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アドバンス 新型「メタリカキラスター」紹介

こんにちは、埼玉で活動しているブラッドレモン@blemon04995269です。


今回は最近@motuni7と調整していたメタリカキラスターについて全文無料で公開しようと思います。

調整を始めた当初のアドバンス環境は5cコントロールとジョー星ゼロルピア(ハンデス軸)が環境トップで共に1,2を争う最大母数でした。

僕は両方に有利が取れるには何が必要なのか、考えることにしました。
5cには呪文メタ(シャッフやオーリリア)、また(とこしえの超人や輝羅)などの超次元や墓地蘇生を防ぐカードが有効。
ジョー星にはエンジオンやジェレニーなどに(とこしえの超人や輝羅)、またクリチャーの召喚を制限する(パルテノン、リツイーギョ、ダセン)などが有効であると考えました。

そこでまず既存のデッキから「ラッカキラスター」であれば共に有利が取れるのではと思い試してみました。

少し特殊なリストですがこのリストを対面にしていました。

スクリーンショット 2021-09-11 1.26.33



結果は5cにはそこそこ有利、ジョー星には微不利か五分といった感じでした。
リストがテンプレではないのでtttやマルコスターを採用していればまた違う結果になったかもしれません。

感触はかなり良かったのですが、tire2以下のデッキ(赤単、シータ閃)などに対して輝羅を採用していることでミクセルの枠が無いので先行後攻共に不利、シータノヴァにはカレンが引けないとかなりきつい印象を持ちました。

そこでメタの範囲を広げ、かつデッキのカラーを二色以下に抑えた安定感のあるデッキにできないかと考え、赤白、白緑などのカラーのメタビートを考えましたが、なかなかうまくいかず@motuni7がメタリカサザンが好きだったこともあり、白単のメタリカ軸のキラスターを考えました。

ではリスト紹介に移ります。


デッキリスト

スクリーンショット 2021-09-11 1.38.44

デッキリスト40枚+gr12枚
メイン
DG ~裁キノ刻~  4枚
一番隊 クリスタ 4枚
検問の守り 輝羅 4枚
奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ 4枚
「正義星帝」 4枚
奇石マクーロ 4枚
閃閃-ダセンゼ 4枚
正義の煌き オーリリア 4枚
龍装者 バーナイン 4枚
「正義星帝」〈鬼羅.Star〉 4枚
grゾーン
メタルポンの助 12枚
※grはプーンギのブラフです、とこしえを出してくれたらラッキーと思いましょう。

初期のリストにはダセンゼもdgもマクーロも入ってはいませんでした、
が調整を進めいくうちに以下の問題点が発生しました。

1,ドルファディロムがばかきつい
音奏プーンギでは5cに対してデドダムを引かれてしまうとブーストされてしまうのでデドダムからマナを伸ばしドルファディロムの動きをされてしまうと負けに直結します。

2,輝羅だけではもの足りない
いくらジョー星に積まれているジャドク丸の採用枚数が少ないとはいえ輝羅だけでは有利になるとは決して言えるものではありませんでした。

3,安定感がない
サザンでは遅いですしドローソースがバーナインだけでは安定しません、そもそもバーナインがクリスタから2→4で動けないと出すタイミングは少なく、他のメタを出さないと次のターンかなり負けに近い押し付けをされる可能性があるなど。

この3つの問題を解決できるカードがdgとダセンゼとマクーロでした。(※注意※ダセンゼはメタリカではありません)
1つ目の問題点はそもそもブーストを許さず、ノヴァやボルシャックモモキングやボルドギなどにもメタの効果がある「dg」が最適解
2つ目の問題点はダゼンゼによる召喚の制限、ジョー星側はタップしているダゼンゼをジャドク丸の鬼タイム発動中に殴り返す、またはタップされる前にジャドク丸で破壊する必要があります、よって輝羅とダセンゼなどでとっとビートしてしまおうという考えです。
3つ目の問題点はクリスタから繋げることで3ターン目にメタorキラスターのサーチができ残った1マナでメタを貼ることができるなど、マクーロはかなり強かったです。

ここでさらに問題点がありました、5c、ジョー星以外のtire2以下のデッキの勝率。赤単、ドギラゴン閃、ラッカキラスターなどに勝率が微不利か五分くらいでした。以前のリストではドギラゴン閃が盤面に残ってしまうと処理できないのでデッキリストを少し変更しました。

