生きづらい世界
この世界はすごく生きづらいと思う。
そう思う人が他にいるかわからないけど、少なくとも私はすごく生きづらかった。ヨット部という世界が。
連絡が遅いとか、
急な予定変更が多いとか、
そのくせごめんもなしに臨機応変に対応しろって言われたりとか、
ごはんに文句つけられたりとか、
マネージャーには関係ない。マネージャーが知る必要はない。って学びを制限されたりとか、
1年生だから意見は通らない。我慢して先輩に従え。って言われたりとか、
誰よりも多く部活に参加するマネージャーであることを笑われたりとか、
これが、私がマネージャーとして経験したヨット部という世界。
生きづらかった世界。
好きを、楽しいを奪われた世界。
暗い、つらい日々を与えられた世界。
だけど、あの時の経験があるから、
連絡は早くしようって、
少しの変更でもごめんの一言を添えようって、
してくれることにありがとうって伝えようって、
誰かの好きを、やりたいを応援しようって、
そう思える自分がいる。
嫌なこと、つらいこと、失敗から学び、成長させてくれるこの世界。
生きづらいけど、生きてる。
生きてるだけで素晴らしい。
毎日泣いて、人と会うことも話すことも嫌になって、学校も休むことが増えて、拒食・過食を繰り返す日々が続いてた。
そんな私が、今日、大嫌いになったヨットハーバーに半年ぶりに足を運んだ。
事あるごとに他大学の先輩にたくさん質問して、たくさん学んだこと。
他大学の同級生、後輩にいきなり声をかけて質問しまくったこと。
ハーバーの職員さんがいつも声をかけてくれたこと。
いつも「お疲れ様です」って声をかけてくれる高校生と、うどんとチョコレートを交換したこと。
浮かんでくるのは、どれも自分の学校とは別の人との思い出ばかりだったけど、
暗い、つらい思い出じゃなくて、
楽しい、幸せな思い出しか浮かんでこなかった。
成長!成長!
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