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【WS】8風フラクトライト【SAO】

1.はじめに

どうも、エルヴィーです。
公式からトリオの大会の告知がありました。
まだまだ予断を許さない状況ですが、盛り上がるのはいいことです。

さて今回ですが、調整仲間のじろうにデッキを紹介してもらいます。
「ソードアート・オンライン アリシゼーション Vol.2」で強化された【8風フラクトライト】です。



2.デッキコンセプト

風CXと整合騎士たちで、相手にやりづらい試合を押し付けるメタビート。
とにかく妨害がウザい。



3.強みと弱み

今回は構築の前に、デッキ全体を大まかに知ってもらうために、強みと弱みからにします。
前項のコンセプトに通ずるものがありますね。

〇強み
・おっさん

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すみません、真面目に書きます。

・1000/1CX8枚相手に強い
詰めをCX連動に頼っているデッキ相手には《漢気の大将 ベルクーリ》が強力に働きます。
後列と合わせて11000あり、さらにカウンターを考慮すると、CXの1000パンプ抜きでは処理するのも大変です。

・8電源など盤面を強固にするデッキに強い
これらには風と《剣気裂帛 アリス》が有効です。
コストのかかるキャラを登場させるのを躊躇させることで、本来相手のやりたかった動きをけん制できます。

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・中学生がいる
《整合騎士 エルドリエ》がリバース要求と選ぶ能力全般に強いです。
《奇跡の願い ティーゼ》と組み合わせることで、リソースを誤魔化しやすくなります。

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・光景がある

現代ではこれだけで強みになります。

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○弱み
・カード単体が強くない

単体のカードパワーは低いので、上手くシナジーさせる必要があります。

・圧縮がしにくい
強い動きを取ろうとすると、どうしてもコストがかかってしまいます。
山を堅くできるわけではないので、ダメージが通りやすい。

・CXが8枚とも風

CXをトリガーしても直接リソースを確保できません。
相手の妨害はできますが、手札が増えにくいです。

・山札を削りにくい
5枚集中があるが、それでも山を削りにくいです。
逆にいえば、集中しかありません。

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・詰めがランダム
3連動の効果にランダムが多いです。
そもそもキャンセルされた上で、バーンのダメージが不確定という、ダメージの調整がとてもしにくい効果です。

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4.構築&採用カード解説

総じて嫌らしく妨害して戦うピーキーな上振れデッキという認識ですが、今回は「強いカードを強く使うこと」を意識して構築しています。

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デッキコード:FB01


○レベル0 21枚

《剣気裂帛 アリス》 3枚

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コンセプトその1。
大雑把に例えると、風の能力をストックできるカード。
好きなタイミングでダイレクト面が作れるので打点レースや盤面維持がしやすくなります。
相手の上位後列を牽制する役割もあり、《共闘 アスナ&アリス》やベルクーリを守りやすくなります。
マーカー置けることも優秀で地味な山圧縮に貢献してくれます。
しかし、基本的に2枚目以降使わないので、枠の犠牲になり3枚。

《艶姿 アリス》 4枚

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剣気裂帛を採用し、リターン8枚の構成になるのでこちらも採用。
後列が揃えば前列を1000パンプできるのが地味に強く、リターンや裂帛と相まって上位後列を入れずともそこそこの面取り性能を持てるのが◎。
山札削りとリソース源が乏しいこのデッキに5枚集中の相性も抜群です。
序盤から効果を使えると楽にゲームを進められます。
できるだけ早く引き込みたいから4枚。
2枚目以降も、バウンスで作ったダイレクト面に置いて、前列でパワーパンプすることも稀によくあります。

・《整合騎士 エルドリエ》 4枚

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コンセプトその2。
指定特徴が狭いとはいえ、《“可愛いともだち”市ヶ谷有咲》や《“大切な何か”友利 奈緒》のCX連動、《ホラーは苦手》などの防御イベントを貫通することができます。