スクリーンショット 2021-09-11 3.02.34

変更点
ダセンゼ1枚オーリリア1枚バーナイン1枚を奇石 オリオン2枚Dの牢獄 メメント守神宮1枚に変更


各対面への立ち回り

対5cコントロール 

ガン有利 先行9割後攻7割以上

dmvaultでは未だに先行後攻共に勝率100%、対面での調整時には先行9割後攻7割ほどでした。試行回数をさらに増やせば後攻の勝率は落ちるかもしれません。

対面解説
先行
5cの動きだしは3ターン目ですので2ターン目はクリスタスタートができるのであればクリスタから3ターン目はdgかオーリリアに繋げることができれば理想ムーブ。キラスターで盤面でオーリリアなどを展開しつつドラゴンズサインを打たれないようにします。輝羅やジャミングチャフなどで蘇生呪文を封じて総攻撃すればゲームセット。
後攻
2ターン目はできればdgを出したいですが、出せなければ先行の時と同じようにクリスタでスタートしたいです。どちらもない場合でも手札に余裕がある場合は輝羅やミクセルを出します。4ターン目キラスターを目指し、オーリリアを出しつつ攻撃し、次のターンに勝てるような殴り方を意識します。
5cは先行を取られても多色で濁る可能性があるので落ち着いてプレイします。

対ジョー星ゼロルピア

微有利 先行7割後攻4.5割

対面解説

ジョー星というデッキはgrでリソースを稼ぐタイプが主流で最速4ターン目に回ることは少なくなってきています。
先行後攻ともに輝羅やダセンゼを複数体だし相手の動きに合わせて殴り方を考える必要があります。キラスターを出さずに盤面の打点で殴りきるまたはキラスターを出し輝羅やダセンゼを並べ、何点か殴って次にジャスキル打点になるように盤面を展開、攻撃します。
メタカードはダセンゼ>輝羅≧dg>オーリリア>ミクセル
先行であれば2ターン目はdg3ターン目は輝羅かダセンゼが出せると理想
後攻であれば相手が先にステップルやエスメルが出せるので相手の3ターン目の動きのデドダム、ジェレニー、エンジオンなどがあるので2ターン目は輝羅>dgを出したいです。
またジョー星を貼られると正義星帝からしかキラスターに進化できないのでマナ置きなど注意が必要です。

対赤単

五分または微不利 先行8割後攻2割

対面解説
ミクセルとメメントを引くまたは踏めたらかなり有利に進みます。
先行は2ターン目は動けるのなら何を出しても良いです優先度はクリスタ>ミクセル>輝羅>dgです。ミクセルが初手になくてもクリスタとマクーロがあれば3ターン目にミクセルを狙えます。基本的にテスタロッサを出されてもキラスターを盤面に立ててしまえば4コスト以下がブロッカーになるのでいち早くキラスターを立てることを意識します。
ミクセルを立てても4マナ下だとチックタックから50%でミクセルを除去されてしまうのでミクセル+輝羅を展開できると安心です。
後攻は2ターン目にミクセルを出せないとかなりきつく、ミクセルを出せてもカンゴクのリソース補充からチックタックに繋がれる、または小型でのビートダウンもかなりきついです。
ダセンゼが意外と強くテスタロッサを上から殴り返すことができ、過剰打点の生成を防いでくれるので4ターンキラスターが狙えなさそうな場合に3ターン目に正義星帝では無くダセンゼを出すことも有効です。

対赤白閃

微不利 先行4割後攻五分

対面解説
ミクセルが最強です、ドギラゴン閃光が最速で飛んでくるのは3ターン目なので先行であれば3ターン目までに、後攻であれば2ターン目にミクセルを出したいです。
ミクセルが出せずドギラゴン閃が出てしまってもオリオンで除去することができるのでマナには置かないようにします。
最速キラスターを狙い、めっちゃバエ叩きをケアしてジャスキル打点を揃えて殴ります。ホーリーなどが見えていてもキラスターの効果でターン終了時にアンタップするのでキラスターを複数体並べてサイバーエクスをケアすることができれば完璧です。
また正義星帝を出したターンにそくキラスターに進化することで正義星帝の離れない効果が引き継げるのでちょくちょく使います。

メタカードの優先度ミクセル>>輝羅≧ダセンゼ>dg>オーリリア

対ラッカキラスター

五分 先行6割後攻4割

対面解説
キラスターミラーというのは元々キラスターを先に出し盤面をより多く展開できた方が有利に進みます。
先行でも後攻でもできるだけ早くキラスターの展開を目指します。
テスタロッサはわりときついですがクリスタや正義星帝でキラスターを2コストや3コストで出せることはざらなので展開力でいえばこちらの方が高いです。
ダセンゼやミクセルなどのメタを貼り、より相手に展開させず、こちらがより多く展開できるプランをとります。
キラスターとオーリリアを同時に並べることでオーリリアの効果でパワー4500より小さいクリーチャーの攻撃なら無限にブロックすることができ、かなり有効です。

