キーセレメル備忘録

初めまして。めねらという者です。
秋葉原によく出没してはWIXOSSをキーセレメインでプレイしています。

突然ですが、キーセレに登場している「メル」というルリグをご存じでしょうか。
第7弾「エクスプロード」で「バニッシュ耐性」という強みを引っ提げて登場し、リリース直後には多くの大会優勝報告が上がったものの、いつの間にか環境から姿を消したルリグです。

私はメルを愛用しています。理由はかわいいからです。様々なことを試しながらWIXOSSPARTYではちょこちょこ優勝できていましたが、セレモニーでは何とも奮わず...
どうもパッとしないルリグでした。

来たる2020年2月22日、「コリジョン」で全ルリグが強化を貰いました。
例に漏れずメルも強化を貰いましたが、その強化幅は今までメルを使用してきた私にとって目を見張るものでした。
そして2月29日開催のセレモニーで、メルを使用して準優勝を収めることができました。

この記事では、デッキレシピを紹介しながら、自分なりに蓄積してきたメルのデッキに対する考え方を書いていきたいと思います。

書きたいことを書いていたらとんでもなく長くなってしまったため、適宜飛ばしながら読んでいただければと思います。

デッキレシピ

メルデッキ

ルリグデッキ
メル
メル=カルア
メル=カンパリ
メル=ベリーニ
メル=ヴェスパー
千変万化
紫幹翠葉
セレクト・ハッピー5
鎮護国禍
焔型闘娘 花代&緑子

メインデッキ
ライフバースト有
羅菌姫 ウェディ ×4
羅菌姫 プロテイン ×3
羅菌 DHA ×2
コードVL 御伽原江良 ×1
羅菌 カーボ ×2
羅菌 オレイン ×4
サーバント D4 ×2
サーバント O4 ×2
ライフバースト無
羅菌 ビオチン ×3
羅菌 エンブ ×3
羅菌 ビタミンB2 ×3
羅菌 ビタミンK ×4
羅原 Tnt ×1
サーバント D2 ×1
サーバント T2 ×2
サーバント D2 ×1
サーバント O2 ×2

「メルには真遊月キーが必須」という固定観念を変える

使用したり、対戦したりした人ならわかると思いますが、メルには真遊月キーがほぼ100%採用されています。
理由は単純明快で、序盤に面空けできるシグニがほぼおらず、初期コイン3枚のおかげで2ターン目にフルパワーで使用できるからです。
私もコリジョンが発売するまではずっと使用していました。併せて2コインのキーを使用すると、ルリグのコイン技が使えなくなることに不自由感を覚えながらも、「メルには真遊月キーが必須」という考えを変えることはできませんでした。
しかし、コリジョンにはその考えを変えるに足るカードが収録されていました。

オレイン

「羅菌 オレイン」です。
エナも手札も使わず、序盤から面空けをすることが可能になりました。
「羅菌 ビタミンK」と場に出すことができれば、後攻1ターン目に2面要求が可能という上振れムーブも手にしました。
さらに既存のカードとの組み合わせを考えた結果、2ターン目と3ターン目にキーやアーツで1面を空けることで、理論上真遊月キーを使用しなくても2ターン目から毎ターン3面要求が可能だということを発見。ルリグデッキの選択肢が広がりました。

ルリグデッキ解説

前提として、メルはメインデッキでの面空け性能が低いです。
限定SRのウェディ、コリジョンで追加されたオレインくらいしかアタック前にバニッシュ出来るシグニはいません。その他の点数要求はほとんどがランサーです。
もちろんランサーは「得る」効果なので、2面ランサーで面要求をするとハッピー5の格好の餌食となってしまいます。
そのため、キーやアーツで面をある程度空けることが必要となってきます。
このデッキは真遊月キーを抜くことで、花代緑子キーを採用しつつルリグのコイン技「ベルセルク」を使用することを可能とし、さらに安定した点数要求を実現しました。

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ルリグ0~4
この構成ではコインを4枚しか使用しないため、レベル3ルリグを1ドローできるルリグにしています。リミット6も、レベル3シグニが少ないためそこまで気になりません。
レベル4のメルで覚えておいてほしいことは3つ。
・出現時のエナゾーンから回収はシグニを2枚(サーバントも可)
・ターン1起動のチャーム付与対象は微菌のシグニでなくてもよい
・ベルセルクの効果は微菌のシグニでなくても発動する
使用する際には頭の片隅に置いておきましょう。

千変


千変万化
メルの準限定LRアーツ。刺さらない相手が時々いますが、2エナで1面空く2面防御なので基本的に入れ得です。
さらに青タマなどのハンデス相手には、手札を増やす効果も強いです。
序盤からダブクラを立ててくる花代やレイラに対してこのアーツを打ち込めるのはメルの特権でもあります。

パープルブレイズ

紫幹翠葉
コリジョンで追加されたLRアーツ。4エナと若干重めですが、緑エナだけで使用することができ、1面空く2面防御になるため採用しました。
さらに、苦手だった華代などの一部のルリグには3面防御となり得る性能を保持し、上振れも期待できます。