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それだけなら「終盤しか役割のないカード」なのですが、序盤から強く使える中学生効果ががくっついてるのが強いです。
レベル0からアタック回数が増やしやすく、後列キャラでもアタックに行けるようになります。
各種バウンスとも相性が良く、ダイレクト面に出すことで安全に相手ターンに効果を発揮できます。

《奇跡の願い ティーゼ》とのループギミックも序盤のリソースをつなぐ方法として優秀です。
ティーゼでこのカードを回収して、このカードでティーゼを手札に戻す...といったことを繰り返します。

基本は前列での運用ですが、後列に出すことも当然あります。
CXでの詰めのターンに、バウンスなどでベルクーリを対処できる相手には、その前のターンに配置できるように準備しましょう。
常に手札にあって欲しいので4枚。

・《笑顔の元気印 ロニエ》 2枚

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2種の後列を揃えてスタートラインなので、ピンポイントにアクセスするカードが欲しくなりました。
後列が揃っていれば、1連動やベルクーリをサーチすることも。
デッキの中に触る唯一の手段でもあるので貴重です。
また、特徴が貴族なのでエルドリエで使い回すこともできます。
アラームも地味に山を削れたり、ティーゼで確認して引くこともできるため、ほぼ使わないけど覚えておきましょう。
使いたいときに出せば良く、嵩張ると弱いので2枚。

・《子供時代 キリト》 2枚

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CX交換。
1と3の連動を安定させるために採用しました。
1連動が手札に帰ってくるので、毎ターン使えるようになるだけでリソースが楽になります。
使う機会が多く、また素引きできると楽になるから2枚。
もう1つの効果は完全に死んでますが、ティーゼで必ず回収できます。

・《最後のピース ユージオ》 4枚

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レベル0アタッカー兼手札を整えるためのカード。
サーチにストックを使わないのはありがたいです。
ティーゼのパワーパンプ条件である記憶を満たすカードなので、盤面勝負になる相手には必ず思い出に飛ばしましょう。

・《立ち上がる時 キリト》 2枚

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こちらもユージオと同様に、レベル0アタッカー兼手札を整えるためのカードとして採用。
序盤から山札を削るのに貢献してくれます。
ティーゼで回収しチャンプアタックして山札を削る、といった使い方をすることも。
枠の都合で2枚。


○レベル1 7枚

・《離反の覚悟 アリス》 4枚

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レベル1連動。
1度通ればその後が楽になる強力なカード。
序中盤は1連動を多く通すことを念頭に入れながらプレイします。
逆に連動が通らない場合は、立ち回れる手札の抱え方が重要です。
使えた分だけ後半のベルクーリに回すリソースが確保できるので積極的に狙っていきましょう。
通りやすい相手なら急いで1面より、1ターン送らせて次ターンに2面打つ方が強いパターンが多かったりします。
殴る順番は、風をトリガーしたいなら連動から、トリガーしたくないなら連動じゃないキャラから。
減らす理由もないので4枚。

・《奇跡の願い ティーゼ》 3枚

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バンドリの《RAISE YOUR HANDS チュチュ》に3000パンプが付いているすごいカード。
確定でエルドリエを回収でき、パワーパンプもできるので2面残しやすい、通称無限中学生システムは強力です。
パワーパンプですが、後列2種と合わせることで、1連動がCX込みで10000ベルクーリが14000(凄い)。
CX交換やフィレスロニエ、3ルックキリトなども確定で拾えて、手札の高コストキャラやCXを整理するのにも便利です。
は常に手札にほしく、レベル置き場に置くことも考慮して3枚。


