムだったらいいな

②チケット利用の時は温かい心で追加で注文をしてもらえたらうれしいな

③どうかお店のスタッフや料理人に温かい心で接してくれたらうれしいな

( ③ほんとお願い )

私なりに、少ないながらも当事者意識を持って両親の店を小学生から見てきて、一緒に店を手伝い、色々なお客様と接してきました。

今この状況を受けて、両親の思う色々な不安を聞く中で、こういう事を思っているお店が他にもあるんじゃないかなと思いました。「こういう考え方もあるな」「こういうリスクや影響もあるな」と思ってもらえたらな、と思って書きました。

読んでくれてありがとう🌸

サイゼリヤさん、どうか収束後にも「レンズ豆とスペルト小麦のミネストローネ」食べに行かせてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?