雑記 2024/06/13 詩子さん卒業にむけて

にじさんじから詩子おねえさんが卒業しました。

詩子おねえさんというと、一応Mirrativでの初配信から見ている(全ての配信を追っていたわけではないものの)ので、自分の中ではかなり思い入れの深いにじさんじライバーの一人となります。

自分にとって、鈴鹿詩子がいる、鈴鹿詩子みたいな存在がいて許されている、というのがにじさんじを象徴するポイントの一つだったので、そんな詩子おねえさんが卒業するという報せを聞いたときは、漠然と
「鈴鹿詩子のいないにじさんじって何?」
「それってにじさんじか?」
という思いが去来してひたすらダウナーになってしまいました。

私は大好きになったアニメの最終回を見られなくて放置してしまうようなタイプの人間です。観たら終わってしまうからという理由で。
実際はそんな個人の気持ちとは無関係に、アニメは最終回を迎えたら終わるのですが、それを受け入れることが怖くてこれまでも様々なアニメの最終回を観るのを先延ばしにしてきたみじめな実績があります。

今回も同じ胸中を迎えてしまい、卒業に向けて一気に二期生コラボや、犬山たまき、竜胆尊、早瀬走らこれまでに関わり合いの深かったライバーたちとのコラボ配信が豊富におこなわれていたのですが、いっさい目を通すことができませんでした。鈴鹿詩子が卒業というフィナーレに向かう姿を受け入れられなかったからです。

そして6月12日、本当に最後の配信が行われることになりました。前日に竜胆尊とのコラボ配信をようやく見ることができて、そこで少し気持ちが落ち着いたので最後の配信を観ました。
前半の内容はリスナーから募った「BL体験談」のコーナー。詩子おねえさんの定番配信のひとつ。リスナーの男性が体験した同性とのエピソードが綴られたメッセージを読んで、興奮して自分なりの解釈を嬉しそうに語る、いつも通りの詩子おねえさんの姿がありました。

後半で今までの配信を振り返り、いよいよ最後に、このために用意した動画が流れることとなる。その内容は、詩子そのもの、といった内容で、ナイーブになっていた私の心を笑わせて、また寂しくさせてくれました。

これから私は鈴鹿詩子が不在のにじさんじを追いかけていくわけですが、もう欠落感はありません。最後に鈴鹿詩子自身が、あんな最高のさようならを用意してくれたからです。詩子おねえさん、どうかお元気で。新しく出来た目標に、詩子さんが前進できるように。ありがとうございました。

配信が終わり真っ暗になったYouTubeの画面、横で濁流のように流れる、それぞれの感謝の気持ちを言葉にしたチャット欄。それをしばらく眺めて閉じると、ギルザレンⅢ世がなんと配信をおこなっている。すぐに見に行く。8番出口を、文句をたれつつプレイするザレンさんの姿がそこにはあった。時折「これ鈴鹿くんの配信見ながらでもできたんじゃないか?」などと詩子おねえさんにも触れつつ。ギル様にもありがとう。詩子お姉さんが消えてぼんやりしていたところに、「ギル様が配信してるぞ!?」と慌ただしい気持ちに切り替えさせてくれて。鈴鹿詩子。ギルザレンⅢ世。これがにじさんじなんだよなあ。そんなにじさんじのこれからを私なりの小規模なやり方で応援していくつもりです。

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