【美術ブックリスト】『アートとしての論述入門』大辻都、篠原学著
京都造形芸術大学(現、京都芸術大学)と東北芸術工科大学が運営する芸術学舎が刊行。主に通信制に通う学生に向けて、レポートや論文を書く技術をまとめたもの。教科書として使われているらしい。
まず大辻によって、論文とは何か、どういう目的で、何に留意して書くものかが語られる。そのあと篠原が、例文を挙げながら、テーマの決め方、構成の組み立て方、引用の仕方などを解説する。「芸術と生活」というテーマで論じなさい、というテーマで課された1600字の論述課題では、論点を整理し、補強していく実例が