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【美術ブックリスト】 『翼のある大阪 近世近代美術史論集』橋爪節也

京都、江戸・東京とも異なる近世近代の大阪画壇の歴史的展開と本質を明らかにする大著。これまで軽視されてきた原因を当の大阪人の美術への関心の薄さ、公立美術学校の弱さ、美術館展の脆弱などに見た著者が、紋切り型ではない新しい視点で大阪画壇の意義を問うていく。論考は緻密。

創元社◉刊 A5判 520ページ 6000円 

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