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初めてお笑いライブを観てきた

EXIT単独ライブ「漫才とコント」を観に行ってきた。
お笑いライブは初体験!劇場も行ったことがない。
お笑いに詳しくないし面白い人間でもないので全く個人的な想いだけで、はじめてのお笑いライブ体験について今日は書きます。

ライブに行く意味

長年SMAPが好きだった。でもいわゆる「お茶の間ファン」だった。
その理由は、全く、ライブに行きたい気持ちが無かったからだ。ファンクラブに入る必要も無い。
ライブの遥か彼方のSMAPにあまり興味が湧かなかった。私は一瞬の表情を観たいのだ。こんな事を書いて申し訳ない。DVD以外に課金する気が無い私などファンでもなんでもない事は承知だ。(米米CLUBもね。)
人生初のライブ、ドリカムはお友達のお誘いだったしB'zも従姉のお誘いだった。その時ノリノリで踊ってたのは曲が好きだからで、アーティストを見たいとは全く思ってなかったのだ。

生の芸能人初めて!と言っていた友人。
が、初めて見た芸能人はEXITではなく、もっちーだった。

EXITの単独に興味をもったのは、以前兼近くんが、TVの向こうに居る人を笑わせているかは確かめる術がなく、そういう相手を笑わせるのは難しい事だ、ぜひ劇場でお笑いを観て欲しいと言っていたからだ。
こういう事を素直に言う芸人さんを私は初めてみた。
俳優さんの映画や舞台の宣伝は頻繁に見るけれど、芸人さんのライブ宣伝は、そういえばバラエティでほぼ見ない。(大人の事情かな?)
とはいえ宣伝したところで、すでにコアファンで完売しているのだろう。アーティストとお笑いは、ほぼ同じカテゴリーなのだと気が付いた。

SMAPと同じくお笑いも表情が観たいと思っている。
落語などは声の表情だけのCDもあるが、私は顔の表情で喜怒哀楽を演技している漫才やコントが好み。
だから今まで、遠くにいる芸人さんのライブに行きたいと微塵も思わなかったのかもしれない。
それに、人が大勢いる所で心おきなく笑えるんだろうかという気持ちもあった。
先日映画館で観たコンフィデンスマンJPでさえ、笑っている顔がマスクで隠れて良かったーと思っていた。
音楽ライブもノッていたけれど、家ではもっとノリノリだ。
笑いを共有する、みたいな空間がすごく不思議な感じがして、逆に一度は体験してみたくなった。
当日、サンパチマイクに立つEXITの後ろには、ちゃんと表情が大写しのスクリーンが用意されていた。
だけど、スクリーンじゃライブに来た意味がない、という謎の衝動に勝てず、結局ほぼスクリーンを観なかった気がする。
表情重視とライブの空気感。私の中でねじれ現象?が起きて、戸惑う初ライブ体験だった。

個人の感想です

EXITが爆発的に売れた初期の頃は、いわゆるチャラ語を駆使してチャラい恰好で、チャラい動きをしつつ喋くる漫才だった。
前述したように喜怒哀楽を表情や体全体で表現しつつもシチュエーションがある漫才が好きなので、ばっちりハマってしまった。
それから何年か経ちすっかり看板芸人になったEXITの今回の単独ライブ。
若手らしく忙しいのに、全て新ネタという気概が格好いい。
社会情勢や企業案件、流行案件や若者代表など様々な仕事をしてきた事を強みに変え、EXITにしか作れない第2のオリジナリティを確立したようなネタばかりだった。
他の芸人さんの単独を知らないけど、単独ってこんなに凄いの?とびっくりした。

YouTuberが面白くない人は解らないだけ、って兼近くんが言ってたように、笑うって感性は好みしかない。
年始TVのEXIT「本能寺の変」は爆笑し、年末のM1は私は好みでは無かった。(何でもそうなんだけど)わりとメジャーだったり単純な事にハマる単細胞なので、好きなEXITでも好みじゃないネタもある。
つまり逆に言うと、EXITはそういう、様々なタイプのネタを作れてしまう才能豊かなコンビなんだと思う。
そういう手数の多さと無限大の可能性を、改めてこの単独ライブで感じた。

6つのネタの幕間も大量に仕込まれていた。
入場前に同行者とたまたま「あるある」を観ていたので、「とつぜんのとさ兄弟」に友人と「!?っ」となった。なんという偶然。
「とらんくす」成功した兼近くんとりんたろーさんの、一瞬の表情に笑った。
「といれっとぺーぱー」で兼近くんに答えたりんさんの呟き「切っていいのは胸筋だけ」に吹いた。

駅へ向かう帰り道、お散歩中の犬がきゃゅーんきゃゅーん吠えていて、同行者とふたりで「・・スピッツ?」とか言って笑っていたら、本当にそのワンちゃんがスピッツだった。

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