セレクトハッピー

セレクト・ハッピー5
説明不要の最強アーツ。シグニ回収モードもよく使います。

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鎮護国禍
2ターン目の3面要求を安定させるためのキー。1面空けつつ必要なシグニをトラッシュから回収できます。エナチャージモードも時々使用します。
真遊月キーと比べても、このキー+レベル3ルリグで1ドローできるため手札補充枚数は変わらず、レベル3でエナを使ってコインを得る必要がないため1エナ節約=1エナチャージとそこまでアド稼ぎ数も変わらなかったりします。

はなよみどりこ

焔型闘娘 花代&緑子
3ターン目に1面空けながらシグニ回収を行い、3面要求を狙います。エクシード能力も面明けのため、非常に相性がいいです。というか緑か赤のルリグなら大体相性がいい。

その他候補に挙がったカード
落花流粋
以前は使用していたが、赤エナを確実に用意するのが難しくなったため不採用。

暴風警報、自縄自縛
面が空かないため不採用。エナが足りないと感じたら入れていいと思います。

メインデッキ解説

「チャーム」というシステムを使う都合上、「微菌」種族縛りがキツめだと思われがちですが、チャーム付与対象やチャームによる能力付与対象は微菌でなくてもよい場合が多いです。様々なシグニが候補に挙がってくるため、デッキを考えるのは楽しいです。
今回のデッキは捻りの少ないスタンダードなデッキになります。

ウェディ

羅菌姫 ウェディ ×4
キーセレメル最強のシグニ。書いてあること全てが強いです。
主にバニッシュとランサーorバニッシュ耐性付与を行います。
先述した通り、ランサー付与やバニッシュ耐性付与には種族指定がありません。覚えておきましょう。

プロテイン

羅菌姫 プロテイン ×3
出現時でエナゾーンから無色以外の必要なカードを回収。主にウェディを回収します。時々ギバラも。ルリグのコイン技「ベルセルク」を使用した状態で場に出すと、手札を整えつつ盤面を開けることが出来ます。アタックフェイズ開始能力は微菌縛りがあります。注意。

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羅菌 DHA ×2
コリジョンで追加されたメル強化カードその1。自動能力で今までビオチンで2エナ支払って行っていたことを0エナで行うことが出来ます。出現時では、今までプロテインでエナを支払いながら回収していたビオチンやカーボをエナを支払わずに回収できます。なんだこいつ。
ライフバーストも非常に強力で、今までのメルではほぼできなかったライフバーストによる防御を可能に。とにかく強い。
枠が無いことや、出現時で自身やウェディを回収できないという理由でプロテインより少ない2枚にしましたが、非常に使い勝手が良かったため、もう一枚くらい増やしたいカードです。

ギバラ

コードVL 御伽原江良 ×1
コリジョンで追加されたメル強化カードその2。
微菌のカードでも緑のカードでもないですが、メルと非常に相性が良いです。
メルにはアタック時面明けを持つシグニがほぼおらず、面埋め防御に非常に弱いルリグとなっていました。それをこのカードは解決してくれます。
さらにウェディでバニッシュ耐性を付与できるのがメルの強みとしてあります。花代キーで処理した後にグレイヴアウェイクを使うなどという行為を許しません。
ルリグのコイン技「ベルセルク」とも非常に相性が良いです。

カーボ

羅菌 カーボ ×2
みんな大好きメル序盤の連パンシグニ。従来は真遊月キーを貼ったターンにチャームを供給するシグニと一緒に立てて、4点要求を行っていました。しかしこのデッキでは、序盤に立てることはほぼありません。
序盤はオレインで面を開ける都合上、チャームが場に残ることはほぼ無いため、立てても連パンできない場面が多いです。
また、3ターン目に花代緑子キーを貼ろうとすると、序盤は非常にエナがカツカツです。この子を立てるよりも3ターン目に花代緑子キーを確実に貼って点要求を行いたいため、この子を序盤に立てるというプランは捨てました。
ただやはり連パンは強いため、レベル4以降、DHAで回収しウェディやプロテインでバニッシュ耐性を付与し圧をかける想定で2枚採用しました。
今は1枚でよいと考えています。

オレイン

羅菌 オレイン ×4
コリジョンで追加されたメル強化カードその3。上でいろいろ書いたので省略しますがとにかく強い。レベル1なのも非常に偉い。

ビオチン

羅菌 ビオチン ×3
4ターン目以降のチャームを供給する主力シグニ。ルリグ効果と合わせて3面全てにチャームを付けることが出来ます。ウェディ2枚ビオチン1枚は未だにメル最強盤面です。
DHAで同じようなことが出来るようになったり、エナゾーンからの回収が容易に出来るようになったりしたため、3枚採用となりました。

ビタミンB2

羅菌 ビタミンB2 ×3
オレインに並ぶこのデッキの序盤の攻めの要。
出現時能力はチャームが付いているシグニに+1000とランサーを付与。そのシグニのチャームがトラッシュに行ってもランサーは継続します。序盤はこのカード+オレイン+チャーム供給シグニで2面明け+ランサー1面の盤面を作ります。
枠が無く3枚にしましたが、確実に引きたいため4枚あった方がいいです。

