アンパイア・ウィークエンド
俺、カズマ。
浅野いにおのおやすみプンプン読みました。
好きな子に読んでみてと勧められ全巻リュックに詰め込んで帰宅。
早く読んで次会う時感想伝えるんだ!なんて思っていたのですが一時期、返しに行くのすら気まずい状況になりました。今はなんとか持ち直したような気がします。そう願ってます。
最後まで読んだ感想としては、登場人物の誰にも感情移入する事なくただの一読者として読み切れて良かった。
後半の怒涛の展開も喫茶店で店員がこけてコーヒーをこぼし、他の客にかかってパニックになっているのを見て、ありゃりゃ、大変だな。なんて思いながら眺めているような気分でした。
少し前の自分なら誰かしらに自分を重ね合わせ、待ち受けている最悪の展開にメンタルをボコボコにやられてたと思うんで成長したな俺。って思ったし鬱漫画マジやべぇって感想だけで終わらなくて良かったなとも思いました。
話の中では、信仰心。運命。みたいな何かを信じる事がキーワードになっていたのですが、とあるおじちゃんが世界の秩序を乱す物だと信じ排除しようとしてきた黒点と言う存在が自分の行動を正当化するための虚像だったと気づく場面がぶっ刺さりました。
あれもこれもあんたの主観から生み出された物なのよって。
目の前にあるただの物も自分が運命だと信じた瞬間そいつが運命に化けるんだなと。
世界に二つしかない靴。一足は自分が、もう一足は大嫌いだった同級生がもっていた!
これはNOT運命!
世界を震撼させた凶悪殺人鬼と同姓同名。誕生日まで一緒だった!
これもNOT運命!
電車で向かいに座った女の子が自分と同じ目薬使ってた!
これは運命!これこそ運命!誰がなんと言おうと運命!
運命!運命!運命!!!!
都合いいね。でもそんなもんなんですわ奥さん。決められているように見えて全部自分で決めてるんですね。
と書いていた所で、そう言えば運命のネタ昔バカリズムさんがやっていたなと思いました。今度TSUTAYA行って借りてこよーっと。
ってかなんであの子は満面の笑みでこんな恐ろしい本勧めてきたんだ。
一体どんな考えがあって俺にこの本を
ま、まさか俺のことを、、、
これってまさか
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