12月13日(水)政府基金に成果目標 膨張抑制へ義務化
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📰今日のニュース
今日は政府予算膨張の原因になっている基金について。
💹マーケット
☝️一面のワケ
予算膨張の原因になっていた基金にようやく歯止めがかかるか。
📚目次
「基金」とは
コロナ禍で一気に膨張
個人的に気になっている基金
🪅ポイント
基金は予算単年度主義の中、複数年に渡り事業を行える利点がある
しかし国会の監視が効かないため無駄が発生する可能性が高い
3年という期限が設定することで無駄の抑制を目指す
💰「基金」とは
辞書的な意味で言うと、「ある目的のため積み立て、または準備しておく資金」となります。
政府予算の場合その積み立てた資金の管理を独立行政法人や公益法人が管理します。
通常、政府予算は憲法86条で毎年作成し国会審議を行う必要があると定められているため翌年への繰越が難しいとされています(単年度主義と呼ばれる)。
基金は別の法人に移管するため適用範囲外となり複数年にわたって事業を進められる利点があります。
一方で、国会の監視が効かなくなるため「無駄遣いにつながる」可能性が高くなります。
政府も指摘を受け有識者らと事業効率性を検証する「行政事業レビュー」を実施し基金の妥当性をチェックしていました。
これまで期限の設定が必要なかったためじゃぶじゃぶ積み増される傾向にありましたが3年という区切りを設けることで歯止めをかけよう。というのが今日の記事。
🌗コロナ禍で一気に膨張
基金の創設や資金投入はコロナ禍で一気に膨れ上がりました。
各省庁も「新しい予算獲得のツール」として使用している感があり、成果は出ていないにも関わらずもっともっとと上積みを要求をしていました。
また政治の側としても「補正予算」で積み上げることで予算を大きく見せることで「経済対策をしている」というアピールを国民にできるため予算が通りやすい流れができあがっていました。
そもそも「補正予算」は年度末までに緊急的に必要になった経費の支出に関するもの。
基金の様に年度を越して使用していくものを補正予算で計上し積み増す必要はなく本来は当初予算で行うべきものです。
今回の措置を受け来年度の補正予算で新規基金の創設や額が抑えられるのかがポイントになります。
🤔個人的に気になっている基金
《2分で一面(ニブイチ)的視点》
個人的に気になってるのは国産半導体会社「ラピダス」への補助を行っている巨額の基金です。
ラピダスは世界最先端のロジック半導体の開発と製造を掲げ、1兆円近くを投入し経産省主導で作られました。
半導体の必要性は理解していますがラピダスが目指す2ナノ級の最先端の半導体を必要とするGoogleやAppleのような企業は日本にはなく供給先を見つけられるかどうかが課題になっています。
行政主導で行われる産業振興で成功するイメージがないので心配しています。
📰今日のその他の一面
本日が国会の会期末なので閉会し次第検察も動き出しますし岸田首相としても早めに手は打ちたいところだと思います。記事内に萩生田政調会長の名前が上がっていますが昨日自ら辞任するというニュースが出ていましたのでこのあたりはまだ動きがありあそうです。
そもそも「増税」のイメージを払拭したいというところから始まった所得減税ですが国民にまったくウケておらず策士策に溺れたなって印象があります。大事なのは減税分が消費にまわることなんですが大半は貯蓄にまわり元に戻す(=増税)が難しくなるという好ましくない未来が既に見え隠れしています。
「デジタル敗戦を繰り返さない」と何度も表明している通りマイナ保険証に関してはすごく頑なに推進しようとしている印象を受けます。他人への紐づけ等不備を「総点検」すると表明しており昨日その結果が報告されミスは軽微と判断し予定通り行う決定をしたようです。
次世代エネルギーとして期待されている「水素」には、「グレー・ブルー・グリーン」の3色があり、化石燃料を使って作られる「グレー・ブルー」に対し再生可能エネルギーを使う「グリーン」が今後求められていく流れにあります。
✉️追伸
これまで18時配信にしてましたが開封率そんなに変わらなかったのでやっぱり午前?と思い早目の時間に配信してみることにします。
通勤中に読めてその日の会話にできるイメージ。
ただ、続けられるのか自分…という不安はありけり😇
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