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年間感想文 in 2019

はじめに

お疲れ様です。たかきだいちです。
みなさま年末はどのようにしてお過ごしでしょうか?家でのんびりしたり、実家に帰ったり、旅行に出かけたり・・・。人それぞれの過ごし方をしているのだと思います。

毎年のように、年末になるとテレビなどでこのような質問を耳にします。

「あなたにとって今年は、あっという間の1年でしたか?」

「この質問に対しては『長い1年だった』と答えよう。」
僕にとって2019年はそう思える1年間でした。おそらく記憶の中で一番長く感じた1年間だったのだと感じています。そんな1年間を自分なりに振り返り、感じたこと、思ったことをを書いていきます。

「大学」という環境

2019年は高校生から大学生になった1年でした。自主性・自律性・自由にあふれた公立高校の普通科を卒業し、京都の私立大学、京都産業大学の現代社会学部 健康スポーツ社会学科に入学。

大学に進学して最初に思ったことは、「教育とはサービス業だ」ということです。実際にそうなのかどうかは様々な議論があるみたいなので言及しません。しかし、廊下を掃除したり黒板を消したりしてくださるスタッフの方々がいたり、何よりも校内にいる大人(大学職員)の人数は自分にとってかなり衝撃的でした(笑)。自分は学費との引き換えに一つの会社からサービスを受けているのだと感じましたし、このようなサービスをいかにして有効活用できるかどうかが大学生活のカギを握るのだと思うようになりました。払っている学費は全員同じなんですから、生かすも殺すも自分次第だと。

「何のために大学生に・・・」の多様性

世間には様々な思いを抱いて生活している人がいるのと同様に、大学には様々な思いを胸に入学してきた学生がいます。たとえば、

「自分の好きな分野をとことん学びたい」「免許や資格が欲しい」
「部活動を熱心に取り組みたい」「バイトでお金を稼ぎたい」
「サークルでとにかく楽しみたい」とか。

授業に対する学生の姿勢やからそのようなことを強く感じることになりました。私が所属する「現代社会学部 健康スポーツ社会学科」は「社会学」と「スポーツ健康学」の両方の視点からモノ・ヒト・コトを考えることが基本的なコンセプト。そのため1年次では必修科目として社会学について学びます。ウェーバーやらデュルケームなど基本的な内容です。

自分にとってはとても関心があるのですが(そりゃ、退屈な時もありますけれども・・・)、社会学なんて興味も関心もない科目だと思う人もいます。つまり、「私はスポーツを学びに来たんだ」という人たち。学部の導入科目なのにその人にとってはただの睡眠・談笑時間なのです。

もちろんそのような人たちがいるということは予想をしていましたが、その人数は想像以上。その光景はもう慣れましたが、はじめは少し驚きました。

・・・これだけ書いたら愚痴のようになってしまいますね(笑)。
ご安心を、その人たちは学科の授業ではとても真剣なのです。って言いたいんですけど…。そうでもない人も結構います。そういう人たちはサークルやらバイトに力を注いでいるのです。その中にはかなりの成績を残している人、明確な夢があり学外での努力を続けている人もいます。

何のために大学生になったのかというのは本当に人それぞれ。大学では、何かを学びたいという人が多くを占めると思っていた自分にとって、それは少し不思議でした。

「弱い紐帯の強み」

少し難しい言葉を選択してしまいました。「弱い紐帯(ちゅうたい)の強み」とは、アメリカの社会学者マーク・グラノヴェッターが唱えた社会的ネットワーク理論です。どういうものなのか、ざっくりいうと、

新規で有用な情報は、家族や親しい友人といった強いつながり(強い紐帯)よりも、ちょっとした知り合いといった弱いつながり、つまり弱い紐帯からもたらされる場合が多い、という理論です。
(BizHint 「弱い紐帯の強さとは?」 https://bizhint.jp/keyword/39795 )

かなりざっくりとした説明になりますが、弱い繋がりには強みがあるということです。この理論には講義で出会い、強く共感しました。
自分の高校から同じ大学に進学した人は数人のため、イチから人間関係を築くことになります。個人的に群れとなって生活するのが苦手な自分は、この薄い紐帯を上手に活用していたのだなと感じました。

しかし、その反対である強い紐帯も生きるうえで大切となってきます。来年はこのような人間関係を築くことを少し意識したいなと思いました。

終わりに

人生で一番充実した1年間、様々な場所を訪れ、様々な人と出会い、様々なことを学びました。この1年間でお世話になったみなさんに感謝の気持ちを込めて、2019年最後の note を終わりたいと思います。来年はこの学びをアウトプットしていきたいです。画像が全くないこの記事を、最後まで読んでいただきありがとうございました。良い年越しをお過ごしください。(紅白間に合った・・・笑)

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