見出し画像

【S24 シングル】Z次元へようこそ【最終80位(2004)】

閲覧ありがとうございます。
シングルバトルS24(竜王戦ルール)でレート2000と自身初の2桁順位をとることができたので、記事を残そうと思います。

・最終結果 TN:いのうえりな 80位 レート2004

【構築経緯】

・シーズン中盤から終盤までグラードン軸を使っていて、構築の地面枠を性能の高い伝説ポケモンとすることで選出に組み込みやすいのが強いと感じた。また、有利対面から身代わりを置いて積んでいく動きが自分の好みにあっていたことから禁伝枠をジガルデに決めた。

・ザシアンをはじめとした禁伝に対してジガルデが対面から勝つのは難しいため、相手の禁伝枠をコピーして上から処理する、またはコピーされた禁伝を受けにくる相手のポケモンをジガルデの起点にする動きが強力だと考え、メタモンを採用した。

・次に、珠サンダーの初手ダイマを対策しなければポケモンをさせてもらえないので最速かいでんぱ持ちサンダーを採用し、以上の3体を基本選出とした。

・基本選出で特にきついカイオーガ、ゼルネアスの対策としてHDナットレイ、シーズン中頃から増えてきたイベルタル対策かつドラゴン技と氷技の一貫を切る枠としてマリルリを採用した。

・ここまででムゲンダイナに誰も勝てないことと、受け系のサイクルを崩す手段に乏しいことが問題であったため、それらを解決できそうなゴチルゼルを採用した。

以上の経緯によって見た目グロすぎ構築が完成した。


【コンセプト】

・選出画面で圧力の高いポケモンを並べることで、ジガルデで詰めるルートとメタモンを通すルートのどちらかをとりやすくする

・麻痺運ゲ!


【個体紹介】

ジガルデ

S:準速ネクロズマ抜き 余りHD

禁伝枠かつ地面枠。無効化されないウェポンと麻痺を絡めることにより広い範囲を相手にできる。相手のダイマが切れた後に積んでいくのが理想だが、初手に出して麻痺撒きする動きも強かった。

ザシアンに対しては先に防御を1段階上げておくか麻痺を入れておくことで有利に戦えるため、メタモンで一度引かせたりサンダーで麻痺を狙うようにしていた。

ジガルデミラーが数回発生したが、構築記事に多かったSラインより少し速めに設定したため全て上をとることができた。
圧倒的運ゲ性能で多くの対戦相手に不快な思いをさせたはず。


サンダー

最速HS

初手ダイマ珠サンダーは控えめの方が体感やや多めだと思い、上からかいでんぱを入れて対策することにした。控えめのダイロック持ちであればC2下降で5割強程のダメージに抑えて弱点保険発動、羽休めでダイマを枯らして後からダイジェットで切り返せる。相手が臆病で上を取られた場合には威力140のダイサンダーを確定で耐え、ダイロックを75%の乱数で耐えるため、同速勝負と合わせて高い確率でかいでんぱを入れられ、最低限ジガルデの積みの起点にすることができる。同様にラプラスのキョダイマックスからの展開にも強く出られる。

ダイマエース、TOD要員、クッションと様々な役割をこなしてくれた。

ヒヒダルマ入りの相手は初手氷柱落としから入ってくるのでこちらは鬼の形相でダイジェットを撃っていた。たぶんこれは良くない。


ナットレイ

HD:ほぼ特化 S: 最遅
A:B4振り黒バドに叩き落とすで乱数一発(87.5%)

主にカイオーガ軸とゼルネアス軸に投げる。
食べ残しをジガルデに持たせているのでとりあえず格闘半減実を持たせた。

技構成はジャイロと宿り木は確定として、相手の交代にリスクをつけられる叩き落とす、ポリゴン2やヌオー等に撃ちたいどくどくを採用した。

体力管理が難しく、草技がないためカイオーガ軸に対してきついサイクルを強いられていたので、持ち物と技構成はもっと試行錯誤が必要だと感じた。


マリルリ

ボックスでぴょんぴょんしていた謎調整個体。おそらくバンギラスやS振りラッキー辺りを意識したSライン。HAぶっぱでいい。

レヒレと比べてダイマ適性が高いことを評価して採用した。
ジガルデと相性補完が良く、フェローチェやマンムー、ドラパルト等の構築単位できつい一般ポケモンに対して有利な点も良かった。刺さる構築にはかなり刺さっていて、数を増やしていたイベルタル軸にはほぼ毎回初手に選出した。

