大人になって変わった全力の出し方

子どもの頃はすべてが初体験。

失敗が怖くて、勝つのが当然、負けたら人生終わりと信じていたから目の前の競争に全力だった。

何も知らないからできる全力だった。
バランスなんてねぇ。やり切るだけって考え。

自分の全てを部活や受験に費やした。睡眠も食事も時間も努力も全てをそのくだらないかもしれん競争に賭けていた。

「不器用で考えられない。行動に無駄が多い。まるでイノシシの諸突猛進だ。少しは考えろ。」と今の私が幼い私を評価する。

今はどうだろう?

失敗しても死なないことを知っている。自分の価値観は無数の1つでしかないことを分かっている。苦手なこと、得意なことを昔より自分で自分を理解できている。

一点集中全力型から成長した証拠だ。言い訳できる術も、自分を納得させる術も少しはついてきた。

器用になったのだ。大人になった。考えることができるようになった。けど、昔のがむしゃら全力疾走はできなくなった。

大人になっても、全力でありたい。
大人でも走れるかな。
かっこ悪くなりそうでちょっと怖いな。

大人になった私の全力とは何だろう。

自分のSOSには耳を傾けること。長期的な視点で戦略をたてること。できなかった自分を貶さない、落ち込むくらいなら、打開策を考える。

大人な私の全力は戦略を立て、優先順位をつけて、毎日自分と闘うこと。

敵は私、
どうせやるなら全力で。

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