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身の回りにあふれる、こだわりなく選んでいたもの

わたしは昔から目が悪くてハードコンタクト(使い捨てではない)を使っているんだけど、つい先日、数年来使っていた洗浄液を変えてみた。

もともと使っていたのは洗浄液+タンパク除去剤の2つが必要で、ケースに入れて一晩つけ置き→朝、つける前にこすり洗いをしてから装着するタイプのもの。それを、洗浄液とタンパク除去剤が一体型になっている&つける前にこすり洗いも不要なタイプのものに変えてみたら、なかなかに快適だったのだ。

まず、つける前のこすり洗いがなくなったこと。これまでは、コンタクトの片面を20回ほど指先でちまちまとこすって、それを両面分やって、そのあと水道水で洗浄液を流してから目玉に貼り付ける、という作業をしていた。それが、新しい洗浄液にしてからは、ケースから出して水道水でシャバっと洗浄液を洗い流し、目玉にぴとり。以上。早い! そしてこすり洗いをしなくなったからといって、コンタクトの汚れが取れていない、という感じもない。とっても快適。

そして、ケースに洗浄液を入れるときの手間も少なくなった。いつも、コンタクト装着後にケースを洗い、洗浄液を中に入れているんだけど、前は洗浄液を入れたあとにタンパク除去剤も入れる必要があったのが、いまは一体型なのでチューっと洗浄液を入れてフタを閉めれば、はい終了。早い、そして快適!

どちらもすごく些細な違いだけど、毎朝、365日、十数年にわたってやってきたことで、これからも続けていくことなので、この地味な変化が大きな違いなのだ。大げさかもしれないけど、ちょっと生活の質が上がった感じ。

この些細な変化に満足した私は、「洗浄液、もっと早く変えればよかったな」と思ったのと同時に、「なんでずっと同じものを使ってたんだろう?」とも思った。別に、以前使っていた洗浄液にこだわりがあったわけではなくて、近所の薬局で手に入るものを使っていただけ。それでも、特に不満はなかった。今回、薬局に買いに行く時間がなくて、Amazonでいつも使っているものを買おうとしたら売っていなくて、試しにほかのものを買ってみたのだ。そしたら、とっても快適になった、という流れ。

コンタクトの洗浄液に限らず、特にこだわりなく選んでいるものって、身の回りにたくさんあるのかもしれない。手を洗う石鹸、調味料の銘柄、とか。実家で昔から使っていたから、近所の店にいつも売っているから、安いから…などなど、「これがいい」という選び方をしたわけではないもの。

とはいえ、身の回りにあるものひとつひとつについて、いろんな選択肢をすべて吟味した上で「これがいい」と選ぶのは、かなり大変だ。だから全部についてやる必要はないけど、いつも何気なく使っているものに目を留めて「何でこれを選んだんだっけ?」と考えてみて、たまには違うものを選んでみると、暮らしの質がちょっぴり上がったり、いつもの作業が楽しくなったり…なんてこともあるのかもしれないな、と思った。

最近は筋トレ(ゆるめ)にハマっています。