メタカードの優先度ダセンゼ>ミクセル>オーリリア>輝羅>dg

対シータ閃

ガン不利 先行後攻ともに3割以下

対面解説
メタリカというデッキタイプはあまりにもクリーチャーでの盤面除去に弱く、デッドダムドなども不利対面になります。
ディスノメノンで除去られることがきついですが、ドルガンチュリスから閃のプランがあるので赤白閃の時同様に先行なら3ターン目までに、後攻なら2ターン目にミクセルや輝羅は出したいです。
できるだけ最速キラスターを狙います。クリスタで軽減させて出すことを狙うよりも正義星帝を3ターン目に出し、4ターン目にキラスターを狙うプランをとる方が良いです。
キラスターを複数体並べる、もしくは正義星帝のでたターンから次のターンまで離れない効果を利用して離れないキラスターを作ってジャスキルもしくは+一打点を作り、オーリリアなどでどんどん吸い込むなうなどをケアしつつ、攻撃します。

構築によってRX,アルモモが入っておらずシャッフやリツイーギョ、サイバーエクスなどが入っている構築があるので見極めてメタを貼る必要があるのか考えなければなりません。

メタカードがあまり刺さらない対面ではありますが優先度はミクセル>>ダセンゼ≧輝羅≧オーリリア≧dg


小テク集

・無限ブロック
オーリリアとキラスターが盤面にあると相手のパワー4500より低いクリーチャーをブロックしオーリリアの効果でアンタップしてアタック先をオーリリアに変更することで実質無限ブロックが成立します。

・離れないキラスター
正義星帝の効果の次のターンのはじめまで離れないという効果は進化しても引き継ぎますので、キラスターに進化して離れないキラスターを作ることができ、強気に攻撃することができます。

・先ドロー警察
バーナインがいるときマクーロを召喚しました、この時先にバーナインのドローを解決するようにしましょう。
理由:aというメタカードが必要だとしましょう、ここで、aというカード山札の1番上と4枚目にあったとするときに
マクーロ→バーナインの順で効果を解決する場合
マクーロの効果でaが欲しいのでaを回収しますよね?その後バーナインドローで再びaを引いてしまうことになります。
バーナイン→マクーロの順で解決する場合
バーナインのドローでaを引きます、その後マクーロの効果でaを含む3枚のカードから一枚持ってくることができます。
つまり先にバーナインの効果を使うことでaという必要なカード以外の2枚から持ってきたいカードを持ってくることができるということです。

これはかなり常識で、盤面によって解決の順番を変えた方が良い(変えなければならない)時はありますが、もらえるものはさっきにもらって、選ぶ必要があることは後回しにしようということです。

※人生で選ぶことを後回しにすると、取り返しがつかないことになる場合があるので注意しましょうw


環境の変化

未だにジョー星と5cの強さは頭一つ抜けて強いとは思います。しかしdmvaultの大会での母数は5c,RX系等(リースRX、赤緑ボルシャックネクストなど)のデッキが多く、時点で赤白閃>赤単>ジョー星となっていて、主にジョー星のために積んだダセンゼが意味をなしていなかったり、5cの構築がドルマゲ入りからドルマゲ抜きのカツキング採用型が少し増えてきているなど構築を見直す必要がありそうです。


このデッキに対する認識

メタリカキラスターというデッキ5cへの勝率はとても高いですが他の対面を考えるとやはりなかなかcsで使おうとは思えません。ですがラッカキラスターではできなかったミクセルと輝羅を両方採用することで、赤単への勝率をあげることができうまく差別化できたのでよかったと思います。
メタデッキといポジションなので、環境で使われているデッキ理想とするムーブ、をすべて理解していなければ何の強さも発揮できません、また環境が定まって、有利が取れる山が多いと感じたらcsで使うこともあるかもしれないです。
自分自身vault大会に何度か持ち込みましたが、やはりあと一歩何かが足りないと感じました。また現在の構築はキラスターへの依存度が高いのでどうしてもキラスターが弾けないと弱いと感じました。
メタリカはまだまだ新しいカードが出ているので新弾で新たな強化を期待します。


終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。
自分自身以前にプレイングを解説する記事を書いたことはあったのですが、このようなリストに至るまでの経緯などを書いたことはなかったので、もし感想などがありましたら、ぜにこの記事のツイートを引用リツイートなどでお聞かせください!


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