ゲテモノだらけのパーティで唯一の癒し担当。


ゴチルゼル

S:無振り70族(主にエアームド)抜き抜き
ムゲンダイナ意識で余りHD

ムゲンダイナに唯一勝てる枠(眼鏡以外)。他にはヌオー、ナットレイ、カバルドン等ジガルデできついポケモンの選出を抑制してくれた。

マリルリを止めにドヒドイデやナットレイが来るときは、ゴチルゼルでキャッチされるのを嫌った交代にマリルリ居座りが刺さったり、そのまま嵌めて勝てたりと、かなり有利に試合を進められた。

初めて使ったがパーティにいるだけで相手の選出とプレイングを歪ませることができて、出しどころを間違えなければほぼ勝ち確定にされられる点が非常に強力だと感じた。


メタモン

2体目の禁伝枠。
構築に足りない素早さを補ってくれた。
あらゆるザシアンをコピーしたがミラーとメタモン意識のHSが圧倒的に多く、ザシアンの処理をメタモンに一任するのは限界があるなと感じた。それでもジガルデとの相性は非常に良かったと思う。


6体全員ダウンロード対策ができているのが地味に偉いかもしれない。


【選出】

確定ではありませんが多かったパターンを挙げていきます。

・基本選出
ジガルデ+サンダー+メタモン
ザシアン軸や迷ったときは大体これでワンチャン狙いにいった。
初手はサンダー6割、メタモンとジガルデ2割ずつくらい。

・対イベルタル
サンダー+マリルリ+@1
受け寄りの相手にはゴチルゼルをよく出した。

・対カイオーガ
ナットレイ+@2
サンダーとメタモンはよく出した気がする。たぶん一番勝率が悪かった。

・対黒バドレックス
ナットレイ+メタモン+@1

・対日食ネクロズマ
ジガルデ+@2
オーロンゲやドラパルトが壁貼ってきそうな時はマリルリを、相手のサンダーがアタッカーっぽい時はサンダーを選出した。

・対ゼルネアス
ナットレイ+マリルリ+@1

・対ムゲンダイナ
ゴチルゼル+@2
ジガルデ、マリルリ、メタモンから2体選ぶ。

・対ホウオウ
ジガルデ、サンダー、マリルリ、ゴチルゼルから3体

相性で言えば全部の禁伝がきつかったけど選出と運と噛み合い次第でどうにかなるかならないか、といった印象です。これでよく勝てたなと思う。


【きつかった相手】

・全ての氷タイプ
マリルリだけではどうにもならないレベルで氷がぶっ刺さっている。選出画面でコオリッポを見た時は戦慄したが何故か出てこなくて勝てた。

・白バドレックス
言わずもがな絶望。

・カイオーガ+鉄壁ナットレイ
何度も言うけどカイオーガに勝てない欠陥構築。

・ドラパルト、ミミッキュ
鬼火、呪いがきつい。さらに技の通りが良すぎるから単純に殴られるだけでもきつい。


【終わりに】

S24お疲れ様でした。対戦相手含めて自分と関わってくれた方々、本当にありがとうございました。

今回はレート2000に加えてデフレシーズンのおかげ(?)もあってか、なんと自身初の最終2桁をとることができました。まだまだ遠い目標だと思っていたので驚きましたが、ここは素直に喜びたいです。今期は中盤に調子よく勝てていたものの終盤にかけて停滞してしまい苦しい思いをしていましたが、最終日2日前にこの構築に変えてからレートが伸びてここまで来られました。それもあって、自分の中でも成長を感じるシーズンとなりました。最終日の朝まで通して対戦するのも初めてだったので、朝8時半頃にレート2000に乗せた時は今までにない程嬉しかったです。

また、今まで自分ではあまり使ってこなかったようなポケモンを多く採用して、少しトリッキーな戦い方ができたのも新鮮で楽しかったです。来シーズン以降も更に上位を目指してポケモン対戦を続けていくつもりなので、これからもよろしくお願い致します。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
質問、感想、指摘などありましたらTwitter(@25nigo10)までお願いします。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?