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2024/7/22(月)の宿題:おおきくなること

『今日の宿題』(Rethink Books編、NUMABOOKS)に毎日取り組んでみる2日目。

 鹿子裕文さんからの出題

おおきくなってゆくのは
いいことですか
おおきくなってゆくのは
うれしいことですか

いつかはなはちり
きはかれる
そらだけがいつまでも
ひろがっている

おおきくなるのは
こころがちぢんでゆくことですか
おおきくなるのは
みちがせまくなることですか

谷川俊太郎「おおきくなる」(『はるかな国からやってきた』童話屋)より


 私は大きくなって、大人になって、自分を傷つけるものからは逃げる選択肢があるということを知った。実際に逃げるかどうかは別として、逃げることを選べる、そう思っているだけで心が楽だ。
 お金は自分で稼いでこないといけないけれど、好きなことに使える。今日の夕飯はお菓子にしたっていいし、朝からプラムを4つも食べたっていい。やりくりしながらだけど、欲しい本はいくらでも買える。漫画を買っても咎められない。
 おおきくなるってことが大人になるってことなら、こんなふうに少しずつ、自分で自分のことを選ぶ自由が手に入ったから、いいことだしうれしいことだった。

いつかはなはちり
きはかれる

 この部分はどういうことだろう。安直に読むと、みんないつか死んで、無くなってしまうことを憂いているように読める。というか全体的に、おおきくなってゆくことへの抵抗感にあふれている雰囲気がある詩だ。
 でも、どうしてそんなに嫌そうなんだろう? と思ってしまった。
 花が散り、木が枯れ、みんな死んでゆくことは、ただの現象で、だからそこにいいとか悪いとかないし、嬉しい悲しいって思わなくてもいいわけだ。ってことは、おおきくなることも、べつにいいことともうれしいこととも思わずに、ただあるがまま受け入れたらいいことなのかな。

 今日はなんだか思考がうまくまとまらない。



 今日、コンビニのコピー機で退職願をプリントアウトした。


(鹿子裕文さんについて)
「へろへろ」という雑誌(?)の内容がとても面白そうだったので、そのうち読もうと思った。

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