薔薇を掴んだ先に顔を向けて進め　にぼしいわし第三回単独ライブ『超！ネックル危機一髪』

にぼしいわし第三回単独ライブ『超！ネックル危機一髪』

ZAZAHOUSEで行なわれた今回のライブ、
この後東京公演が控えていると言うことでネタバレ禁止となりますが、濃縮凝縮な「今」のにぼしいわしが、
そして信念を譲らぬまま進化し続けるにぼしいわしらしさがつまったライブでした。

「中華」「ネックル」「後悔」「危機一髪」いくつかのワードがテーマとして散りばめられた今回のライブ。

コント、漫才はもちろんフライヤー、映像全てがにぼしいわし自らの手で作られたものでそのこだわりの濃さと言ったら無かったです。

にぼしさん作の切り絵。細部まで本当に美しいです。

月の半分は東京と大阪を行き来し、主催ライブを打ちまくり、よしもとの大きなライブの出演も重なったりしたスケジュールでよくぞここまで完成させたものだと大感動してしまいました。

それだけに2人の単独ライブに掛ける伝えたいメッセージの強さをひしと感じました。

一貫したテーマを持ちながら繰り広げられる漫才やコントや映像。

漫才においてもコントにおいても表現方法は違えど、どのネタもにぼしいわしらしいキテレツワールド。日常よりも少し変な登場人物たち。だけどそんな彼らも私たちと同じようなことに悩んだり迷ったり後悔したり、前に進めなかったり。

自分の首をどちらに向けるか、
前を向いても風向きが強く
横を向けば人の歩幅ばかり気になって
後ろを向けばそっちに行ったら危ないよ戻ってきなよ、こっちのがよかったでしょと言う声。
だから人はぐるぐる同じ所を回ってしまうものなのかもしれません。

昨日と同じ１日から、一歩前に進む
前でも横でも後ろでも、自分が選んだ進行方向がきっと正解。
首が向いたらあとは一歩進むだけ、
そんなメッセージがこもった熱いライブでした。

大阪のフリーの女芸人と言う立場を選択することの覚悟を見せてもらったのが前回の『利きロマンス』だったとしたら、今回はそこから更に一歩足を踏み出し、その選択を正解にしようと奮闘してきたにぼしいわしの2人の頼もしい覚悟と成長を見せてもらえた単独ライブでした。

薔薇を掴んで選びとった自分の運命を信じて、今度は一歩自分の首を突っ込んで進んできたこの一年。
その時その時や悩みも迷いも覚悟も
自ら曝け出し、そこに立ち向かう姿勢を体現することでどんどんパワーアップしていくにぼしいわしのこれからが益々楽しみになる単独ライブでした。

東京公演は
5/2(月)20:00〜新宿バティオスにて開催

にぼしいわし第3回単独ライブ「超！ネックル危機一髪」〜東京公演〜

こちら残念ながらすでにチケットは完売済みですが後日、今回の大阪公演の録画配信が見れます。

にぼしいわし第3回単独ライブ「超！ネックル危機一髪」〜大阪公演〜

面白いのはお墨付き、一歩踏み出す覚悟をくれるなかなか他では見れない熱い単独ライブ、
必見です。