○レベル2 5枚

・《漢気の大将 ベルクーリ》 3枚

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コンセプトその3。
3連動でゲームを決める現代ヴァイスのアンチテーゼ。
ジェネリック《情報連結解除》
単体が後列込みで11000あります。
自身でCXを抑制し、剣気裂帛で相手の上位後列をけん制できるので場持ちはとてもいいです。
ただし相手も分かって処理してくるので、相手の手札を読んで登場ターンをずらしたりする工夫が必要です。
3000パンプやバウンスで盤面に残すプレイも意識しましょう。
このカードは劣勢を捲るカードではなく、あくまでも詰みの盤面を作るためのカードです。
そもそもダメージレースを有利に進める必要があります。
また、理想は2体並べてどちらも効果を使える状況を作ることなので、丁寧に手札とストックを管理しましょう。
コンセプトであり2面したいですが、序盤はいらないので3枚。

・《時の彼方へ アスナ》 2枚

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3500カウンター。
ベルクーリを守るときのパワーラインを12500+1000の13500以上にしたかったので採用。
特徴の都合からこちら。


○レベル3 9枚

・《玲瓏な女騎士 アリス》 4枚

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回復が付いてる風連動、それに尽きます。
書いてあること自体は強力ですが、いかんせんランダム...
劣勢をひっくり返すというより、ベルクーリで詰ませた状況への引導火力といったという認識です。
コストも連動よりベルクーリに割かれがちだったりします。
それでも、どうしようもない時にワンチャンを作れる性能はしているので、途中からベルクーリを捨てて、3連動で詰めるプランも考慮すべきです。
特徴が整合騎士なので、エルドリエのアンタッチャブル付与と中学生の恩恵を受けられます。
前者は相手の防御手段を貫通するときに、後者は2ターン回復と連動を使うときに有用なので忘れないようにしましょう。

・《共闘 アスナ&アリス》 3枚

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控え室CX2枚以下早出しとXルック。
このデッキのリソース源にして盤面形成要員。
後列込み11500の手札アンコールで場持ちがいいです。
相手は上位後列を出しにくいので処理を諦めてくれることもあるので、基本出し得だと思います。
終盤に3連動のCXを探しにいく役割もあり、2回以上出したいので3枚。
素引きした方が楽でもあります。
アリスなのに特徴が整合騎士でないことは注意しましょう。

・《不安な夜 アリス》 2枚

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光景。
プールにあるのに採用しない理由がありません。
パワーも後列込みでが12500になります。
レベル3で回復が不要なときに出して相手の山札を壊し、ベルクーリを構える動きがかなり強力です。
ベルクーリや3連動のストックと相談しながらうまく使いましょう。
3連動やベルクーリを優先してサーチする都合上、素引きしたいので2枚。



5.不採用・採用検討カード

・《決別の時 アリス》&《常夏の浜辺 アリス&明日奈》

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レベル0とレベル1のマーカー4000。
後列と合わせて破格のパワーが出せますし、集中のバリューをさらに引き上げることができます。
しかし、高パワーがでるカードはリバース要求の1連動と相性悪いです。
サーチを多めに採用し、後列を早期に揃えることを優先したので不採用。

・《飛竜に乗った騎士 デュソルバート》

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2500カウンター。
レベル1から使える高パワーパンプのカウンターです。
しかし、守りたい筆頭であるベルクーリと合わせたパワーが13500にしかならず、はあまり強みを感じませんでした。
後述する《魂の在処 アリス》を採用する場合なら、6500+2500で9000にまでなるのでありかもしれません。

・《水着の明日奈》など

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3000カウンターと思い出送り。
パンプ値と効果を考えると1番採用したかったカウンターです。
しかし、1連動のトップチェックがフラクトライト指定なので泣く泣く不採用に。
《魂の在処 アリス》ならドラのみを参照するので、採用しました。

・《姉妹水入らず セルカ&アリス》

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レベル応援と集中。
ベルクーリのパワーを11500にできますが、その為にこのカードをサーチしてる動きが弱いです。
かといって、素引きできるほどの枚数採用すると2枚目以降が腐ってしまいます。
早出しXルックも12500になるのは強いですが、いかんせんストックを使い過ぎてしまいます。
集中についても、エルドリエやカウンターの使い回しを考えると控え室回収集中の方が優秀です。
ちなみにこいつも特徴は整合騎士でも貴族でもありません。

