二人が怖い。なるべく一人でいたい。せめて多数のうちの一人、ワンオブゼムでいたい。オンリーワンが怖い。(2)

『東京ポッド許可局』の「オンリーワン論」たしかこんな「論」だった。

「自分は特別な人間」という自意識(自覚/無自覚にかかわらず)が強すぎることを改める、見つめ直す必要があるのではないか、ワンオブゼムとしての自意識もしっかり持つべきでないか。概要はそんな「論」だったと記憶している。SMAPは「ナンバーワンにならなくてもいい。もともと特別なオンリーワン」と歌った。が、「オンリーワンとしての自意識」だけでなく「ワンオブゼムとしての自意識」も持つべきでないか。そんな感じの論だったと記憶している。ポッドキャスト音源が残っているがまだちゃんと聴き直してないので「気がする」ばっかりだがだいたいそんなだ。

で、おれが「オンリーワンが怖い。ワンオブゼムでありたい」の話。なんでそんなふうに思うのか。簡単に答えらしきものが出た。端的におれは「普通の名もなきワンオブゼム」になりたいのだ。なぜなら「精神的な病気で4年制大学を休学と留年を駆使しまくってなんとか7年かけて卒業」し、「あなたの病気は精神内科的な投薬での治療はできないので脳の一部を切る外科手術をしましょう」と言われた人間だからだ。「ワンオブゼムよりオンリーワン」要素があまりに強く多すぎるからだ。

もう一度、身も蓋もない言葉でいうと「異常な人間だから普通になりたい」のだ。妖怪人間風にいうと「早く人間になりたい!」だ。

何もかもどうでも良くなってきた。公開ボタンをポチッとなしよう。それにしても「ポチッとな」って表現も古臭い、おっさん臭い言葉だ。今「ポチッとな」を使うのはワンオブゼム性は低いかも。もうどうでもいいや。この表題(1)、(2)と付けたが精神衛生に悪そうなので(3)は書きません。


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