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ナルフェス2021 ソロライブ



9月18日、19日に行われた西新宿ナルゲキにて行われた『ナルゲキヒットパレード』

今日9月26日で配信視聴が終了しちゃうのが本当に惜しい位全編に渡って最高なライブでした。
その中でもとくにそれぞれのソロライブが素晴らしかったのです。

残り時間は僅かですが各ライブごとに配信が購入でき、1時間で見れますのでぜひ気になったコンビだけでも覗いてみてください。
全ライブ自信を持ってオススメできる面白さでした。



モンローズのソロライブ


やっぱりお祭り興行のトップバッターはモンローズじゃなきゃ!と思わされる見事なまでの明るさと安心感でした。

『集客が不安だった』と二人して言っていましたが舞台に出てきて満杯の客席を見渡した瞬間『わーすげー!なんだよー!めっっちゃ居んじゃん!ありがとうございまーす!!』喜びを爆発させる宮本さんと
その横で声に出さずとも嬉しそうにニコニコしてるマエノさんにしみじみ応援したくなるコンビだなぁと思いました。

前日救急車で運ばれる大ピンチだったマエノさんとスタッフさんと同じ早朝スケジュールにて朝の歌謡ショーで4曲歌ってきた宮本さん。二人ともそんなことを微塵も見せぬ漫才6本の熱演。
宮本さんの熱いキャラやマエノさんの思い込み偏見みたいな設定に目が行きがちですが、モンローズの面白さは実は独特は言葉遊びにあるなぁと思います。
私のお気に入りは『食事が半袖半ズボン過ぎるねん』です。
エンディングで見せてくれた、自分たちの世代から、この劇場からもっと皆んなをワクワクさせたいという熱い宣言にこれからもモンローズについて行きたいなぁと思わされました。



Gパンパンダのソロライブ

たっぷり5本のコントが見れました。
緻密な設定や難解なセリフの連続でも、無理なく演じられるのはGパンパンダならではの特徴だなと改めて実感しました。
コントを見ていて辻褄が合わないところが全く無いので、少し入り組んだ設定でも入り込んで見ることが出来てそれでいてキャラクターのバカバカしさもあってこの絶妙なバランスがGパンパンダの魅力だなぁと思います。


今回、時間無制限でやれるとこまでアドリブ満載でやり切ったというラストのサラリーマンのコミニュケーション講座のコントでは
一平さんの地頭の良さと変人さがキャラクターに物凄い味付けを与えていましたし、
皆んなの顧問税理士星野さんのちょっといっぱいいっぱいの面倒見の良さみたいなものが、所々滲み出ていて、コントのキャラは勿論お二人のことも益々好きになってしまいました。


ガクヅケのソロライブ

今回のナルフェスソロライブは各コンビごとにいわゆるオープニング映像があったのですがそれを使わず唯一コント入りでライブをスタートしたガクヅケ。
初っ端から怪しくて癖になるガクヅケワールドに劇場が包まれました。

船引さん自身ラジオトークの配信で
『キングオブコント準決勝まで行ったことで注目してくれているお客さんも多い中で
ガクヅケは他にも面白いコント色々ありますよといえるネタを選んだ』とおっしゃってましたが、そのお話通りガクヅケの魅力を全身で感じられるライブでした。
幕間の着替え中の気さくなトークとその後に繰り広げられる唖然とさせられるコントのギャップに頭がクラクラしました。
まさにガクヅケだけの世界観。

特に2本目のドライブのネタは絶対に見てほしいです。

ラストまで一切ダレる事なく加速度的に笑いが増幅していく緻密な作りが本当にすごいです。

途中のトラブルによって繰り広げられたラストは今回だけ見れる貴重さだと思います。

ガクヅケは音楽著作権の関係からDVD化が難しかいコントも多いようなのでたっぷり5本見れるこの機会にぜひ。

まんじゅう大帝国のソロライブ


実は直前の直前まで新ネタ作りとネタ合わせをしていたなんてこと微塵も感じさせない、さすがのまんじゅう大帝国でした。
彼らの飄々とした軽やかな笑いを満喫できるソロライブ。
オープニングと幕間のSouth PenguinのBGMも相まって
なんだか夢の中で漫才を見ているような、もしくはどこか他の惑星でやっている漫才を見ているような心地の良い風を感じました。


有りネタ新ネタ合わせて合計6本、竹内さん作の可愛らしいアニメも4本見れます。
エンディングトークで話していた『笑顔の裏のソロライブ=追い詰められているさま』は芸人さんの華の影にある苦労と熱さを感じて素敵でした。


全仏ツーマン


フランスピアノとゼンモンキーによる
今回唯一のツーマンライブ
各コンビネタあり、シャッフルネタあり、他の芸人さんが書いた台本でのネタありの全6本で一番お祭り感の強いソロライブでした。
前回劇場が揺れたと言うネタ書く組の『全仏コンビ』による伝説のコントの再演。見てる方も最後一緒に参加した気持ちになれるめちゃハッピーなネタです。

そして今回組まれたネタ書かない組の『全仏トリオ』も何かこう応援したくなる感じで…笑。

今回のツーマンならではという感じですごくいいネタでした。

フランスピアノはこれだけ盛り沢山のコントに加えて漫才も抜群に面白くて拍手笑いの連続でした。
引き出しの多さが凄すぎるなぁと思いました。

またダウ90000蓮見さん作のゼンモンキーコントこれすごくよかったです。ツイートでバズる部活帰りの高校生と怪しい長髪のおじさんと予備校に通う地味な高校生。


ゼンモンキーの三人それぞれのキャラクターが非常に生かされている上にお話の流れと小ネタが生きていて凄くよかったです。

ストレッチーズのソロライブ

ナルゲキのエースを背負って立つストレッチーズは圧巻の漫才7本、コント1本の熱演を見せました。
最初の音響トラブルの説明から貫太さんのしゃべくりのギアがさすがのフルスロットル。
途中自分で書いたネタで笑ってしまう珍しい福島さんも見れます。

緻密に組み立てられた構成×演じる時の熱量。この2つが掛け合わさって生まれる凄さまじい爆発力が何と言ってもストレッチーズの漫才でしか味わえない魅力だと思います。
しかも7本の漫才全てがどれも劣ることなく同じくらいパワーが強いので本当に驚いてしまいます。

JPOP好きなストレッチーズらしく全てのネタの出囃子を変えるこだわりぶりと次の漫才冒頭で語られるその曲にまつわるエピソードもちょこっと見所です。
このあとの『ナルゲキ最強決定戦』で見事優秀し、2回連続エースの座を射止めたストレッチーズのある種、貫禄さえ漂い始めている漫才がたっぷり見れるソロライブになっています。



1時間のソロライブだからこそ
各コンビ、ユニットの魅力や強みが凝縮されまくったソロライブになっています。
視聴期限はzaikoにて本日23:59まで!
ぜひご覧ください。

モンローズ・Gパンパンダ・ガクヅケ
ソロライブはそれぞれこちから。


まんじゅう大帝国・全仏ツーマン・ストレッチーズのソロライブはそれぞれこちらから。

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