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フェスって良いよねっていう話。

前回ライブハウスって良いよねっていうことを長々と書いてきたけれど、今回はそれより人数をめちゃくちゃ増やしてフェスについて書こうかなと思います。フェスといってもロックフェス(音楽フェス)。とは言っても、ライブハウスのときと同様、フェスも今まで足繁く通った、ってわけでもないし実際言ってしまえば自分は今までCDJ1819(COUNT DOWN JAPAN 1819)とRIJF2019(ROCK IN JAPAN FES 2019)しか行ったことないです。それだけかよって感じですよね。今年はたくさん行く予定だったんだけどな…まあそれは置いといて、たった2回のフェス経験しかない自分がフェスの良いところについて書いてみようじゃないかとそういう感じです。

ちなみにだけれど、フェスって聞くといわゆる“陽”な方々をイメージする人って多いんですかね。前そういう意見を見たことあるので。一応、音楽フェスは自分のような人もいます。自分がどんな人間かはこんな長ったらしい文章書いてる時点でお察しの通りです。

まずはやっぱり、フェスって一日でたくさんのバンド(アーティスト)を見ることができるという点が最強だと思うんです。ワンマンだともちろん1組だし、対バンでも4組くらい(規模が小さければ6組くらいかな?)な感じだけど、大きめのフェスとなれば一日で少なくとも10以上はいるだろうし、CDJだと40以上、ロッキンだと50以上くらいはいるわけです。(もちろん全部見るのは不可能だけど)だから幸福度が半端じゃない。個人的ベストはBUMP OF CHICKEN、indigo la End、ヤバイTシャツ屋さんを一日で見ることができたCDJ1819なのですが、そんな感じで一日で大好きな音楽にたくさん会えるってとっても幸せなことだと思うんですね。

次に、フェスだとシンプルにどのバンドでも気軽に見に行けて盛り上がれる、というのがあると思います。最近聴き始めたけどライブどんな感じなんだろってバンドとか、曲は結構聴くけどワンマン行くほどじゃないかなあってバンドとか、ライブハウスだとモッシュとかダイブがあるからちょっと行きにくいってバンドとか(これは特にダイブモッシュ完全禁止のフェスにおいて)、そういうバンドでもフェスなら行きやすいと思います。後はそもそも特にこのバンド見たい!っていうのがない人とかも行きやすいんじゃないかなと。そして、バンド側からするとワンマンだと自分たち目当ての人しかいないからそれを考慮したセットリストになるけど、フェスだと自分たち目当ての人がすべてとは限らない。だからセットリストも有名曲が多めになってくるのでちょっと聴いたことある程度でも盛り上がれることが多いと思います。でそこから興味持ったらたくさん聴けば良いし、ライブが良かったらワンマンに行ったっていい。ワンマンが狭く深くならフェスは浅く広く、みたいなイメージかな。あとはワンマンだとチケット取れないけどフェスなら取りやすい、というのもあるな。BUMPのPATHFINDERツアーで幕張メッセ2daysとさいたまスーパーアリーナ2daysの最速先行から各コンビニ先行、一般まで全て敗北した自分でもフェスのチケットは先行で必ず取れてます。そういう点でもフェスって良いよね。

そして、フェスは各々自由な楽しみ方ができる、っていうところがとても好きです。自分は基本一人で行くし、見られる限り見る!というスタンスで常に動き回っている感じですが、友達とワイワイしてる人もいるしフェス飯を楽しみにしてる人だっている、テントor休憩スペースでゆっくりしながら音だけ聴いてる人もいる。そういうのがみんな許されていて、しかもお互い干渉する/されることなくそれぞれが自分の楽しみ方で楽しんでいる。もちろん、思いやりとマナーは大切に、だけど。そういう環境だからこそすごく居心地が良いんじゃないかなと思います。

今回は短めかな。ということでまとめ。前回はライブハウスって日常に一番近い非日常の場所って書いた気がするけど、それを踏まえていうならフェスは自分にとって日常から離れられる非日常の場所、って感じがします。決して日常からは近くないけど、いざそこに入れば一日は非日常でいられるような。行ったことない人でもわかるようにあえて例えるならディズニーみたいな感じかな。良い例えじゃないかもだけど。そんなところがフェスなんだよなあっていう感じです。最後に、これまでで書き切れなかったフェスの細かい好きなところ、好きな時間についてばーっと書き留めておこうかと思います。他にもこんな好きなとこあるぞ、っていうのがあったら是非教えてください。

チケットの当選メールが来た瞬間。アーティスト解禁を待ちわびる日々。なんでこのバンドとこのバンド被ってるんだよ~って言いながらタイテ組んでる時間。空いてる時間に見に行けるバンドないかなって探す時間。見に行くことにしたバンドの曲を予習がてら聴く時間。毎日の寝起きは最悪なのにその日だけめちゃくちゃ早く起きられちゃう朝。忘れ物ないか何回も確認する出発前。最寄り駅まであと何駅かな…って数えてるとき。近くのSAでバンTとかフェスT着てる人を見かけたとき。駐車場向かうまでの渋滞。早く行きたい気持ちと戦いながら日焼け止め塗る時間。会場まで歩く道のり。リストバンド交換して会場に入った瞬間。フェスグッズとかアーティストグッズとかの列。買ったグッズに着替えてるとき。クローク待ちの列。荷物預けて身軽になったときの始まるぞ感。どこかのステージから聞こえてくる音。最初のステージに向かってるとき。リハで本人登場して曲やってくれるバンド。NEXT ARTISTの文字が出たときの高揚感と歓声。大好きな曲が大音量で流れてきたあの瞬間。既に始まっている他のステージへ急いで向かってる時間。数字が一つずつ減っていってるカウントダウン時計。フードエリアに近づいたときのおいしそうな匂い。プラスチック容器で食べるラーメンのおいしさ。900mlのポカリスエット。焼けるような日差し。数万人のシンガロング。みんなが飛び跳ねる曲。サークルモッシュしてる人とのハイタッチ。少し疲れて後ろの方で座って見るステージ。西日が強すぎてステージに目を向けられない時間帯。日没とともにどんどん暗くなっていく空。トリ終わりにあがる花火。真っ暗になったステージ。また来年も来ようって思うとき。帰るまでの人混み。少し離れたコンビニで夕飯代わりのおにぎりを選ぶ時間。座ってやっと気づく足の疲れ。余韻に浸りながら寝るとき。昨日は楽しかったなって思いながらまた日常へと戻る次の日。


あの非日常がまた戻ってくるといいな。今回はこの辺で。

写真はCDJ1819のカウントダウン時計。

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