・《“アインクラッド流”ユージオ》

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他キャラ4枚早出しと回復。
レベル1で黄色、レベル2で緑を必ず出したいデッキのため色が渋滞します。
出せれば強いですが、ベルクーリの方がより優先されるので不採用。
1点回復よりCXをけん制するが強いことが多いです。

・《魂の在処 アリス》

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もう1つのレベル1風連動。
試したのですが、《離反の覚悟 アリス》を採用しました。
ストックが確定で増えるので、できるだけ集中を使いたいこのデッキと一見相性よさそうに見えます。
しかし、手札に加わるカードはドラ付きのため、登場にストックが必要なキャラです。
結局ストック消費を抑えることにはならず、不確定な集中にリソースのほとんどを依存することになってしまいます。
それなら《離反の覚悟 アリス》で最低限のアタッカーを確保し、集中の回数を減らすことで、ストックの維持するが楽でした。

・《《光の巫女》アリス》

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もう1つのレベル3風連動。
こちらも《玲瓏な女騎士 アリス》と同様、ダメージが不安定な能力ですが、《玲瓏な女騎士 アリス》の方が破壊力があると思ったので不採用。
回復効果を持っていないので、ベルクーリと合わせた耐久プランも取れなくなってしまいます。
連動ではなく武蔵としての採用も考えたことがありあますが、1枚採用程度ではプランには組み込みにくく、複数枚採用するほどレベル3の枠に余裕はありませんでした。
《“アインクラッド流”ユージオ》+《《光の巫女》アリス》の両採用はありかもしれませんが、それこそベルクーリ出す余裕がなくデッキコンセプトとはずれてしまいます。



6.マリガン&プレイング

○マリガン
移動や霞がないので、先攻後攻で欲しいカードに差はありません。
・思い出ユージオ
・3ルックキリト
・エルドリエ
・後列2種
・1連動セット
(・CX交換)
1連動のCXが引けている場合は、CX交換は捨てて大丈夫です。


○プレイング
・レベル0

後列を集める意識でプレイ。
中学生があるなら強気に3回アタックを目指します。
使えないとしても、ストックは欲しいので2回はアタックしましょう。
手札に余剰CXを抱えても、プレイするのを我慢して各種手札コストに回し、次のリソースにつなぎます。
5枚集中は序盤から積極的に使います。

・レベル1
1連動が決まるなら、それに越したことはありません。
決まらないときは、エルドリエ+ティーゼ(+バウンス)で誤魔化しながら、連動CXを引くを待つ、もしくはレベル2に向けてベルクーリを集めるかの判断をします。
難しいですが、両方できることが理想です。

・レベル2
ベルクーリが解禁。
満を持して着地、としたいですが、適当に出しても早出しなどで処理されてしまうので、1ターン見送ってベルクーリで相手の早出しを倒しましょう。
もしくはカウンターを準備するなどして、処理されない(されにくい)状況を作ることを意識します。
ベルクーリが一番強いのは、相手の詰めの3連動に対してなので、タイミングは見誤らないように。

・レベル3
ベルクーリを維持しつつ、光景で山札を壊したり3連動でライフ取りにいったり、状況に合わせたプレイをします。
無計画に3連動打つと、ベルクーリの効果を2体以上使うコストを確保するのが難しくなってしまうので要注意。
防御イベントがある相手などにはエルドリエが欲しいので、デッキやタイトルへの理解が必要です。



7.終わりに

発売から時間が経っても、現状ほぼオンリーワンのようなデッキタイプではないでしょうか?
強い・弱いより「やりにくい」というのが率直な感想です。
ベルクーリも使われる前は「パワーも中途半端でコストが重い」と思っていたのですが、相手するとイメージが覆されました。

さて次回ですが、リクエストをいただいたのでランキングネタをやろうと思います。
内容は伏せますが、タイトルは「K-1グランプリ」とだけ...
それではまた。

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