見出し画像

笑顔の花

毎年部活で大忙しだった夏休み。
毎日香川の海で、福岡の海で、遠征先の海で
走り回って、おにぎり握って、リザルト書いて、睡眠時間全然なくて、めちゃくちゃしんどいけどめちゃくちゃ楽しくて。
でも、今年の夏休みは部活がない。
大好きなヨットに関われない。海に行けない。
何しよう。

そんな時にたまたま見つけたLES WORLD。

ヨットに関われなくなって、何のために大学に通っているのかわからなくなっていた時に始めたTABIPPO学生支部。そこで出会ったChino。
ChinoのInstagramで流れてきた国創りFESに関する情報。ChinoのおかげでLES WORLDを知り、夏休みに無人島100FESが開催されることを知った。

大好きな親友が亡くなって前を向けなくなった。
周りには否定する人しかいなくて本当の自分を殺すようになった。
大好きなヨットを続けられなくなってやりたいことを続けられている身近な人を素直に応援できなくなった。

そんな自分を少しでも変えたくて、成長したくて挑戦した無人島での4日間。


裕福と貧困の差を身をもって学んだ1日目。
自分のつらい過去を語り、他人のつらい過去を聞いて泣いた1日目。
夜中の水シャワーが寒すぎてずっと叫んでた1日目。
自分から「話したい。」って声をかけることができた1日目。
夜中3時頃まで語り合った1日目。

約30人分用意された朝ご飯を96人で分け合った2日目。
お昼に用意された約70人分のご飯が多いと感じた2日目。
運動会でより絆が深まった2日目。
「大丈夫。」と背中を押してもらい、安心と嬉しさに号泣した2日目。
言葉にして伝えることの大切さを学んだ2日目。
これまで誰にも話せなかった悩みを打ち明けられた2日目。
自分の話を真剣に聞いてくれる人、否定しないでいてくれる人、支えてくれる人がいることに気づいた2日目。

カタワレと同じ悩みを抱えていることに驚いた3日目。
愛について深く考えた3日目。
「今日は泣かない」って言ったのに結局号泣した3日目。
ワークショップを通して、空手をしていた頃のことを思い出した3日目。
(最期に手紙を書くなら、、、)と、実際に手紙を書いてから心が晴れ、その後ずっと笑顔だった3日目。
『人生最後の日』を全力で笑顔で歌って踊った3日目。

目の前の人とちゃんと向き合うべきだと感じた4日目。
予想外の手紙に幸せを感じた4日目。
改めてみんなの優しさを感じた4日目。
帰りたくない、この時間がずっと続けばいいのにって感じた4日目。


このあたたかすぎた、素晴らしすぎた4日間を伝えたいのに聞いてもらえない。
伝えたとしても、「どうせ遊び。」「それはそれ。現実に合わせて生きろ。」「みんな勉強とか部活とか頑張ってるのに。」って言われる現実。

4日間で泣き虫ナナからにっこりナナに変わったはずなのに、現実の冷たさ苦しさに耐えられず無人島から帰ってきてまた泣き虫ナナに戻ってしまった。


「ありがとう。」「ナナの笑顔癒される。」「ナナはいつも笑顔だね。」「ナナが言葉にして伝えてくれて嬉しかった。」

無人島でも、無人島から帰った後も、みんながあたたかい言葉をくれた。

その言葉に救われた。

みんなのお陰で言葉にして伝えることができるようになって、プラス思考ができるようになって、笑顔が増えて、誰かを素直に応援できるようになって、生きたいと思えた。

無人島で成長して、帰ってきてまた挫折して、今また前を向こうとしている。

いつか世界中に笑顔の花を咲かせたい。
そのためにまずは自分から。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?