エンブ

ビタミンK

羅菌 エンブ ×3
羅菌 ビタミンK ×4

メルを使い始めた時に必ず悩むことが1つあります。それは「トラッシュからチャームを付けるシグニとデッキトップからチャームを付けるシグニ、どっちが強いんだ?」ということです。
この問いに対する答えは「序盤はデッキトップから付けるシグニが強い。中盤以降はトラッシュから付けるシグニが強い。」です。
レベル1や2でトラッシュからチャームを付けるシグニ(センイ・ビタミンA)は、何故か自身にチャームを付けることができません。そのためチャームを付けるためにはもう1体シグニを場に出している必要があり、ビタミンB2でランサーを付与しようとすると思うような動きができない場合があります。
中盤以降はビオチンを始めとしたトラッシュからチャームを付けるシグニが強いため、トラッシュから付けましょう。
ちなみにこのエンブ×3、ビタミンK×4という枚数はこだわりの配分です。多すぎず少なすぎず、ちょうどいい塩梅になっています。お試しあれ。

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羅原 Tnt ×1
赤エナのため採用・・・というよりかは特定の相手に対する詰め要員です。
バニッシュで防御すること多いが相手に対して、3面バニッシュ耐性で無理やりゲームエンドを狙います。入れ始めてから数回しかその方法で詰めた記憶はありませんが、刺さると非常に気持ちいいので入れておきたいカードです。

夜見

サーバント ×10
1枚はエナゾーンで花代緑子キーのエナとして使う想定のため実質9枚。
ルリグのレベル4の出現時で手札に加えられることは覚えておきましょう。
どうでもいいですがにじさんじではSMC組が好きです。

その他採用検討シグニ
さらっと解説します。
〇微菌
羅菌 ヨウサン
相手のターン中も+3000出来るのは強い。でもランサーは弱い。
羅菌姫 カルシ
数少ないアタック時面明け。「より低い」のテキストのせいで介護必須なのとエナコストがさすがに重いか。
羅菌 ビタミンB6
大きなカーボ。レベル4でリミットを圧迫するのが若干使いづらい。
幻怪菌 ヅチグモ
Sランサーは強い。LBも強い。でも枠が無い。
〇その他
コードVL 鈴鹿詩子
相手の行動を縛れる。ギバラと入れ替え候補。
コードアンチ ラティナ
強いが防御面数が少ないためルリグアタックも大事にしていきたい。
コードライド ファイトラ
赤エナ要員およびアタック時面明け。LBも強い。
コードハート O・P・A
出現時面明け。起動でデッキからもカードをサーチできる。エナゾーン管理がやや難しくなる。

デッキの動き

マリガン
オレイン・ビタミンK・Tnt・ビタミンB2・エンブ・サーバント以外はデッキに戻します。

1ターン目
特に考えることなくシグニを並べます。後攻でオレイン+ビタミンKでの2面要求を出来たら嬉しい。

2ターン目
鎮護国家を確定で貼ります。そして3面要求を狙います。
鎮護国家で1面バニッシュ、ビタミンKorエンブを出しビタミンB2で1面ランサー付与、オレインでチャームを剥がし1面バニッシュ
が基本の動きになります。
鎮護国家の回収もあるため、かなりの確率で3面要求が可能です。

3ターン目
花代緑子キーを貼り3面要求を狙います。
動きは2ターン目とほぼ同様。ただ、相手の場にレベル1が居ないとオレインでのバニッシュがしにくいです。後攻の場合はビオチンが攻めに絡む場合があります。

4ターン目以降
いろんな動きがあるため、この先は君の目で確かめ(ry
相手に合わせてバニッシュ耐性を付けたり、バウンス主体ならDHAでエナ節約をしながら3面チャーム付与を行っていきましょう。
あまりにもお粗末ですが、このデッキは難しい動きをしません。
次のターンに3面要求できるようアーツと手札で相談しながら戦いましょう。

デッキを回す上でのちょっとしたポイント
・エナゾーンからトラッシュに置くのはレベルの低いシグニ優先=エナゾーンに強いシグニを置いておく
プロテインで回収できるので当たり前っちゃ当たり前です。ただしウェディの回収LBで泣く場合があるので、2枚以上エナゾーンにあるようなら1枚はトラッシュに置いておきましょう。
・トラッシュからチャームを付ける際にはレベルの低いシグニを付ける
ウェデイのLBで回収できる可能性があるためです。適当に付けてると泣きを見ます。

【おまけ】ルリグ相性
【有利】
レイラ・リル・優羽莉・ミュウ・タウィルなど
赤ルリグばっかり...
【不利】
緑子・白タマ(無理)・華代・緑ピルルクなど
白タマが絶望的に苦手なこと以外は覆せます。頑張りましょう。


【最後に】
ここまでお読みいただきありがとうございました。
メルを使っている人が身近にはほとんどいないため、少しでも増えればいいなと思い筆を執った次第です。
メルを使おうとしている人の足掛かりになれたのなら嬉しい限りです。

この記事は全て私自身の考えに基づいて記述しています。考え方の相違などあるかと思いますがご了承ください。


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