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2024/7/27(土)の宿題:夢の話

 『今日の宿題』(Rethink Books編、NUMABOOKS)に毎日取り組んでみる7日目。1週間続いている。すごい。noteには「偉業!」と言われた。ありがとう。

 1週間noteを続けて、自分は思った以上に文章を書くのが好きだと思った(文の下手さは別にして)。
 例の暗い喫茶で静かにそのことを考えながら、しかし書けば書くほど自分のことがよくわからなくなるな、とも思ってしまった。6つの記事で、私はいろんな顔をしている。ある日は感傷的で、ある日は内省的で、ある日は人に見られることをとても意識していて、ある日は何も考えていなさそうで、私の輪郭が全然わからなくなる。
 誰かに読まれることを切望したり、読んでもらえて飛び跳ねるほど嬉しかったり、広大な暗い海にボトルを投げ込む気分だったり、自分さえ読めばいいのだとある種の諦念のようなものに至ったりした。たった1週間で。
 でも、始めてよかった。どんな文章でも、書くときに大きく感情が揺さぶられている。喜んだり怒ったり、懐かしんだり、いろんな感情を追体験する。そこには初めて知る自分がいる場合もある。文章としての出力それ自体がセラピーになる気がしている。
 これを1ヶ月続けたらどうなるだろう?
 1年続けたら?
 そのときには睡眠導入剤なしで眠れているだろうか。まあ、べつに飲んでいてもいいんだけど。

 ますむらひろしさんからの出題(一部抜粋)

いままで見た夢で、
楽しかったものは、どんなのですか?

※出題全文は素敵な言葉で書かれているので『今日の宿題』で読んでほしいです。

 私は毎日夢を見る。毎朝正確には覚えていないほど複雑で長い夢を見ている。夢はいつも、楽しいわけじゃないけれど、おもしろい。少しスリリングな展開や、伏線回収さえあって、映画の世界に飛び込んでいたような気分で目が覚める。
 そして覚えていない。

 覚えている印象的な夢の話をします。少し汚い話になります。

 夢の中で私は有名アイドルグループの一人だった。清楚な衣装に身を包み、間もなくステージが始まる。
 しかし猛烈にトイレに行きたい!
 時間がない中、私はトイレを探す。巨大な複合施設のようなところで、トイレはどこも埋まってしまっていて、空いているトイレが見つからない。そうこうしている間にも膀胱は限界に近づく。空いているトイレ……ない、ここも埋まっている、ここも並んでいる、ああ、ここのトイレはなぜか子供まみれだ……。
 そして限界を超えた私は歩き続ける。スカートの下で漏らしながら……。
 夢の中で、後に、私が1.5リットルの尿を漏らしながら歩いていたことが明らかになる。それはその尿が血混じりだったことから総量が発覚したらしい。人間の膀胱の最大容量は約500mlらしいから、そりゃ1.5リットルも溜めたら我慢できないよなあ。
 現実の体がトイレに行きたいとき、トイレを探す夢や清潔なトイレがない夢などを見てしまう。そういう夢は心地よくないので、逆にずっと覚えていたりする。さすがに夜尿症ではないので事なきを得ているが、大人になってもこんな夢を見て焦っている人はどれくらいいるんだろうか。

 楽しかった夢の話を聞かれているのに、こんなクソみたいな話を長々と失礼しました(クソではなくしっこの話ですが)。
 一般的に他人の夢の話ほどつまらないものはないというけれど、私は結構興味がある。私の夢はいつも曇り空か夜だが、快晴の夢を見る人はいるのか? 夢に色はついているか? 私は夢の中で走るとき、重力が急に強くなってうまく足が上がらないが、夢の中で軽やかに走れる人はいるのか? 夢の主人公はいつも自分か? などなど。自分の夢も好きなので起きぬけにメモしていた時期もあるが、夢と現実の境目が曖昧になってきたのでやめた。それから、夢の話を楽しく聞いてくれることって愛だなと思ったりもしている。

 文章が夢みたいにとりとめもない感じになりつつある。ここまで読んでくれた人がいるなら、きっとその人はとてもやさしい人。




(ますむらひろしさんについて)
 銀河鉄道の夜を猫で描いている絵がとてもとても素敵!!おすすめ記事(https://brutus.jp/milky_way_railroad/

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