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「ビジネスモデルとは」を、言葉にできるか

ビジネスモデル・ジェネレーション


さて、
この本は、何について書かれてるのか?、と
導入部分を読んでいると、

この本は、あなたのビジネスモデルの本質について深い洞察を与えてくれるでしょう。

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書

と書かれていた。

ビジネスモデルについて書かれているようだ。
そもそも「ビジネスモデル」とは何か?

ちょっと検索してみた結果、一言でまとめると
「事業が収益を上げる仕組み」だと解釈した。


しかし、
ページをめくっていくと、こんな定義が書かれていた。

どのように価値を創造し、顧客に届けるかを 論理的に記述したもの

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書


この定義を見て、ビジネスモデルに対する解釈が違っていた事に気づく。

「プラスになる価値があり、
それをどうやって必要な相手に届けるか」が、メインであり、

「どうやって収益を上げるか」にフォーカスしているわけではない。


ここでビジネスモデルの「本質」という、言葉を思い出した。

用語の意味をなんとなく知っている、ではなく
用語がどんな思い(目的)をもっているか知ることが大事なんだと。

そして、ココがズレていると、
皆が思い思いの「ビジネスモデル」を思い浮かべて議論することになる。
確かに、それだと噛み合わなくなりそうw

だから、「共通言語」という単語が出ていたのか、とも納得した。

逆にこのような共通言語なしには、ビジネスモデルについての仮設を検証することも、イノベーションを起こすこともできないでしょう。

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書


原点や基本がふわふわしてると、うまく積み上がらないわけで。
基本の用語を「正しく」理解することは、入場券を得る最低条件という感想を抱いた。



また、ビジネスモデルの9つの構成要素に
「顧客セグメント(Customer Segments)」と「顧客との関係(Customer Relationships)」があり、
何が違うんだ?なぜ分けるんだ?と最初は感じたが、
具体的にイメージしてみると、納得した。

商品Aがあったとして、
消費者向けと企業向けで販売しているなら、
顧客セグメント、つまり顧客の集団は2種類ある。

消費者の集団と、企業の集団。
企業集団に関しては、さらに企業ごとにも分ける必要がるかもしれない。

なんにせよ、消費者との関係、関係の構築、維持は、
企業向けとは違うものになるはず。

そもそも顧客集団というものと、
そことの関係性というものは、
言われてみれば別物。

それぞれとの顧客と関係を構築するし、
それぞれの関係性があるし。

一緒くたにせず、単一に分離すると、
すごくシンプルになって、
それぞれに対して考えやすいと感じた。

ちょこっと導入を読んだ だけだが、
頭の中でいろいろな思考が生まれたり、
なんか奥が深そうだ、と興味をそそられた。


オリアプ実装をメインにしつつ、
少しずつ読み進めていこう。